あれだけの人数の応募受験者は幻だったのだろうか…?
安藤優子も村上里佳子も消えている…
合格したのはわずか20人に満たない、私のエリアの同期生はたったの4名…
いったい何を基準に選ばれたのか…?
主人が不思議がるのも無理ない
一番不思議に思っているのは、この私だった…
あの時、合格したい!と強く願った私だったが、「コネ」も「経験」も「宅建」もない私が通ったのは、私の強い「念」のおかげだったのか?
…あまりの合格者の少なさにびっくりしてしまった
合格したメンバーは百貨店の元販売チーフマネージャー、元講師、元スッチーなどなど…なんだか才媛ばかりだ
「念」と「気迫」と「勢い」と、ついでに「占い」でつかんだ誰かさんとはえらい違いだ!
こんな私で大丈夫なのかな…?
主人は、待ってました!…とばかりに
「おまえをとる会社ってどんな会社だろ?ほんと、面接官におまえを通した理由をオレが聞きたいよ!」
「…ま、間違いかな…?」
かなり弱気な私に追い討ちをかけるように
「おまえからマンション買う人って、どんなだよ?それって、すごい怖いことだよ。大丈夫なの?なんの知識もないおまえから何千万の買い物する人って、すごい不幸じゃないの?」
「・・・」
昨日までの自信はいずこへ…
しかし、悩んでいる暇はない
あんなに自信満々で試験に挑んだのに、「やっぱり無理だと思います」とは言えない・・
悩む間もなく、研修は始まった
5日間の研修は、朝から夕方まで、しっかりスケジュールが組まれている
建築や構造などの知識、法令や民法、資金計算や税金、もちろんマンションの売買についての基本的な知識や販売マニュアル…
私はもう毎日がいっぱいいっぱいで、必死だった
誰にも迷惑をかけないように、、
みんなの足を引っ張らないように、、
全く知らない未知の世界…
ここで、私はたくさんの人々に出逢い、またまた運命的な道が開けようとしていた
このまま、とんとん拍子に出世する自慢話だったら、ここまで引っ張れないでしょ…
まさか、ここからまた夫婦で向き合う日々がやって来るとは、私はもちろん、誰にも予想はできなかった…
…つづく
安藤優子も村上里佳子も消えている…
合格したのはわずか20人に満たない、私のエリアの同期生はたったの4名…
いったい何を基準に選ばれたのか…?
主人が不思議がるのも無理ない
一番不思議に思っているのは、この私だった…
あの時、合格したい!と強く願った私だったが、「コネ」も「経験」も「宅建」もない私が通ったのは、私の強い「念」のおかげだったのか?
…あまりの合格者の少なさにびっくりしてしまった
合格したメンバーは百貨店の元販売チーフマネージャー、元講師、元スッチーなどなど…なんだか才媛ばかりだ
「念」と「気迫」と「勢い」と、ついでに「占い」でつかんだ誰かさんとはえらい違いだ!
こんな私で大丈夫なのかな…?
主人は、待ってました!…とばかりに
「おまえをとる会社ってどんな会社だろ?ほんと、面接官におまえを通した理由をオレが聞きたいよ!」
「…ま、間違いかな…?」
かなり弱気な私に追い討ちをかけるように
「おまえからマンション買う人って、どんなだよ?それって、すごい怖いことだよ。大丈夫なの?なんの知識もないおまえから何千万の買い物する人って、すごい不幸じゃないの?」
「・・・」
昨日までの自信はいずこへ…
しかし、悩んでいる暇はない
あんなに自信満々で試験に挑んだのに、「やっぱり無理だと思います」とは言えない・・
悩む間もなく、研修は始まった
5日間の研修は、朝から夕方まで、しっかりスケジュールが組まれている
建築や構造などの知識、法令や民法、資金計算や税金、もちろんマンションの売買についての基本的な知識や販売マニュアル…
私はもう毎日がいっぱいいっぱいで、必死だった
誰にも迷惑をかけないように、、
みんなの足を引っ張らないように、、
全く知らない未知の世界…
ここで、私はたくさんの人々に出逢い、またまた運命的な道が開けようとしていた
このまま、とんとん拍子に出世する自慢話だったら、ここまで引っ張れないでしょ…
まさか、ここからまた夫婦で向き合う日々がやって来るとは、私はもちろん、誰にも予想はできなかった…
…つづく