一人シニアの漫遊記

国内外のトレッキング紀行と家庭菜園、ダンス等徒然なるままに

山紀行(ヒメサユリを求めて浅草岳 2023.7.3~5)

2023-07-06 09:47:28 | 山紀行(国内:アルプス等)

通い慣れた道志路からの神の川林道から行く裏丹沢には、3年前の台風による大規模土石流で林道が未だ通行止めとなっており(今年6月には復旧する予定でしたが、未だ開通していません。 4月にワラビ採りに訪れた際には、まだ至る所危ない箇所が散見され、これは当分、無理とよそうしていましたが、、、、。 そんな訳とコロナ禍で、ここ3年余りはトレーニング不足となっています。
家庭菜園の合間に毎日1時間程度の散歩と週一のダンス練習で運動不足解消していますが、一日8~10時間、標高差1000m以上の山行には追い付きません。
国内の2000mを越す山々はほぼ行き尽くしており、年齢を重ねたせいか最近では温泉と高山植物を求めるようになりました。 そんな訳で、この6月初旬には霧ケ峰の八島湿原を訪れ散歩を楽しんできました(写真は撮っていません)。 今回は、新潟県と福島県の県境にしか自生していないヒメサユリが6月中旬から7月初旬に咲くことから、この花とできればシラネアオイを鑑賞しようと、浅草岳を目指すことにしました。 梅雨時期であり浅草岳周辺の天気予報を毎日確認し、好天が見込まれる7月4日(火)を登頂日と定めました。
1.スケジュール
・7月3日(月):自宅(10:00)⇒圏央道・関越道小出ICから国道252、385号線で浅草岳温泉 浅草山荘(14:00)
・7月4日(火):浅草山荘(7:10)⇒浅草岳登山駐車場(7:40)⇒ネズモチ平登山口( 7:50)
        ⇒桜ゾネ広場(8:25)⇒喜平与ボッチ(三角点)(10:10)⇒前岳(10:45)
                              ⇒浅草岳山頂(11:05 昼食 12:00)⇒天狗の庭(12:20)⇒浅草岳山頂(12:40)
        ⇒前岳(13:00)⇒喜平与ボッチ(13:30)⇒桜ゾネ広場(14:50)⇒ネズモチ平登山口( 15:20)
        浅草岳登山駐車場(15:30)⇒浅草山荘(16:00)
・7月5日(水):浅草山荘(9:30)⇒国道385、252号線・関越道小出ICから圏央道で自宅(途中、家庭菜園でキュウリ、ナス、トマト
        ピーマン、空心菜、モロヘイヤを収穫し14:00)
2. 浅草岳
天気予報通リ快晴の朝! 宿で6時半の朝食をいただき勇躍、出発。 林道がエコミュージアムから先は細くダートとなっているとの事前情報でしたが、全然問題ありませんでした。 これよりもっと酷い轍が深く、カーブで急坂な林道はいくらでもあります。
相当広い駐車場です。 トイレも設備されています。 ここから登山口まで10分程です。
 
ネズモチ平登山口です。 ここから直登ルートの橅曽根ルートへの登山口があります。 今日は、泥濘がひどいと評判の橅曽根ルートはパスして桜曽根コースの往復とするので、奥の桜ゾネ広場へ通じる林道へ行きます。
 
暑くて評判の林道ですが、今朝は湿度、温度ともそれほどでなく花や湧き水を楽しみながら進みました。
 
桜ゾネ広場というだけあり、広々したところです。 奥にムジナ沢登山口へのルートがあります(帰路で間違えないように)。 
 
広場奥の登山口から本格的なトレッキングとなります。 ルートはブナの原生林で気持ちの良い登高です。

前日も晴れていたようで、トレールも乾いており快適です。 標高800m辺りでは高山植物の花々も終わっていました。
 
マイズル草やイワカガミも種をつけ始めていました。
 
これから向かう前岳でしょうか。 この奥に浅草岳があるので、そこを越えなければいけません。

樹林帯のゴロ石が続く急登を1時間余り行くとようやく前岳から頂上へのルートが望めました。 下には駐車場も見えます。
 
稜線に出て視界が開け、北岳、鬼ケ面山や南岳の稜線越しに燧ケ岳、男体山や右方向には雪をまとった谷川岳等が望めました。

やはり花の名山の名の通り沢山の高山植物が花を咲かせていました。
 
喜平与ボッチ直下で初めてヒメサユリが咲いていました。 感激! 喜平与ボッチには標識が無く三角点があるのみでした。
 
結構な急登を喘ぎながら登ってきた家内です。 ようやく、浅草岳頂上を望めました。 桜ゾネルートは前半がブナ林でそこから3、4か所の左サイドが切れ落ちた細い尾根をトラバースする危険個所から上部はぬかるんだ岩場を這い上るルートで昭文社の地図では初心者やファミリー向けルートと紹介されていますが、どうなのでしょうか? 
 
喜平与ボッチから上部はヒメサユリが至る所に咲いていました。
 

前岳直下の木道でご夫妻と素晴らしい景色を見ながら長話をしました。 頂上から奥の天狗の庭は10年前までは高山植物の宝庫だったとか。 温暖化の影響か鹿等による食害ははたまたオーバートレッカーによるものかは定かではないそうですが。 それでも一見の価値はあるとのことでした。
   
ひっそりを咲いていたトキ草です。 
 
前岳に到着。 頂上へのルートには雪渓がありました。 念のためチェーンスパイクを持参しましたが必要ありませんでしたが、滑れば下まで滑落します。 
 
雪渓の上部を迂回したりしていますが、私達は慎重にステップを刻んでダイレクトルートを来ました。
 
頂上への木道に沿ってヒメサユリが歓迎していました、 浅草岳頂上です。 頂上は狭いので天狗の庭へ降りる途中で昼食をとりました。
 
思ったより狭い湿原と池塘です。 眼下には田子倉湖です。
 
ヒメサユリが咲き誇っていました。 蕾も至る所に開花を待っていました。
 
思いがけずシラネアオイが見事に咲いていました。 これほどの優雅が花は初めてです。 感激!

 
 
遠くに燧ケ岳、男体山が望めました。

今一度のヒメサユリです。 














を登頂日と定めました。



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