昭和・平成・令和・さわやかに老いる日々

朝元気に目覚め、食べたいものを食べ、行きたいところに行き、会いたい人に会えることに感謝です。

「足るを知るものは富む」の教え

2024-05-02 17:38:48 | 日記
     
         

私が嫁いだ50数年前の事ですが、日頃から母方の祖母や両親から、いろんな教えを受けて居りましたが、嫁ぐ前の夜に両親が大切なことだから覚えて置くようにと言い渡された教えが在ります。

            

父から
1・人様に受けた恩は一生忘れてはいけない。
2・人様の信頼を裏切るようなことをしてはいけない。
3・金銭の貸し借りは慎重に。
母から
1・儲ける算段より使わない算段をしなさい。
2・収入以内で生活をしなさい、無いときの辛抱、有る時の倹約。
3・常に足元を確り見て生活しなさい。

今でも亡き両親のその時の言葉を忘れたことは在りません。主人の元に嫁いで50数年間、人様との大きなトラブルも無く、金銭で大きな災難を受ける事も無く、平穏に過ごして来れたのは、亡き両親の教えが在ったからだと思います。

父は、仏教の教えに「知恩」「感恩」「報恩」という言葉があり、恩を知り、恩に感謝し、恩に報いることの大切さを説き、信頼は一度失うと死ぬまで取り戻すことは出来ないかも知れない位大切なこと、個人とのお金の貸し借りは出来たらしない方が良い、後に疎遠の元になるから、やむを得ず貸すときは、貸したら返ってこないものと思って、あげたつもりで覚悟して貸す事だと諭されました。

           

私共は今までに家のローン以外、人様からお金を借りたことは一度も在りません。止むを得ずお金を貸して、返してもらえなかったことが数度あります。その時私は、お金を貸した方の少しはお役に立てたと思う事にし、要求額の半額貸して返してもらえなかった時は、損金が半分で済んだと思って、自分自身納得させることが出来ました。今でも父の教えは正しかったと思って居ります。

         
           ベランダの四季バラが咲き始めました

何時の頃からか、高額なお金を借りても返さなくてもよい「自己破産」が出来るようになりましたが、お金を借りて返さないのは、貸して下さった方に迷惑をかける事になるのです。お金は借りたら必ず返す、人としても倫理的にも当然なことだと思って居ります。自己破産は、借りた人に都合の良い法律で、反論される方もおられるかもしれませんが、理由はどうあれ「自己破産」は、いくら法律でも未だにわたしには理解できません。

          
          能登半島地震 ボランテイアの皆さんご苦労様です

私たち夫婦は年金暮らしを開始してから20年になりますが、私が40代の頃、他界した実家の母が、横浜からわざわざ電話で、歳を取ってからお金が無い事は不安になるし寂しい事だから、年金は必ず掛けるようにと強く諭されました。お陰様で今社会の恩恵を受けることが出来、母の進言通り平穏に過ごさせていただいてる社会の恩恵に心から感謝を致して居ります。

「足るを知るものは富む」お金が全てではない、心持が大切だとの教えだと思います。
今日も一日笑顔で感謝して過ごせますように!!



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