9年前、私が入院していたのは ガン専門病院の6階。
6階は頭頚科で、首から上のガンの患者が入院していた。 甲状腺ガン、咽頭ガン、顔や頬や歯茎のガン、私のような耳下腺ガンなどなど。
私の部屋は4人部屋。 とても明るい方が多くて、昼間はカーテンを開け放し、交流を楽しんだ。
とは言ってもそこは病院、声を出せない方も、体の動きが不自由な方も、手術後すぐの方もいた。
そして退院すると、他の部屋の方も含め、5人ほどでランチ会を開いた。
私はスカーフで頬かむりをし、他の方は傷痕を隠すために首に全員スカーフを巻いていた。
皆顔色はどことなく病み上がりで、体の動きも変だけれど、「皆スカーフを巻いているなんてお洒落~~~」 と笑いあった。
Mさんとはその席で知り合った。
それから9年、3月18日にMさんが亡くなった。 62才。
Mさんのガンは原発不明のガン。 元のガンの場所がわからず、転移のガンだけが次々発見されるという厄介なガンであり、
数年前から、ポツッと、首のあたりにガンがあった。
自分で自分の治療方針の決断をしていくのは苦しい事であり勇気のいる事だが、
彼女はぜんそくの持病があるため、抗がん剤治療を受けず、民間療法に賭けた。
ガン友3人か4人で毎年2、3回、ランチしたり、お出かけしたりしていた。
皆それぞれに、親しい友がいるのだけれど、ガンの事を心置きなく話せるこの場は、心安らぐ貴重な場だった。
彼女は小さい体、若々しい姿でお洒落。いつも目をキラキラさせていた。
去年の春には立川の昭和記念公園に4人でチューリップを見に行き、植物好きな一面も初めて知った。
これからもずっと皆でこんな楽しい日を過ごせると思っていた。
去年の11月頃に、彼女が緩和ケアに通っているのを知ったが、自宅療養のためお見舞いに行けなかった。
最後に会ったのは、亡くなる20日前。
肺炎で入院、いつも会っていた3人に、会いたいとメールが来た。
やせ細ってはいたが、目に力があり、思い出話をしたり、お姉さんも交えて、5人で笑いあった。
「お腹が空くのよ。でも食道が細くなってしまって、通らない・・・・・」
病室を一歩出ると、あまりの痛々しさに、3人とも無口になってしまった。
でも、会いたいと言ってもらえて、本当に嬉しかった!!
彼女の覚悟を感じた。
ガンを体内に抱えながら、病気のご主人にかわって、仕事をし、力いっぱい生き、
そして今やっと落ち着いた時期だったのに・・・・・彼女の死が残念でならない。
ご冥福を祈ります。 貴女の事は絶対に忘れません。
病院で知り合い、お互いに連絡を取っていたのは8人。
私の場合は10年目にして転移もなくこの先もたぶん大丈夫でしょう。
今 「死ぬならガンが良い」 などという医者がいますが、不安を抱えながら、決断を迫られながら生きる大変さは
どの病気でも変わりないと思います。
軽々しく、ガンは治る病気とか、言わないで欲しい!! 今の私にはグサッときます。
話を変えて
最後の作品です。 最後なのでデカデカと(笑)
手描き布絵を習っていましたが、辞める事にしました。
遠い、重い(道具が)、太極拳と重なる日が多いのが理由。
でも集中している時間がとても好きなので、また一人でコツコツ始めるかもしれません。
知らない方の死に対しても心が揺れる
年齢と境遇になりました。
だからこそ、課題をたくさん見つけて
心の隙間を埋めなくては・・・・・。
また、芝居の情報交換をしましょうね。
毎日を悔いないように生きていますが、流石に同病で親しかった人の死は堪えますね。
銀河さんが連絡しあってた8人の内の4人が逝ってしまわれ
さぞ気落ちもしてらっしゃる事でしょう。
癌の経験が無い私が言うのもおかしいですが
癌の再発が何時も頭の隅にあって一番恐い・・・
でも銀河さんは10年を越したのですから、安心しても良いのでは・・・
私の知り合いも胃癌になりましたが、10年経てば治ったと言って良いでしょう
と言われてました。
以前、手描き布絵を辞めたくても、生徒さんが二人しか居ないので辞めれない
と言ってましたが、辞められるのですね。
最後の作品となった絵も素敵に描けましたね。
私も以前、Tシャツに描いたのを戴きましたが
汗などかくので普段には着てなく
外出に2,3回着ました。
銀河さんはもう克服されました。亡くなられた人の分まで生きてください。
私も昨年から胃カメラ検査で胃がんの検診をする身になりました。女性は二人に一人が癌になるとのこと、他人ごとではありませんで、毎年の検査の前が心穏やかではありませんね。気が小さいから。
手描き布絵、素晴らしい作品ですね。辞められる由、才能がもったいない気がしますが、重くて遠くては叶いませんね。
お察しします。健常者には及びもつかない苦しい病気だったでしょう。
ただただ、想い出すことがあります。
貴女の元気な頃の写真!
可愛いのはもちろん、賢そうでスタイル抜群。
この人が何故こんな目に…と悲しかった。
あ、手描きを辞めちゃったの?
でも、すること沢山だから、チョイスも必要ですね。
私は考えた末、結局血液の巡りが良ければ
病気の予防となると考えました。
結婚後はご無沙汰のスポーツ(おとなしい動きの太極拳)
とカイロプラクティックに通いはじめました。
体力は落とさず、楽しい事を見つけ
精神的にもめげないように♪
少し減らしましたが、お芝居や旅の情報
また、参考にさせてね♪
最後の頃は友人の一人に連絡するのが精いっぱいの様子で
連絡をもらった友人からのメールや電話には
いちいちドキッと反応してしまいました。
お互い傷を見せ合ったり、後遺症の話をしたり、
お出かけしたり・・・・寂しいです。
最後のお見舞いでは手を握って元気を祈りました。
私自身は多分ガンは100パーセント大丈夫な気がしています。
この病気に詳しくなった分、なるべく情報を公開するようにしています。
とうとう、手描きをやめてしまいました。
先生に大作をと言われ続けていたのですが、
果たさずでした。
退院後、ゆっくり休めるならもっと良かったのかもしれませんが、
そんな状況ではありませんでした。
私達とのつかの間の逢瀬で気晴らしをされていました。
ガンは、高齢化が進んだための老人病とも言われています
tonaさん、しっかり検診なされば大丈夫ですよ。
作品褒めてくださって有難う。
まだまだなんですが、一区切りです。
ちょっとほめ過ぎ(笑)
そんな事を言われるとまた調子に乗って出してしまうかもしれません。
写真て気恥ずかしい所があるのですが、
自分が明るく笑っている写真があると、
こんな時もあったなぁと心が和みます。
なので、気分のいい時に写真は沢山撮っておくべき!!
とうとう手描きやめました。
展覧会にきて頂き、とても嬉しく、思い出になりました。
お友達を亡くされて本当ににがっかりですね。
私も2月に5歳と歳上の友達を亡くしました。
膵臓ガンでした。
主人も父もガンでしたので、他人ごとではなかったです。
その友達とも励ましあいながら、頑張ってきたんでしょうに。
一緒に入院した当時の方たちも心が痛んだでしょうね。
最近思うんですが、1日1日を大事に過ごそうと、残り少ない人生を悔いのないように・・・・・
人の命ってはかないですね。
手書き布絵 生徒さんが少ないのでおやめになるのですか・
今日は風があり意外と寒く、暖房はつけっぱなしです。
すい臓ガンは発見が難しく、気が付いた時には手遅れというケースもあるようです。
ご主人もお父さまもガン・・・・他人事ではなく、
kikiさんもショックでしたでしょう。
彼女はガンを体内に抱えながら、
ガンが暴れ出さないようにする道を選びました。
「あさがきた」のモデルになった方も
20年、乳がんを抱えながら生きたそうです。
ガンと共に生きる・・・・言葉では簡単ですが、
普通の人にはなかなか難しい事です。
彼女から色々な刺激を受け、私の糧となっています。
kikiさん、お互い元気で悔いのない生活を目指しましょう。
布絵は、不定期なので、他のやりたい事に重なる事が多く、少々疲れてしまいました。