私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

10/1でアトリやマヒワ、イワヒバリを探しに蔵王に行ったが、彗星教えてもらって見たが、鳥はだめだった。また、行かねば。

2001年4月~2002年3月 田代島

2005年05月22日 | 田代島・航路
■ 2/23(日) 10:00-13:30 晴れ、時々曇り、風少し
【場所】宮城県石巻市田代島(門脇桟橋~大泊~仁斗田~マンガアイランド~自然教育センター往復)
【種名】アビSP1、カイツブリ、ハジロカイツブリ、カンムリカイツブリ、ウミウ、ヒメウ、マガモ*、カルガモ、コガモ*、ヒドリガモ*、ホシハジロ*、キンクロハジロ*、シノリガモ、ウミアイサ、トビ、ハマシギ*、ウミネコ、カモメ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、ワシカモメ、シロカモメ、ユリカモメ*、ウミスズメ、キジバト、コゲラ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ルリビタキ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、アカハラ、シロハラ、ツグミ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、カワラヒワ、ベニマシコ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス(20科46種) *印は門脇桟橋付近
【備考】石巻門脇桟橋から網地島航路(マーメイド号)で、田代島に行った。昨年網地島に行ったとき、田代島の仁斗田(にとだ)でワシカモメの成鳥夏羽と冬羽の個体各1を観察した(観察図鑑のカモメ科参照)。そこで今回は網地島には行かず、田代島でワシカモメをじっくり観察することにした。大泊(おおどまり)港に着く直前に漁をしている船の周りを飛んでいるオオセグロカモメの群れの中にさっそくワシカモメを発見した。大泊港の防波堤には成鳥夏羽個体が1羽いた。その後、仁斗田港で下船し、2つの防波堤に群れているオオセグロカモメの中に、4羽のワシカモメを見つけた。成鳥夏羽個体が1、同冬羽1、第3回、第4回冬羽個体と思われるものを各1観察した。DVカメラとテレコン800mmで十二分に撮影し、今日はワシカモメを満喫した。計2時間くらい見ていた。見ていると、他のオオセグロカモメよりも行動がおっとりしていて、すぐ座って寝てしまう。口から黒いものを吐き出して、その上に座って寝てしまったり、大あくびをしたり、いろいろ写真やビデオに収めた。5m位の距離でこちらがじっとしている分には逃げないので、かなり大きく撮影できた。シロカモメは第1回冬羽と思われる個体を1羽観察したが、これは港内を飛んでいる個体であった。防波堤に止まるのをまっていたが、外洋に出てしまった。ワシカモメは嘴が太いと図鑑等でよく書いてあるが、オオセグロカモメと比べてそれほど目立って太いという感じはしなかった。
有名な田代島のマンガアイランドに行ってみた。途中の浜でカイツブリ類やウミアイサ、シノリガモを見た。シノリガモはかなり近くて、しかも1羽の♀に♂4羽が付いていくという場面で、周辺には5ペアほどいたので、今♀を追いかけている♂4羽のうちどれかがペアになるのだろう。見ているとすでに脱落気味の♂もいた。マンガアイランドの高台のベンチで昼食を取っていると、近くにイソヒヨドリの♂がやってきて、支え木に止まって、降りてはまた止まるというヒタキらしいというか、そういう行動を繰り返していた。おにぎりのご飯粒を投げてやったが食べなかった。かわりに支え木に止まったところはばっちり撮影させてもらった。
それから、12時になったので、昔学校だった自然教育センターまで行ってみることにした。島内はシロハラ、メジロ、ジョウビタキが多く、アカハラも少数見かけた。自然教育センターからの帰り道、海の見える枯れヨモギの原っぱに、ルリビタキとベニマシコがいた。こういう環境は何カ所かあって合計5羽のルリビタキを見た。枯れヨモギの間に見える青い海が背景で若干逆光気味だったが、よい写真が撮れたのではないかと思う。小鳥というと、個人的にはベニヒワが好きで、学生時代、野蒜海岸で枯れたオオマツヨイグサに止まって採餌していた群れの美しさは今での覚えている。ベニヒワでも出そうな感じの場所が何カ所かあったが、結局見られなかった。
ということで、田代島での探鳥は満足の行くものだった。ウミスズメやアビ類、ワシタカ類は皆無で、石巻港につく20分くらいになってやっとウミスズメの群れ8羽ほど飛んでいったのを見ただけだった。
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