はざまの庵

分類し難い存在を愛でる覚え書き by aiwendil お気軽にコメントをどうぞ。

<font size="-3">カウンタを設置。</font>

2004-11-30 21:26:18 | お知らせ
カウンタを設置してみました。
ちょっと無理矢理くっつけたのできちんと作動するかわかりません。
まずは試用です。
うまく作動するようであれば、間に合わなかった1ならびキリ番のかわりに、2000を踏まれた方への粗品(リクエストハンコか?)進呈など考えております。
どうぞ御活用(?)ください。



<font size="-3">ラーメンズ第15回公演、続報。(10)</font>

2004-11-30 19:39:12 | ラーメンズ
ラーメンズ第15回公演の盛岡公演が決まったようです!
『ラーメンズ第15回公演 アリス』
3月10日(木)~11日(金) (木・金)19:00~
会場は、盛岡劇場メインホール
料金は、前売4,000円、当日4,500円
前売発売は、1月22日(土)10:00~
チケットは、ローソンチケットとローソンのLoppiでの取扱いになるようです。
詳細は公式HPのinformationをどうぞ。


公式HPは→こちら

やった、やった、盛岡まで!
まさに全国ツアー♪
北海道、北東北、南東北、関東、東海、近畿、四国、北九州・・・・残るは中国、中部と日本海側(笑)?



<font size="-3">深澤直人展「ありそうでないもの」。</a>

2004-11-28 11:40:24 | アートなど
深澤直人展「ありそうでないもの」をみてきました。
青山のワタリウム美術館併設のオン・サンデーズというアートショップで開催されている、深澤直人氏のプロダクトデザイン展示企画です。
(深澤氏は携帯電話INFOBARや無印良品の壁掛けCD、ブック型ステレオなどをデザインしたひと、といえばわかりやすいでしょうか。)
プロダクトデザインという性質を意識して、あえてイン・ショップ形式での展示を選んだ模様。
1階には、深澤氏率いる「±0」の製品を中心にした展示が、地下1階には、深澤氏の発想の源泉と思考過程を示す写真や展示物が展示されています。また、地下には鑑賞者参加型の企画展示もあり、見る者のスタンスによってはかなり楽しめる展示会になっていました。
展示物のうち、製品はその場で普通に購入することもできます。
A4ライトや皿つき電気スタンド、オーブントースター、加湿器など、非常に魅力的なデザインの家電ラインナップには喉から手が出そうになりました(笑)。値段は若干高いものの手が届かないというほどではなく、むしろ納得のゆく価格設定ではないかと思えました。気の利いたプレゼントなどに最適ではないでしょうか。
小物では、タイル型タオル、サッカーコート型マット、ソーサー型ノート、などがあり、ソーサー型ノートを思わず購入。本当にソーサーとして使ってしまいたくなる巧妙なデザインにすっかり心奪われました(^^;。


地下の展示物は、日常にひそむ「思わぬもの」の写真とそこからインスパイアされた製品の原型。
あたりまえにあるのに、普段はあまり気付かないモノ。そのようなものを集めて、そこから抽出した要素をデザインに還元する、という氏の姿勢がよくわかって非常に興味深かったです。
私は地下の展示写真を見て、赤瀬川源平氏の「トマソン」を連想しました(^^;。
役にたたないモノを集めて愛でる赤瀬川氏と、役にたたなさそうなモノから意外な意味を抽出してデザインという形にする深澤氏。
注目する対象はとても似ているけれど、スタンスが対照的で面白いです(^^。


この企画展、来年の1月4日まで開催されています。プロダクトデザイン好きにはおすすめです。

オン・サンデーズ/ワタリウム美術館のHPは→こちら
上記HP内の深澤直人展広告は→こちら(800KBのフラッシュなのでちょっと重いです。アナログ回線の方は御用心。)


※後日、深沢氏出演の番組を紹介したblog記事をみつけました。
tsuru-turuさんの「Seed Design」より 深沢直人→こちら です。




<font size="-3">田中偉一郎弟二次個展「くらしいきいきいきいきいきいきいきいき」。</font>

2004-11-28 10:33:40 | アートなど
田中偉一郎弟二次個展「くらしいきいきいきいきいきいきいきいき」をみてきました。
六本木のレントゲンヴェルケというギャラリーで開催されている現代アートの展示です。
展示自体は10点ほど、いかにも現代美術、といった趣で、過剰にいきいきした状態になったモノたちに思わず「あははははっ」と笑ってしまうような作品ばかりでした。たとえば、チラシの写真にも掲載されていた「マリオネットこけし」。文字どおり糸でつながれてマリオネットと化したこけしです。実物とともに、このこけしが軽快な音楽に合わせて妙にいきいきと舞っているビデオがエンドレス再生されており、それが耳についてはなれなくなりました(^^;。
ほかにも、思いもよらない日常品から水が吹き出している「日常の水芸」、自ら地震を体現しながら揺れている「地震用リュック」、軸から遠~く離れたところにデータがプロットされているグラフ「逃げグラフ」、メガネとタバコをまとったサンダルの横にチョークで野坂昭如とかかれた「野坂昭如」、などなど独特のセンスにあふれた作品がならんでいました。
ただ、個展なので作品のボリュームはちょっと物足りないかも知れません。
ギャラリーの入り口に過去の作品をまとめたファイルが置かれており、そちらもなかなか楽しめました。
なかでも面白かったのが「ネーミング鳩」。これは映像作品で物販コーナーでも流れていました。いっけん、公園で撮影されたらしきただのドバトの映像なんですが、そこに群れる鳩1羽1羽がクローズアップされ、そこにぱっとテロップが入ります。そのテロップが名前、なのです。しかも「岡本忠雄」「大沼英子」といった具合に(笑)。そのストップモーションとテロップの位置が絶妙で、食い入るように見つめてしまいました(^^;。


この個展とはべつに、ギャラリーの販売コーナーで思わぬ収穫がありました。
仙台メディアテークのオープニングイベント「記憶の扉」(情報は→こちら)で見かけて気になっていた中ザワヒデキ氏の作品「音の心」が収録されている図録をみつけたのです。お値段も手ごろで即購入♪ 嬉しい偶然でした。
ちなみに、「音の心」は日本語表記と英語表記の本質的な差異を見事に表現したグラフィック作品。
中ザワヒデキ氏ご本人のサイト こちら ←のページ中ほどでみることができます。



<font size="-3">東京ハシゴ&帰宅苦難。</font>

2004-11-28 09:44:42 | 日記・エッセイ・コラム
東京へ出たついでに、昨日はふたつの美術展示とひとつの芝居をハシゴして参りました。
六本木→青山→下北沢 とけっこうなハードメニュー。
堪能しました。
かえりは東京丸善で専門書を買い漁り、気がつけば20時。
あわてて、仙台から接続の在来線終電にぎりぎり間に合う新幹線に飛び乗りました。
が、仙台へ着いてみると、「強風のため大幅に電車が遅れております」とのアナウンス。
在来線は結局、1時間ほど遅れての到着でした。
ところが、ほっとしたのも束の間、こんどは駅を降りるとタクシーがいません。
ダイヤが乱れたため、タクシーが駅に集まる目安を失ってしまったのです。
この時点ですでに日付けが変わっており、一時は帰宅が危ぶまれたのですが、次第にぽつりぽつりとタクシーがやってくるようになりました。客が乗るたびに、並ぶ列に向かって方面を叫ぶ運転手さん。しかし、あいにく相乗りできそうな方面も無く、結局待つこと20分。
情報キャッチに長けたタクシーのおかげでようやく家にたどりつくことができました。


じつは東京へ向かうときも強風で待ちぼうけをくいました(^^;。
往復ともなると、私には「風人間」の素質があるのかもしれませんね(笑)。
なにかと波瀾含みの出張でした。



<font size="-3">草間彌生展。</font>

2004-11-26 23:30:16 | アートなど
東京国立近代美術館で開催されている美術展「草間彌生:永遠の現在」をみてきました。
網目や水玉、密集した突起物などをモチーフにした絵画や立体作品、あるいは、鏡と電飾で永遠を演出したインスタレーション作品などで世界的に有名な現代アーティスト草間彌生の企画展です。
(この展覧会のことは、ざらえもんさまのblogで教えていただきました^^ 該当記事は→こちら
金曜のみ20時まで夜間開館しているので、出張の仕事が終わってからの観賞。
これが正解でした。
人もまばらで、体験型の作品もじっくり堪能できました(^^。
数々ある作品の中でとくに印象的だったのはやはり、鏡と電飾を利用した体験型のインスタレーション作品です。
「Infinity Mirrored Room -信濃の灯」「水上の螢」「天国への梯子」の3作はまさに永遠を具現化してみせた驚異の作品。不思議な美しさに満ちた世界が見る者を包み込みます。とりわけ「水上の螢」と「天国への梯子」の無限感はもう、たまりません。アート好きならずとも、不思議なモノ好きには一見の価値ありです。
これらの作品を見ながらふと、永遠への接近によって露見する物理的限界について考えました。
たとえば、理論的には、合わせ鏡の中には永遠が宿るはずです。しかし、鏡には必ず微細なゆがみがあります。このゆがみは、日常的にはまったく問題にならないくらい小さなものなので、ふつうならば気付きません。しかし、鏡と鏡の反射がくりかえされると、このほんの小さな歪みが反復によって増幅され、反射像はいつか必ず鏡のフレームからはずれてしまいます。ためしにちょっと合わせ鏡を覗いてみるとその歪みが体験できると思います。(小さい鏡だと鏡のなかの自分が邪魔になるので、もともと永遠に近付くのは難しいのですが(^^;。)わたしたちは、物理的限界のため、どうしても本当の永遠は実現できないのだなあ、と、特に「天国への梯子」を見ながら妙に感慨にふけってしまいました。
印象的だったことはまだあります。
黄色の地に黒の水玉模様があしらわれた作品をじ~っと見つめていると、黒いはずの水玉が藍色を帯びたグラデーションに見えてきました。これ、補色残像のせいなんですが、わかっていても何だか不思議に面白くて、何度もじ~っと見ては視線をずらし、じ~っと見ては・・・とくり返してしまいました(^^;。 視覚の不思議を味わった瞬間です。
そしてもうひとつ。
草間さんの絵画や立体作品に頻出するモチーフに、網目や水玉、そして突起物があります。これらは一見べつモノですが、よ~く見ていると、じつは互いに相関しあった同質のモチーフなのではないかという気がしてきました。水玉と網目は、よく考えれば背景と前景の反転であり、ネガポジの関係です。さらに、水玉と網目は突起物の集合を上から俯瞰したものに他なりません。水玉=網目に奥行きを与えたものが突起物なのではないか? と私的にはそう思えました。
美術研究的には突起物はファルス、つまり性的なモチーフとして分析されているようです。それはそれで正統的な解釈なのでしょう。しかし、私には、あの突起物の集合があるモノに見えて仕方がなかったのです。
腸の絨毛上皮、という言葉を御存知でしょうか。高校で生物を選択されたことのある方ならばおそらくピンときましたね(^^。
そう、小腸絨毛上皮。私には、草間さんの水玉=網目=突起物モチーフがこの絨毛に見えてしかたがなかったんです(^^;。
動物の小腸の内腔は、絨毛とよばれる細~いひだひだで埋め尽くされています。ひだひだがあるおかげで腸の表面積が増え、栄養分を効率良く吸収できるようになっているのです。
この絨毛を電子顕微鏡で拡大してみると、まさに突起物の集合。ゆらゆらうごめくひだひだの集団です。草間作品にそっくり(笑)!
もちろん、私が生物学を生業にしているための職業病的な見方である可能性は大です(^^;。
しかし、草間作品は生命、生体、ミクロコスモス、を描いている側面もあるのではないか、と、そのように強く感じた観賞でした。


この草間生彌展、題名を変えながら京都、広島、熊本、松本を巡回するそうです。
興味のある方は東京国立近代美術館HPで詳細をどうぞ。


東京国立近代美術館HPは→こちら



<font size="-3">バナーを設置。</font>

2004-11-25 00:16:58 | お知らせ
トップとサイドバー末尾にバナーを設置してみました。
クリックすると別窓でフルサイズ画像が開きますので、御入用の方は、そこからドラッグしてお持ち帰りください。
(サイズ調整は適当にどうぞ。)
プロバイダさんに呆れられそうな転用ぶり(^^;、
どこまでも邪道なブログになりつつありますが、とりあえずモノは試しです。
ブログとHPのはざまを目指して参りたいと思います。



<font size="-3">ラーメンズ第15回公演、続報。(9)</font>

2004-11-24 22:13:10 | ラーメンズ
ラーメンズ第15回公演の仙台公演が決まったようです!
『ラーメンズ第15回公演 アリス』
3月8日(火)~9日(水) (火・水) 19:00~
の2公演。
会場は、仙台市青年文化センター・シアターホール
料金は、前売4,000円、当日4,500円。
前売発売は1月22日(土)10:00~
チケットは、ローソンチケット とローソンのLoppiでの取扱いになるようです。
詳細は公式HPのinformationをどうぞ。


公式HPは→こちら

やった、やった、仙台!
うれしいよぉ~!!!



<font size="-3">「アルネ」8号。</font>

2004-11-24 02:35:39 | 佐藤雅彦
「アルネ」という雑誌の8号(2004年6月15日刊行)を入手しました。
特集は「佐藤雅彦さん/僕が好きでしょうがないもの」。
つい最近この特集のことを知り、あわてて都(仙台)の本屋へ遠征してまいりました(^^;。
なにしろ佐藤氏の事務所 TOPICS HPにも掲載されていなかった情報。
かといって些末な記事かと思ったら大間違い。
11ページにもわたる大特集で、とにかく写真が満載!
まるで「佐藤雅彦の事務所&お宅訪問!」といった趣です。
事務所だけならいざ知らず、まさかご自宅の写真を目にできるなど思ってもみませんでしたので、帰りの地下鉄で読みながら興奮しきってしまいました(^^;。
シンプルで合理的な美しさをもつ事務所調度の数々。
さまざまな工夫でひそやかに彩られた自宅の家具たち。
佐藤氏の「きちんと」ぶりがうかがい知れる興味深い写真にあふれています。
わたくしなど、あらゆる面で好みのツボを押されてしまい、狂喜乱舞とうらやましさではちきれんばかりの心持ちでした。
佐藤雅彦好きのみならず、デザイン好き、家具好きはとにかく必見です!


詳しくは「アルネ」のHP→こちら でどうぞ。

黒板・・・はもうある(^^;ので、壁の小箱、ひみつのスペースなど、本気で真似ようかと考えてしまった帰途。危険です(笑)。
(ひきだした~くさん棚は、欲しいけど予算が・・・無理(TT)。)
それにしても、佐藤氏、本当にお若い。写真ではとても50歳とは思えません。
この独特の若々しさ、研究者に多くみかけるような気がしています(^^。



<font size="-3"> 「pen」12月号。</font>

2004-11-23 00:16:24 | クラフト・エヴィング商會
雑誌「pen」の12月号の特集は「美しいブックデザイン」。
立ち読みのつもりで手に取ったら、な、なんと、クラフト・エヴィング商會のおふたり(吉田篤弘、吉田浩美)が、注目のブックデザイナーとして紹介されていました。
めずらしく御夫妻でのツーショット写真におもわずにっこり。
本誌を購入してしまったのは言うまでもありません・・・・(^^;。
インタヴュー記事が載っているというわけではありませんが、とりあえず、クラフト・エヴィング商會好きは必見です(笑)!



<font size="-3">ラーメンズ第15回公演、続報。(8)</font>

2004-11-23 00:15:34 | ラーメンズ
ラーメンズ第15回公演の名古屋公演が決まったようです。
『ラーメンズ第15回公演 アリス』
3月30日(水)~4月1日(金) (水~金) 19:00~
の3公演。
会場は、名古屋市芸術創造センター。
料金は、前売4,000円、当日4,500円
前売発売は1月22日(土)10:00~
チケットは、電子チケットぴあ とCNプレイガイドでの取扱いになるようです。
詳細は公式HPのinformationをどうぞ。


公式HPは→こちら

とうとう名古屋にも!
ますますもって、地方公演充実の期待がふくらみます。
来るか? 東北・・・・?
どきどきどきどき。



<font size="-3">「ハウルの動く城」感想覚え書き</font>

2004-11-22 00:46:55 | 日記・エッセイ・コラム
映画「ハウルの動く城」を観ました。
英国の作家D.W.ジョーンズの原作「魔法使いハウルと火の悪魔」をベースにした宮崎駿監督のアニメ作品。
ハウルという魔法使いに関わったため、呪いで老婆にされた少女の恋物語です。


まず感じたのが、「この映画、原作とは別物なんだなあ」ということです。もしも映画に、原作の持つ軽妙洒脱なジョーンズ世界を期待してしまうと幻滅するかもしれません。原作既読者はあらかじめそこのところを理解してから観たほうがよいだろうなあ、と感じました。
そして、次に感じたのが「内容がストレートに「恋物語」だった!」ということです。正直、驚きました(^^;。真っ向恋物語、というコンセプトに絞った結果、劇的なカタストロフを与えるのとはちょっと違ったタイプの作品に仕上がったのではないかと感じます。
老婆という隠れ蓑の陰で揺れる少女ソフィーの心の動きに主眼を置き、それを取り巻く面々の暖かな、ときにしたたかな人間模様が謎解きを交えて描かれているわけですが、ソフィーとハウルの関係性と謎解きの比重が微妙にふらついていたようにも感じられました。ただしこれは、私がたまたま原作既読であったがゆえに、原作では最後まで隠されていた「恋物語」としての側面を前面に押し出した脚色に戸惑いを覚えたせいかもしれません。いずれにせよ、見方によって簡単にも難解にもなる映画だと思います。


マイベストはカルシファー(^^。全編を通じて良い味を出していたと思います。
宮崎アニメの美しさと飛翔の浮遊感は健在、極上のクオリティは一見の価値ありかと。おすすめです。
余談ですが、一番のびっくりはエンドロール。
ひそかに声優陣にTEAM-NACS総出演だったのには「やられた!」と(笑)。
DVDでの確認が楽しみです(^^;。



<font size="-3">ふと気がつけば。</font>

2004-11-20 22:37:38 | お知らせ
こっそりひっそりのつもりが、ふと気がつけば、アクセス1000件を越えていました。
ご来訪くださっている方々、ありがとうございます。
表にカウンタを設置していないのでキリ番を踏まれた方がわからなくてすみません。
これからも気まぐれなペースで継続してゆきたいと考えておりますので、なにがしかお楽しみいただければ幸いです。
以上、御礼とご挨拶でした。(一礼)