行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

進化した東京のイタリアン

2010-12-16 15:14:17 | Weblog
いよいよ忘年会シーズンに突入、昨夜は新丸ビルの「デリツィオーゾ フィレンツェ 」という店だった。初めてで不安感はあったが3800円のコースは質量とも満足の内容で、前菜は盛り合わせの5品ぐらいのもので、パスタやピザは全メニューの中から選択でき、私はポルチー二のリゾットを選択、メインも選択でき、北海道の子鹿の炭火焼きを選択した。欧州では今ジビエの季節、野生動物のローストをジャムで食べる。ここの子鹿のローストは柔らかくジャムでいただいた。

この数年、日本のイタリアンは腕を上げていると思っていたが、値段が問題だった。今日のようなメニューを有名店で食べたら確実に1万円以上は取られる。ワインも有名店では高くて飲めない高級ワインもこの店ではバローロとバルバレスコが6000円ちょっとで飲めた。7時頃には満席の盛況だった。

今年はイタリアのホテルでひどいピザを食べさせられたせいか、日本のピザはどこでも美味しく感じる。この20年、日本のトラットリアでは石窯が普及したせいかもちもちしたナポリ風ピザが味わえる。西伊豆でのことだったが、注文したトッピングの上にマヨネーズをかけてしまう店もあってびっくりもした。チーズが日本では高いのでワンコインとは行かないが1枚でランチ代わりになる。

スパゲッティの類はいまだ茹で過ぎる店も多く、注文するときアルデンテと言って置くことが必要だが、こちらはワンコインで食べられる店もある。リゾットだけはイタリア米が手に入りにくいのでミラノで食べるようには行かないが、コシヒカリでも日本の料理人はうまく創るものだ。
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