行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

銃社会の悲劇 米国の恥部

2012-12-15 22:10:26 | Weblog

米国での小学校での銃乱射事件、先日のショッピングモールでの乱射事件に続き大きな衝撃を与えている。これを期に銃規制へオバマ大統領の英断を期待したい。銃による悲劇は米国ではもう日常茶飯事で、私は怖くて米国へ観光に行く気がしない。外国旅行ではテロに遭わないようになるべく人の集まるところや、米国大使館には近づかないなど予防策を採るが米国の銃乱射だけはどこで起こるか予想も付かない。

かつてハロウィンでの服部君射殺事件では訪問先で銃を向けられフリーズ(止まれ)とプリーズを間違えて起きた事件だし、孫がふざけてカーテンに隠れ、泥棒と間違えて祖母が射殺した事件など、日本では考えられない。その度に銃規制が叫ばれるが業界団体のライフル協会により抑えられてきた。

自分の命は自分で守るという西部開拓時代からの伝統を持ち出され、政治家も巨大な業界団体には逆らえなかった。初めて米国に行く時、受けたアドバイスは警官に呼び止められた時にはポケットに手を突っ込むなだった。警察官でさえも民間人が銃を持っているので怖いのだ。また強盗の類でも必ず銃を持っているので、出くわしたら手を挙げ、取られように最初からポケットには札を入れておけと言われた。

ハワイでもショッピングセンターに行くと大きな銃ショップが必ずあり、ショットガンから拳銃までたくさんの種類の銃が飾ってあり、触ることも出来る。銃規制には大変なエネルギーが必要で危険も伴うが保守色の強い共和党の大統領では無理でオバマ大統領が命をかけてやるしかない。


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