石田明夫の「会津の歴史」

全国的な視野で見た戊辰・会津戦争の歴史です

北の関ヶ原28  「愛」の兜と会津の愛宕神社

2008年07月10日 | 北の関ヶ原

天地人直江兼続28、「愛」と「梵字」の甲冑と会津の愛宕神社  

会津古城研究会長 石田 明夫 style="COLOR: #996633">会津若松市 会津若松駅より車で10分 市内東山町慶山

080701_054直江兼続の甲冑のある「愛」、愛用の兜の上に「愛」の字があることで知られています。「愛」の文字は、愛染明王を表したものといわれています。愛染明王は、愛欲は人の本能、愛の文字から恋愛や夫婦愛に通じ、怒りと武器を持つ姿は、戒めを示したものとされています。または、愛宕神社を信仰していたともされています。「梵字」の兜は、慶長5年に最上攻めに使用されたと伝えられています。愛宕神社は、武運の神様。会津若松市にある愛宕神社は、兼続の屋敷から300mの場所にあり、別当の本尊は普賢菩薩です。「愛」と「梵字」の兜は、会津若松の愛宕神社と関係があるようです。現在神社は、寛永10年(1633)に会津若松市東山町に移され、会津松平藩でも保護していました。

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