日記塊~77と97に関する幾つかの考察~

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2011.10.18ドキュメント(プロローグ)

2011-10-21 21:14:14 | 2012年までの記事
CS進出決定から数日が経ちました。
札幌開催分のビジターチケットの販売が始まり、
チームは南郷で合宿を開始するなど、
休む間もなくそれぞれがCSに向けて動き始めています。

自分はまだフワフワしています。
ツイッターを見たら皆さん同じで安心しました。

そりゃそうだよなあ。
願ってはいたけど、嘘みたいだもの。
ド最下位だったチームが、なんだかんだで日本一を争う輪の中にいるわけです。
使えば使うほど安っぽくなるけど、やっぱり奇跡みたいなもので。

せっかくなので、「ライオンズファンの一番長い日」となったあの日を、
自分なりに、自分視点で振りかえります。
長くなるかも。でもまあ、「一番長い日」だから。



少し日を遡って10月16日。
遡ればいくらでも遡れますが、あえて区切るとするならば、
プロローグはここから始まっていたのでしょう。

9回に必死の追い上げで2点ビハインドを追いつくも、逆転サヨナラには至らず。
この試合開始時点でのチーム状況は、

「残り3試合全勝で無条件CS進出」
「1つでも負けか引き分けで自力CS消滅」

手中にあった自力CSを手放した引き分け。
最後に意地を見せたとはいえ、結果は同じ。
この時点では、限りなく負けに等しい引き分け。

土壇場での同点劇だったため、スタンドは沸いていました。もちろん自分の周りも。
しかし、自分は「勝たなきゃ駄目だ」という気持ちが強すぎて、
あんまり興奮していませんでした。
もちろんDJの「拍手~!」にはぶち切れでしたよ。


…余談ですが、この同点シーン。
自分がいる辺りのスタンドが映ったらしく、
それを見た古い友人から「お前、笑ってなかったなあ」とメールが。
そんなにすぐわかるほど笑ってないかね、と思いチェックしてみましたところ

まー笑ってない。
つうか、表情が無い。まさに無。
なんか悪の組織に表情というものを吸い取られた子みたい。
あんな顔できるんだ。自分の顔に引くというのもなかなか無い。


とにかく、1日でがけっぷち。
試合後は嫁のご友人らとカレーを食べながら、
「中島は回せなかったか」
「いやしかしあのミスは予想しにくい。普通の返球が来たらまずアウト。
 次が浅村だったし、浅村に任せるのは間違ってない」
「つうかそもそも涌井が情けない」
などと嘆いておりました。


10月17日。
チームはこの日、QVCでナイトゲーム。
自分はというと、お仕事。
しかも夕方~翌日昼までの夜勤勤務。
もちろん球場に行くことは出来ず、勝利を信じ仕事に励むのみ。

負けたらシーズン終了の状況で仕事。
去年もそうだったんだよなあ。
CS2戦目が夜勤で、翌日の第3戦に行くつもりだったのが・・・。

相手は同じくマリーンズ。負けたらシーズン完全終了。
嫌な予感しかしませんでした。

せっせと仕事をしつつ、隙を見ては経過を確認する自分。
試合はライオンズが先制するも、ミスも絡んで即追いつかれる展開。
その後お互い決め手を欠いて同点のまま終盤へ。
ここでひとつの疑問。


引き分けたらどうなんの?


勝ったら明日に持ち越し。
負けたらシーズン終了。

そこまでしか知らない。
つーかここで2試合連続引き分けなんか頭になかった。

ツイッターで疑問を投げかけるも、皆さん困惑している模様。
20分後に結論。
「いちおう引き分けでも可能性は繋がるらしい」。
実は、前日追いついていなければ引き分けでもアウトだったらしい。
まさかここで活きてくるとは。

結局、延長11回を戦い抜きドロー。
まさに首の皮一枚で希望をつなぐ。

こういうときのYahoo1球速報は体に悪いね。何回更新したことか。
10回裏はゆっくりやれよと本気で思いましたね。


長かったシーズンも、結末は144試合目に持ち越し。
さて、仕事しよう・・・。