コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

再び富士山

2021-10-01 13:00:06 | 登山



先週に続いて今日も富士山ですが、山頂までは行かないで
なるなるんさんと下の方から花や景色を見ながら歩いてきました。

早朝の高速道路からは今回も山頂周辺に雪が見られました。
正式には今日が初冠雪だそうです。







今日も秋の澄んだ晴天に恵まれました。







朝はアケボノシュスランの自生地に寄りましたが、花はすでに終わっていて
残り花が少々・・・・やはり今年は花が早かったようです。















標高を上げて、苔むした樹々に着生しているダイモンジソウを見に行きます。









樹幹に目いっぱい着生して咲いていると、遠くから見ても樹幹のシルエットが
白く煙っていて見事な景色なのですが、今日はそんな景色には出会えませんでした。









フガクスズムシソウには多く出会いました。

もうすっかり果実になっています。

このエリアは初めて来ましたが、とても良い雰囲気です。















もしかしたら・・・・と上を見上げてみると

ツリシュスランもいました!

















数えると9株見えます。更に上の方にも点々と・・・

着生している雰囲気がよく、花が咲いていたら絵になる景色だと思いますので
来年に再訪してみます。膨らんでいる苔の中は、ほとんどツリシュスランの株ですので
きっと来年も咲いてくれると思います。


・・・・・・スカイラインで五合目駐車場へ移動・・・・・

なかなか五合目周辺の森を探索する機会がなかったので
一度下って周辺を歩いてみました。
針葉樹林帯から明るい草原へ・・・・・雲の上に出ました。

一気に視界が開けて明るくなりました。







宝永火口の下に到着。










オンタデの茎は赤くなっていて綺麗です。















今はガスが斜面を登ったり降りたりしていますが
日が沈んでくると気温が下がってきて、落ち着いた雲海が広る景色になると思います。
夕暮れ時の景色を眺めながら帰ろうと思いますので、もうすこし視界が広がる標高まで
時計を見ながら登ってみます。










先週と違ってヒンヤリしたクリアな空気に包まれている感じがします。

六合五尺小屋に着きました。

見上げると八合目あたりまでも行けそうな感じもしますが、そろそろ日没です。

今日も影富士が見られました。今回は山頂からではありませんが
朝日ではなく夕日の影富士です。















反薄明光線が薄っすら見えます。

もう少しブル道を利用して開けた西側へ移動します。






















テントを背負ってアルプスを縦走していた頃は
稜線でテントが張れると、夕暮れから刻々と変わっていく空を眺めているのが楽しみでした。
日帰り登山でこの景色を気楽に見る事ができるのは、シーズンオフの富士山だけです。

アルプスのテント場は賑やかでしたが、富士山は風の音が聞こえるくらいで
静寂の中でこの素晴らしい景色を見られるのが嬉しいです。




途中からヘッデンを付け、景色を眺めながら帰ります。
宵の明星と街の灯りも見えてきました。



























駐車場に戻るころには星空になっていました。








今日はまだ月が出ていないので、見上げると満点の星が見えます。
カシオペア、北斗七星・・・・ずいぶんと久しぶりに見ました。
天の川もボンヤリと見えます。

ヘッデンの光を空に向けて撮影したら、長い尾を引いた彗星のように見えました。






少し雪が積もったらもう一度登ろうと思っています。















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2 コメント

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Unknown (やまそだち)
2021-10-05 18:59:40
素晴らしいお天気の中、気持ち良い山歩きですね。
今年はコロナ騒ぎで、ほとんど遠征はありませんでした。
来年に期待ですが、体力が落ちてきているので、のんびり歩きになりそうです。
返信する
やまそだちさん (サクラスミレ)
2021-10-06 04:46:11
コメントありがとうございます。
ブログの更新が楽しみですので、体に気をつけて
気楽に歩き、自然観察をしてください。

このまま来年は大丈夫そうな気もします。
紅葉の頃、また伺おうかと思っていますので
よろしくお願いします。
返信する

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