行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

大相撲の新しい風から感じること

2018-07-24 18:10:42 | スポーツ

横綱不在、期待の栃ノ心途中休場、大相撲名古屋場所は大ピンチだった。ところが連日満員御礼、偏に優勝した御嶽海の活躍に負うところが多いが、12勝3敗の豊山と11勝4敗の朝乃山の若手の活躍が盛り上げた。新しい風が旋風を起こしたと言っても言い過ぎでは無い。御嶽海の気っぷの良い相撲ぶりは、他の力士の模範ともなり、格闘技の醍醐味を印象づけた。

長野からの初めての優勝ということで木曽地方は盛り上がった。信州と言えば、江戸時代の無敵の大関雷電為右衛門、当時は横綱がいなくて大関が最高位、横綱不在の場所で優勝した御嶽海は来場所はいよいよ大関取りだ。最近は外国出身の横綱で大相撲は支えられてきた。御嶽海はお母さんがフィリピン人、多様な人種が日本を活性化する時代を大相撲は象徴しているのかもしれない。

フランスがワールドカップで優勝したが、相手のクロワチアに較べると主力選手が伝統的にアフリカ大陸出身の人種で、フランスでは多様な民族が力になり、それはフランスの誇りだとさえ首相は言っている。移民で揺れてる欧州だが、前向きに解決策を出してくれると信じている。人口減少で将来が危うい日本が復活するヒントを与えてくれることを期待したい。


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