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【会津野】Amazonの中間を省く行動

2018年02月03日 | 宿主からのブログ

おはようございます。旅人宿 会津野 宿主 ならびに 古書 会津野 店長の長谷川洋一です。

昨日(2018.2.2)放送のTBSラジオ「デイキャッチ」にて、Amazonが行う本の流通で「取次はずし」が起きていると報じておりました。

古本屋を開業するにあたり、本の流通について勉強をしました。

日本での従来からの流通は、出版社が版を作成し印刷所で印刷された販売用の本は、一度出版社の倉庫に入ります。そこから取次と呼ばれる本屋三に配本する組織に渡り、本屋さんの店頭に並ぶ仕組みです。

Amazonは、取次からも配本を受けていますが、出版社から直接Amazonの倉庫に仕入れる取引の開拓にいままで動いていました。ただ、そこには印刷所から出版社の倉庫へ一度運ぶ行程が残ります。

今回の報道は、そこを印刷所から直接Amazon倉庫へ運ぶというもの。

まず、取次と同じ仕事をして、更にその先に進んで行く。

印刷所からしてみれば、同じ仕組みで街の本屋さんで力のあるところが直接取引をする意向を示せば、Amazonの他に取引業者が増えるということだけなので、この仕組みが拡大するかも知れません。

これにより、弱小な本屋さんに配本するものだけが取次に残る方向になり、取次も弱小本屋もどんどんジリ貧になっていく。こういうことを、「取次はずし」と表現したのかなと感じました。

私は古本屋ですので、Amazonのビジネスモデルではマーケットプレイスがもっとも気になるところです。

マーケットプレイスでは、基本的に出品者の倉庫にあるものを、直接顧客に送り届ける仕組みになっています。

そこで使用するシステムと決済の役割をAmazonが提供していて、流通はアウトソーシングしていると同じことになっています。

(システム利用の手数料などについては、こちらに詳しく書きました)→【会津野】Amazon マーケットプレイス(古本)の話

さて、このマーケットプレイスと同じ仕組みを、新刊本に適用したらどうなるでしょうか?

そうです。印刷所から直接顧客に販売することが可能になります。

印刷屋さんが、直接配送の担当者を置いてビジネスが成立するのかどうかは未知ですが、Amazonの倉庫面積の縮小や流通行程をもうひとつ省くことで、効率化に寄与することになるだろうとは思います。

出版社の倉庫、Amazonの倉庫、本屋の店頭がどんどん省かれていく。

消費者が商品を選ぶための価値を提供するところも、いっしょに省かれていく。

これを代替する本の内容を購買前に紹介するものは、リアル空間からバーチャル空間へとどんどん移動する。

本については、インターネットによる流通改革がまもなく完成します。

いま10年ほど前に出版された本、「若者を見殺しにする国」(赤木智弘著)を読んでいます。

https://store.shopping.yahoo.co.jp/aizuno/9784902465129.html

この方は、ブログで言論を発信し続け、リアル空間である雑誌がその言論を取り上げ有名になった方です。

この枠組みは、バーチャル空間からリアル空間への逆の動きです。

活字の最終消費者は、ヒトというリアル空間のものだから、こういう言ったり来たりするものがあることも確か。

ヴァーチャルからいかにリアルな仕事を創っていくか。

全く正反対の事例をよく見れば、その本質がわかるような気がしてきました。

まだ手がついていないのは、本を編集する仕事。

この編集作業を人工知能が行うことが実現したとき、それを本に印刷するのか、それとも、バーチャル空間で発表するのか?

人工知能が学習を進めるには、バーチャル空間ということになろうが、その時は最終的にヒトに対し表現する部分の比率が下がるかも知れない。

そういうものをヒトが必要とするのか?

人工知能のさらなる学習結果を必要とするのか?

学習はどこまでも進むだろうから、どの段階を完成とするのか?

これは、ヒトが言論を知る必要性そのものを奪ってしまうのか?

いやぁ、いろいろなことを考えさせられます。ヒトが動物化する言論というのをよく聴くけれど、シンギュラリティー後のヒトって、いったいどうなるのでしょうね。

今日も素晴らしい1日を過ごしましょう。

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