MIDNIGHT TALKING MAN

新米社長の涙と笑いのドタバタ奮闘日記

甘辛。

2010年01月19日 | Weblog
13人。

創業時には、私とアルバイトが1名から始まったが、
16年たった今のスタッフの数。

まぁ、年数から言えば遅い進度だけれども、
やっぱり増えたなぁという実感。

3つの店を行き来するので、毎日全員には会えない。
それだけに、新入社員・アルバイトたちを
管理職・店長に委ねる部分も大きい。

店長たちと話していると、
それぞれに育成には悩みも抱えているようだけど、
近頃、若いスタッフを見ていると、
皆それなりに適度に仕事をこなしてくれて
な~んとなく、日々は過ぎているように見えるんだ。



そんな現場は時折決定的に欠けてるものがある。
陳腐な言葉なんだけど、
熱さに欠けるんだ。



全部がそうだといいたいわけじゃないけれど、
そう思うシーンが増えていく気がするんだ。

店舗は、毎日いろいろ起こる。
ドラマチックなことやかっこいい話ばかりじゃあない。
経験不足な若い彼らのこと未成熟だから、
できない事だってきっと多い。

そんな時、本気で叱って、
時折泣かしてしまうくらい、気甲斐性見せて叱って、
本人たちがその本気っぷりに自分の間違いに気づく位、
真剣に彼らを思って叱ってやっているだろうかと思う。

傷つけたくって言うのじゃあなくって、
愛情でもって叱ってやらなくちゃ行けない時もあるんだ。

そのためには、自分の背中だって見られる。
説得力や責任の負い方だって、
店長や管理職には求められるんだ。



言ってるんですけどね。

気にはしてるんですけどね。



急いで変えてあげなきゃ、
そこに立っている若い子たちが恥をかくんやで?
急いで叱ってあげなきゃ、
ずっと、ダメのレッテルを貼られたままやで?

そうして、お互い成長するんだよ。
真意というか、真心というか、
中途半端じゃ終わらせられない、
ホントの「タテ社会」は、
真剣に伝え合って、お互いに泣いたり喜んだりでないと。



私も、何人もの過去スタッフと、
壮絶なバトルを繰り広げました。
もちろん傷つけた事もたくさんありました。
行き過ぎて、蹴っ飛ばした事もありました。
それは自分も含めて皆を守らなきゃいけないからと、
憎まれても、言い続けたわけで。

ジギルとハイドなんて言われたりもしましたよ。そりゃ。

だけど、それがあったから、
自分もその責任から逃げられなかったし、
揺るぎない店の風土が作れたわけで、
その数を積み重ねたからこそ、
本質的な「その子たちのため」って何だってわかるわけで。


リーダーたち。
無責任じゃいけないよ。
その肩に彼らの未来はかかってる。
たったひとりのアルバイトくんでも、
ここでの経験が未来を変える事だってある。

本気の心意気をみせてやれ!
それでダメなら、別れることも恐れるな!
自分のエゴじゃなくって、
いつかリスペクトし合えるヤツにまで、
彼らが成長できるまで付き合ってやる覚悟は、
きっと伝わると思う。