石の上に3年

最低3年は我慢である．時には　ほったらかしても、3年
ただし世の中は待ってはくれない事が多い
　

色々な事を考えて、仕掛けをする．
メインのタンニン染めも、新しい試みが実り掛けてきた．
諦めていた事も始まる兆しになってきた 
　
　少し違うが、諦めない事の想いで
大学4年の9月、ゼミナールの合宿で信州に行った際、
青木湖で泳いだ．　湖の真ん中まで泳いで、そろそろ戻ろうと
振返ったら、えらく戻るのに遠くまで来た事に気がついて
戻れるかどうか不安になった
　水を飲んで、途端に、体に力がなくなり、
おぼれてしまった．　回りには誰もいなく、絶望する．
ここで、死ぬのか！　
　体が重く、底に体が吸い込まれる．
もがいて、ボウフラの様に、空気を吸いに湖面に浮き上がる．
それを繰り返す．
　死ぬけど、その前に、一寸だけ,この動作を繰り返す
パニックだった気分に少し、冷静さが戻ってきた
　どの位繰り返していただろう．
ボートが近づいてきて、助けてくれた．
　
パニックのままなら、水を飲んで、底に沈んだままになっただろう．
こんな経験を持ってから、意外と諦めない事が　多くなった
爺さんは　そろそろ引退しては！
　まだ、止められない．