気まぐれ日記☆着物の小部屋

2007年耳下腺癌の手術で顔が変わり、生活が一転。街歩きと着物と芝居のブログをどうぞ宜しく♪

5月3日 御柱祭り  里曳き

2016-05-19 00:49:38 | 旅行

 連休中の話です。

5月3日、日帰りで御柱祭りを見に行きました。

今回は上社の里曳き。

 

  御柱は4月2、3、4日に 町なかを曳行(穴山大曲り)→木落とし→川越し→御柱屋敷で約1か月お休み (前回の旅行)

そして5月3、4日で→里曳き→柱建て という順番で、祭りの終了となる。

このうち柱建ては6年前に見たので、あと里曳きを見れば、上社の行事は全て見学完了。

行く度に、ますます壮大な規模の祭りだと実感する。

 

 諏訪大社は上社と下社があり、上社は本宮と前宮がある。

 里曳きは、柱を建てる前に、本宮は神社の近くに4本の柱を、前宮は境内の中に4本の柱を運ぶという行事。

前回の木落とし、川越しに比べればずっと地味でのんびりしているけれど、御柱祭りの空気を

傍でじっくりと味わう事ができ、楽しい。

 

今回は簡単に写真をどうぞ

まずは、前宮の前に陣取る。

 

 本宮二の柱がやって来た。

 

三の柱が来るまで時間があったので、下社を参拝。

山の上にあります。

急な階段には板が敷かれ、ここを御柱が通る。

            

            境内には、柱を建てる穴が掘られている

 

本宮三の柱がやってきた。

 

道路が狭いので、人が溢れる。

熱気をすぐそばで感じ、祭の一員のような気分 

このあと昼食時間となり、御柱の行列は暫し休憩。

 

法被と、ニッカボッカ?の似合う男性達。

祭りのベテラン達はかっこいい

真ん中の男性 腕章に 「斧長」と書いてある。 後ろにしょっているのは斧  斧隊の隊長さんです。

斧長の後ろの方は、日本酒を水筒のごとく斜め掛けしている。  お酒が手軽に飲める工夫ね。

皆いろいろな腕章を付けていた。

大総代、自治会長、喇叭隊長、清掃隊、命綱係、斧隊、仕掛け人、木遣り隊長、その他もろもろ。

これだけの人数ですもの、一目でわからなくてはいけないですね。

 

私達はその間、少し歩き 「神長官守矢史料館」に行ってみた。 (藤森照信設計)

守矢家は代々諏訪大社の神官だったので、諏訪大社に関する資料が保管されている。

 

本宮四の柱を見て、気がついたら、前宮の里曳きが見えてきた。

神社に登る階段を、人海戦術で引っ張る。

太い綱

見えてきました

前宮一、二、三の柱の里曳きを見て、帰宅する事にした。

 

帰宅の前に上社本宮に寄った。

4日の柱建てに備え、お休みしている本宮の御柱。

 

       

       本宮では明日の柱建てに備え、木遣り隊が木遣りを奉納していた。

       境内に子供たちの木遣りが心地よく響いていた。

 

 帰宅してからすぐにブログを書こうと思っていたが、

残念なことに次の日・4日の柱建てで死者がでてしまった。

6年前も2人の死者が出ており、今回は安全対策を十分に取っていると聞いていた。

事故を防ぎきれなかった事に、現地の方達はどんなにガッカリされたことか!!

あんなに安全対策を考えていたのに、防ぎきれなかった悔しさを感じてしまった。

働き盛りを失ったご家族もどんなに悲しい思いをされている事でしょうか。

それを思うと、すぐにブログを書く気にならなかった。

 

 ネットを見ると、毎回死者が出る危険な祭りをなぜ許可しているのか?とか祭りをやめるべきだ との意見も見かける。

世の中の流れで、危険なものを排除する傾向もある。

このままで行くと、御柱祭りも、世論からバッシングを浴びる日が無いとも限らない。

無事に6年後の神事・御柱祭り迎えられるよう、祈らずにはいられない。

 

御柱祭りの記事終了です。

御柱に入れ込んだ1か月、楽しかったです。

 

3月からのの着物・・・・・今年に入ってからあまり着ていなかった。

 

目黒雅叙園に着て行った。      毎週集まるサークルの仲間と4月に桜見物。

帯は祖母の物。             仕付け付きでお安く買ったウールの着物。気持ちが弾む着物。

           

          自作の村山大島。もらい物の帯。  昔から着ているブルー大島。G店の音楽会に着用。

                                 派手なのでソロソロ限界かしら?

 

 

 

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9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
里曳き (だんだん)
2016-05-23 22:48:34
勇壮な神事を拝見出来て、嬉しかったです!
泊り込みで御柱を見て、今度は日帰りで最後の行事に行かれたんですね。
全てを追いかけるって、根性がないと無理。
フットワークの軽さが、大いに発揮されましたね。
守矢家の佇まいが、趣があって好きです♪
畑の中の一軒家ですが、大切に保存されてますね~

夏も涼しげな和装でお出掛けしてね^^

だんだんさん (☆銀河☆)
2016-05-23 23:31:16
 一連の御柱祭りを見てくださって有難う♪
このお祭りというか、神事の熱気がつたないブログで伝われば嬉しいです。
6年後、12年後も、行きたいのですが、
こんなにフットワークできるかしら?頑張ります。

守矢家の建物は、藤森さんが設計。まだ20年経っていないと思いますが、
自然素材の木と土を使った建物は周囲に溶け込んでいて素敵ですね。
おっしゃるように、昔からここに存在していたみたい。

昨年はほとんど夏着物を着なかったのですが、
今年は復活したいです。


だんだんさん (☆銀河☆)
2016-05-24 00:17:04
 いい加減に書いてしまいましたが、
正式には守矢家神長官資料館です。
1991年に建てられたので もう25年過ぎてました。
つい最近建ったような気がしていたのですが・・・・
Unknown (tona)
2016-05-24 09:29:09
これで全部ご覧になったとか。
凄いエネルギーがいります。
百聞は一見に如かずですが、とても無理そうなので、画面をじっくり拝見させていただきました。ありがとうございます。
とうとう今年も死者が出てしまったのですか。残念なことですね。全くおっしゃる通り、このお祭りがなくならないといいです。
藤森照信設計の「守矢神長官」、なかなか面白いですね。
我が家の斜め3件目の向こうにご自宅・タンポポハウスがありますが、一頃屋根が草ぼうぼうでした。今はその草もあまり生えないようです。藤森氏には年に何回も道ですれ違います。
Unknown (ビオラ)
2016-05-24 21:08:00
一か月にもわたる御柱祭り、そのすべての工程をご覧になられたのですね
祭りに掛ける執念は地元の氏子さん達にも負けていないのでは?(笑)
事故のニュースは救急車で運ばれる様子をテレビで見、
無事であって欲しいと思いましが亡くなられたと聞き残念でした
おっしゃるように最近は危険を避ける事が優先される傾向にありますが
今まで以上に安全対策をして伝統ある祭りが続けられるようにと願いますね
Unknown (☆銀河☆)
2016-05-26 00:12:18
 御柱祭りに酔った1か月でした。
6年前は、1か月後、柱が建った様子を見に
上諏訪神社と下諏訪神社に行きました。
祭り見物も体力勝負でした。
何とか6年後も行きたいです。

 なんと!!
タンポポハウスのご近所ですか!!
藤森さんは、グループを組んで、路上観察会を主催していた頃から、よく著作を読んでいました。
講演会も何度か行ってます。
明治大正の建物保存のために力を尽し、
江戸東京博物館分館の建物園は彼の力によりますね。
タンポポハウスは設計を始めた初期の作品で、
雑誌でよく写真を見ていました。
今は草も生えていないのですか~。
守矢家は、藤森さんのご実家の隣です。
ビオラさん (☆銀河☆)
2016-05-26 00:19:40
 いえいえ、氏子さん達の熱気には到底及びません。
きっと祭りが終わるとすぐに、6年後の準備にかかる事でしょう。
土地の祭りに打ち込むって、素敵な事ですね。

今回の祭りでは一番人気の「本宮一の宮」の御柱に当たったのは、人口の少なくなってしまった地域の様で、
祭に関わる人たちを集めるのが大変だったと聞いています。
若者が少なくなってしまって、祭りの維持も大変らしいです。
ずっと続けて欲しい行事ですね。


Unknown (tona)
2016-05-26 08:15:51
路上観察会のことは赤瀬川源平さんの本で読んで面白かったです。赤瀬川家はニラハウスでしたっけ。
小金井公園の建物園の保存建築物に尽力されたというのは知りませんでした。3回行きましたが、いつ行っても楽しく回れました。
守矢家はご実家の隣だったのですね。ご実家にはツリーハウスもあるのでしょう。
tonaさん (☆銀河☆)
2016-05-26 16:05:09
↑宛先が書いて無くてすみません。

30代の頃、藤森さんの本を読んで、
ますます古い建物が好きになりました。
彼の本を頼りに東京の建物巡りもやりました。

ツリーハウスは、3、4年前に見に行きました。
林の中に摩訶不思議な建造物があり、
茶室ながら非日常感を漂わせていました。
なお守矢家当主と藤森さんは小学校の同級生。
御柱祭りを知ったのも、新聞に載っていた
藤森さんのエッセイからでした。
楽しい建築という分野を、彼から学びました。
tonaさんと、こんなお話ができて嬉しいわ~~♪

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