おはようございます。旅人宿 会津野 宿主の長谷川洋一です。
「脳にいい本だけを読みなさい！」（森健著）を読みました。
ジャーナリストの森健さんが、数千冊の「脳」に関する本を読み、世の中にある「脳」の本について分類し、読者として「脳」についてどんなことを読み取るればよいのかをまとめているものです。
医学的に脳を分析しているものから、自己啓発系の「脳を利用する」ようなもの、はたまたオカルト的な書籍など、様々な書籍が存在しています。
医学的に解説しているものでも、現在の脳科学の解明段階は、原理を説明するにはまだ不明確なことが多く、「実験をしたらこうなった」という博物学的なものが多いと指摘します。
博物学的なものでも、エビデンス＝（その根拠をしっかりと示す）があるものとないものでは、全く説得力が違うと言います。
まだ未解明のものでも、少しづつエビデンスを積み上げ説明する書籍も存在し、この努力をするものこそが本物の「脳にいい本」として導いてくれます。
近頃、夜な夜なお客さんと話すことも、単に経験だけに基づいて話していることはないだろうかと、はっとさせられました。
「本当かな？」と思ったことは、しっかりとエビデンスを持つように裏付けをとる努力を、いつまでも続けなくてはならなりませんね。
今日も素敵な一日を過ごしましょう。
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