気まぐれ日記☆着物の小部屋

2007年耳下腺癌の手術で顔が変わり、生活が一転。街歩きと着物と芝居のブログをどうぞ宜しく♪

手すり撤去

2015-02-15 01:07:39 | 介護

             

                       

 義父のアパートは現状復帰して返さねばいけない。

11日、手すり撤去のため  職人さんが来てくれた。・・・・・娘だけれど 

自慢の新しい電動ドリルを駆使し、いい金額のバイト料を受け取っていた。

この職人さん、腕が良く、手際よく手すりを外すけど、穴埋めなどの補修工事はしない。 

 

 そこで、 土曜日、私登場。

玄関、風呂場入り口、トイレ入り口、リビングにブツブツ空いたビス穴と 壁紙の補修を、

見事な技術と手際の良さで、一見してもわからないぐらいに補修してきた。(エヘン

久し振りに役に立った建築の知識・・・・・と言うほどの事もないけれど、

久々の現場、ちょっと嬉しい。

でも、建築士が工事したのに、バイト料は無いらしい。今後に期待かしら?

まぁ、楽しかったからいいわ。

元気でました

 

 

 結構、ボロボロ状態です。

 

 さすがに2年間に親3人見送るのはきつい!!

それも、3人とも病院ではなく、目の前で看取ったため、悔いはないけれど、

何とも言えない思いが残り、脱却するには時間がかかりそうだ。

 

 実母の認知症がわかり、実家に通い始めたのが15年前、

その後母は腎臓ガンで入退院、そして脳溢血で体が不自由になり・・・・・

その頃私は自分の病気で数回入院し、最後の大きな手術を控えていた。

妹と交互に実家に泊まり込んだが、いつまでも続くはずもなく、

6年半前に私の近くの老人ホームに入ってもらい、週2、3回通った。

 

 そして母は一昨年の1月に亡くなり、その年の夏に義両親を近所に引き取り、

義母をアパートで看取った。

残された義父は上手く歩けない状態。

これからどうなるだろうと不安がいっぱいの中の介護だったが、

だんだん歩けるようになり、髪も黒々と若返ってきた。

そして突然の死。

92才の誕生日前日だった。

3日に亡くなり葬儀は8日。花に囲まれた家族葬で見送った。

 

義母は浪費家で性格破綻者。義父は借金大魔王。

でも夫は両親の最後を見捨てなかった。

多大な迷惑をこうむってきた我が夫婦だが、

義両親の終末は幸せなものだったと自信を持って言える。

矛盾しているようだが、悪い事をしても(犯罪ではないけれど) 幸せな老後が待っている事もある。

 

 

 やっと肩の荷が下りたと思う間もなく、ドドーンと疲れが襲ってきた。

 

 介護中は、イライラする事や、怒りっぽくなっている自分に気が付き、

鬱々となる事もあった。

でも、今はもう終わりなのよと、毎日自分に言い聞かせ、

次の生活を探っている状態。

 

親の老後ではなく、ようやく、私達夫婦の老後を考える時がやってきたようです。

 

   

 

 

 

 

コメント (8)
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