よろずよもやまよろずたび

地元の写真と日々の雑感、写真日記です.
最近は陶芸三昧の日々ですが・・・

北海道

2010-10-06 | 
今回行ったのは道北と、道南に限られて、
まだまだ見どころが沢山あるに違いないのですが、
そんな中でつらつら思ったのは、日本としての北海道の歴史って
明治に入ってからの、ほんの一世紀半程度と、
あたりまえでしょうが、本州に比べとても短いんだなぁということです。

歴史といえば宗教を抜きにして語れないものだと思いますが、
明治に天皇の絶対的な優位性を確立するため国家神道の敷衍が行われましたが、
開拓し自らの塒を作る以外に、宗教施設を作る余力が無かったからでしょうか、
本州の各地にあるような神社・仏閣とは比べようもない、
粗末かもね、といえるところが多くありました。

鳥居があって小さな本殿はありますが、
銅を葺いた弓なりの屋根ではなくて、真直ぐなトタン張り。
狛犬もなければ賽銭箱すらないところがあるのです。

だからといって宗教観が本州と異なるってことはないでしょうが、
ただ思うのは、先祖代々の家系や氏神とは比較的縁遠く、
一世代、二世代前に苦労された方々への慰霊の念が強い・・・
そんなことを勝手に感じている次第です。

で、それとは関係ないかもしれませんが、
優しくて暖かい方々ばかりに出会って、北海道っていいなと感じたものでした。


自社仏閣を撮らなかったので、古い民家で・・・すんません