歴史と自然への訪問記

福岡を中心に探索・活動しています。歴史と自然が好きです。日々感じるまま綴っていきたい。

宇美町の宇美八幡宮と神功皇后

2010年11月03日 | 歴史

今回は、福岡県の宇美町の宇美八幡宮に行ってみました。福岡空港から比較的近い所にあります。神功皇后が三韓征伐からの帰途、応神天皇を産んだ地に、敏達天皇3年に応神天皇を祀ったのに始まり、宇美町の地名も「産み」に由来するそうです。
お産の神様として有名なようで、訪問した日は、小さな子と手をつないで歩く夫婦や一緒に参拝に来たと思われるおじいちゃん、おばあちゃんの方も多い日で、たいへん混んでおりました。

祭神 : 応神天皇・神功皇后・玉依姫命・住吉大神・伊弉冉尊

境内には神功皇后が出産のときにすがりついたという「子安の木」や、応神天皇の産湯に使ったと伝えられる「産湯の水」などがあります。
境内末社・湯方殿の前には「子安の石」と呼ばれる拳大の石が納められており、妊婦は安産を祈願してこの石を持ち帰り、出産後は別の新しい石を添えて返すという風習があるそうです。

また、1月5日には「御誕生祭」、4月中旬には「子安祭」、10月中旬には「放生会」が行われてます。
春の「子安祭」と秋の「放生会」には「宇美神楽」の奉納があり、春の「子安祭」には2年に1度、御神輿が3台出ます。


■宇美八幡宮の案内図です。宇美町の街の中にあります。駐車場もあります。


■神社の正面です。歴史を感じる風景です。


■鳥居を通り拝殿へ向かいます。今日は参拝者が多いです。


■拝殿です。


■神社の境内には、このような太い幹の木がいくつもあります。大人が何人も手をつないで取り囲むくらい太く大きく天に向かって枝葉を広げています。


■聖母宮(しょうもぐう)です。祭神は神功皇后です。聖母宮神像が安置されています。25年に1度ご開帳があるそうです。


■聖母宮の案内板です。


■湯方社です。祭神は応神天皇誕生のときの助産婦といわれてます。


■湯方社と子安の石の案内板です


■子安の石です。大量の石があります。石には子の名前などが書かれています。子安の石と呼ばれる拳大の石が納められており、妊婦は安産を祈願してこの石を持ち帰り、出産後は別の新しい石を添えて返すそうです。


■産湯の水です。応神天皇が生まれたとき、この湧き水を産湯にでつかったといわれています。


■産湯の水です。大きく写してみました。


■産湯の水の案内板です。

宇美の宇美神社に行ってみました。糸島の宇美神社とは雰囲気がだいぶ違う感想を持ちました。
街の中心にあり開放的な雰囲気の神社と、田園の中の小高い山の中にあり森林に囲まれた神社の違いかもしれませんが、どちらも独特の雰囲気をもった神社でした。


にほんブログ村 歴史ブログへ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ
 

ランキングに参加しております。よろしくお願いします。