コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

本日も房総探索 その2

2015-03-04 18:54:43 | 登山

そろそろ、スハマソウも咲き始めたかな・・・と思い本日も房総探索。

シュンランは咲き始めていました。











湿った法面や沢沿いにも点々とスミレやヤマルリソウが咲き、いよいよ春本番です。













このネコノメソウは・・・・  ヤマ・・、ツル・・同定できませんです。





















ベニシュスランも点々と・・・・・
















これはクモノスシダかな・・・・
















今回はピンク色の美しいスハマソウを多く見ることができました。








































このスハマソウの株は、崖地をトラバースしている時に見つけた株です。
着生ランでもありそうな雰囲気でしたので慎重に足場を探している時に
偶然上を向いた時に見つけました。
淡いピンクのグラデーションが良いですね。





















スハマソウは湿った沢沿いの斜面に多いのですが
杉林の端や何でもない尾根道、道端にも咲いています。

















この株はピンク色ですね。















例年よりも早い開花ですね。

これならヒメフタバランも咲き始めているかも・・・・
しかし昨年の大雪の後、周辺を歩いていますが、もともと急傾斜の場所に群生していたので
群生地らしき場所は倒木が多く、表面を覆っていた土も流れしまい
しばらくは無理だろうと思っていました。
しかし、せっかく来たのだから、わずかな可能性を期待して探してみることにします。




      


予想どうり、随分荒れていて、土も流れていましたが

腰を落として、うんと目線を下げて、なめるように見渡して行きます。







アッ! この葉っぱ・・・  ヒメフタバランです。

それにしても、これは小さいな・・・ (-。-;








ずっと地面を見ていると目が慣れてきて、葉っぱを見つけやすくなってきました。













斜面の岩の陰は土砂の崩壊や倒木から地面が守られていたので
花芽を付けた株が見つかりました。





















もう少しで咲くでしょうね、人為的な被害と違い多少の自然災害なら何とか生き延びることが
できるものなのですね、素晴らしいです。
また以前のように、増えてくれることを願い帰ります。




3月3日













コメント (10)
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本日も房総探索

2015-03-04 12:45:55 | 登山

今の季節は晴れたら八ヶ岳に行く予定ですが、なかなか私の休みに晴れマークが
付かなくなってしまいました。
先週は高曇り、今週は曇り・・・ザックは2つ用意しているので、夜中に起きて
最新の気象情報を見て決めますが、結局先週も今週も登るのとができる条件ではありましたが
見送ってしまいました。
そんな訳で先週、今週とも房総探索です。
これはこれで、楽しいのですが・・・

先週は朝早くから夕方まで、沢沿いから尾根までを登ったり降りたりしながら
破線ルートや鹿道の奥を歩いてきました。




















房総の沢では足を濡らすことは少ないのですが、ぬめりが多いため滑りやすい所が多く
あまり酷い時は、今まで靴の上に靴下を履くか軽アイゼンを着けて対処していましたが
今回は先月購入したチェーンスパイクを使ってみたところ、非常に歩きやすくて
滑らないし、法面を高巻いたりする時もグリップが安定して、とても良いことが
わかりました・・・・もう手放せませんです。

沢沿いには、シュスランやアケボノシュスラン、サツマイナモリなど
前回と似た植生でした。
サツマイナモリは、相変わらず花が咲いてなく12月に見ていらい咲いている株を見ていません。
寒い1~2月はこのままの状態で、また暖かくなったら咲くのでしょうか・・・
















ナツエビネも点々と株を見ます。
シュスランもナツエビネも、すっかり見慣れた風景になりましたが、
最初に見つけた時は、ほんとうに嬉しくて、しばらくその場所を離れなかった
ことを思い出します。
尾根一つ越えると、まったく見かけることがなくなる事もあります。













途中から尾根に取り付きましたが、どうやら間違った尾根らしいことが、かなり登ってから気がつきました。
最初はGPSで確認していましたが、途中で支尾根を外してしまった感じです。
帰ってからカシミールで確認して解りましたが、その時は、どうして間違えたのか
まったく理解できませんでした。
どうしても行かなければならない目的地があるわけではないので、そのまま
なんとか登り尾根に登り立つことができましたが、
途中、食害なのかアリドオシばかりの場所があり、最後は苦労しました。






痩せた尾根ですが大きな樹が目立ちます。















尾根を下り鞍部にさしかかるころ左手の湿った急斜面にエビネの葉を見かけたので
斜面の奥まで行ってみたら、斜面全体にエビネのひれ伏した葉が何処までも続き
きりが無いので途中で戻ってきてしまいました。
房総では、時々こんな景色をまだ見かけることができます。













しばらく上下を繰り返しながら行くと、マメズタが岩や樹を覆い隠し、とても
しっとりした感じの場所になってきました。











何度も立ち止まり、上を見渡しながら歩いていると、樹を覆うマメズタの中に何か着生
しているのを見つけました。





















これはカヤランかな・・・・
下から見ると、先週見つけたカシノキランに似ていますが
正面から見ると、少し感じが違います。
やはりカヤランですね、まだ小さな蕾も確認できます。












樹の根本と岩の間に、立派なエビネの株がありましたが、葉が立ち上がっている感じはナツエビネ
のような雰囲気です。
尾根の上ですが、しっとりとした場所ですので可能性はあります。
花の季節に再訪してみればわかりますが、きっと無理だと思います。













冬の湿りけのあるヒンヤリした空気の中、シダや常緑の緑に囲まれ

一人で立ち止まって周りを見渡していると、とても山深い感じが伝わってきます。

周辺の木々や植物は昔からずっと変わらずにいるのでしょうね。

そんな中に今自分がいるのが、とても不思議で嬉しい感じがします。


















2月24日




コメント (2)
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