行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

スペイン紀行 セルビア

2011-06-08 22:14:03 | Weblog

セルビアこちらの発音でセビーリャはカルメンをはじめセルビアの理髪師などいろいろなオペラの舞台になった。カルメンでおなじみのたばこ工場(現在はセビリア大学)立派な石造りで、カルメンが働いていたとは想像できない。ビゼーは一度もスペインに来たことないのに良くもあれだけの傑作を作り上げたものだ。

かつての博覧会会場とスペイン広場の壮大さは時のスペインの国力を示している。陶器をこれほど利用した建物は初めてだ。広い庭には掘り割りが有り、かつてスペインを構成した4つの国を象徴する4つの橋が架かっている。欄干は陶器でできており、各州を象徴するベンチも陶器製だ。

コロンブスの塔を見ながら巨大なカテドラルへ、欧州で3番目に大きいそうだ。レコンキスタの後、イスラム寺院を壊し建設された。カテドラルに入り、先ず70mの高さのヒラルダ(風見鶏)の塔にに登り、セビリアの街を俯瞰した。この塔だけはイスラム時代のままで、イスラム様式の塔でキリスト教徒は鐘楼としている。昔はここからイスラムの坊さんが説教したらしいがかなりの大声が必要だったろう。イスラム寺院を壊したもったいなさは次のコルトバで感じることになる。

カテドラルの中にはコロンブスの墓もあり、ここで生まれた画家ムリーリョやゴヤの絵も展示されていた。

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