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【会津野】「カーニバル化する社会」「わたしたち消費」「ウェブ社会のゆくえ」

2018年01月29日 | 宿主からのブログ

おはようございます。旅人宿 会津野 宿主の長谷川洋一です。

社会学者鈴木謙介氏の著作を3冊読みました。

「カーニバル化する社会」(2005年)、「わたしたち消費」(2007年)、「ウェブ社会のゆくえ」(2013年)です。

「カーニバル化する社会」では、未来への目標を失った若者が、瞬間的な盛り上がり(カーニバル)と、盛り上がりの根拠のなさに気づいて無気力になる状態の間を往復しながら、現に生じている格差を肯定する「宿命論」の方へ導かれているのではないかと述べています。

その後に書かれた「わたしたち消費」では、瞬間的な盛り上がりを見せるヒット商品の性質を述べ、社会環境に応じたヒット商品を出すための戦略のヒントが述べられています。

「ウェブ社会のゆくえ」では、「多孔化」というキーワードを使い、SNSなどであふれるウェブ社会の社会構造から、聖地巡礼などの観光を例にあげ、これからの商品作りのヒントとなることが述べられています。

3冊に共通するのは、生産者や商品創造者から離れた顧客サイドで二次創作したり、盛り上がりをみせる消費実態が見えること。その中で商売するには、二次創作や盛り上がりを誘導する戦略を持つことです。

これらの著者鈴木謙介氏は、TBSラジオの「文化系トークラジオ」のメインパーソナリティを努めていて、私は2年ほど前からこの番組にハマっています。

2007年の放送開始からすべての放送がラジオクラウドにアップされているので、雪かきをしながら聴いているのですが、いままでで2年分程を聴きました。他者を否定しないモノの言い方や、歯切れのよいおしゃべりがとても好きです。

就職活動をテーマとした放送では、会社のルールの中に入っていく他者に求められるのは、採用担当者に「コイツとならいっしょに仕事できるかな」と思わせる力だと、とてもわかり易い言い方で話をしていました。

本と放送を聴いて私はこう思いました。

これからの生き方は、社会にいくつも存在するルールをよく観察して理解し、自分の入りやすい分野に対してそこのルールに見合った行動をしていくことなんだなと。

私は理系出身なので、どちらかというと技術至上主義者でしたが、「この技術すげぇ!」と思うヒトがいる分野もあるにはあるけれど、あまりに狭すぎるきらいがあるのと、盛り上がりを見せるものにはなかなか出会えない。

もっと、人々の心に響く「すげぇ!」に出会うのは、どちらかというと社会的関心にマッチしたときの方が確実なような気がする。

構造的なことはこれで理解した。さて、ある一定の人々が関心を持つコンテンツをどうやって作るか?

あれこれと考えてみようと思わされました。

今日も素晴らしい1日を過ごしましょう。

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