私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

10/1でアトリやマヒワ、イワヒバリを探しに蔵王に行ったが、彗星教えてもらって見たが、鳥はだめだった。また、行かねば。

2013年3月10日(月)南三陸コース

2013年03月10日 | 南三陸漁港
■2013/3/10(月)9:38-13:08【天気】曇り 他に2012/12/1(土),12/23(日),2013/1/1(火),
【場所】十三浜,南三陸
【種名】カイツブリ,ハジロカイツブリ,カンムリカイツブリ,カワウ,ウミウ,ヒメウ,ダイサギ,コサギ,アオサギ,コクガン,オオハクチョウ,コハクチョウ,マガモ,カルガモ,コガモ,オカヨシガモ,ヒドリガモ,アメリカヒドリ,オナガガモ,ハシビロガモ,ホシハジロ,キンクロハジロ,スズガモ,クロガモ,シノリガモ,ホオジロガモ,ミコアイサ,ウミアイサ,カワアイサ,ミサゴ,トビ,ノスリ,チュウヒ,ハヤブサ,コチョウゲンボウ,チョウゲンボウ,オオバン,イカルチドリ,イソシギ,ユリカモメ,タイミルセグロカモメ,セグロカモメ,オオセグロカモメ,ワシカモメ,カモメ,ウミネコ,キジバト,カワセミ,ヒバリ,ハクセキレイ,セグロセキレイ,タヒバリ,ヒヨドリ,モズ,ジョウビタキ,イソヒヨドリ,ツグミ,ホオジロ,カシラダカ,カワラヒワ,シメ,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(22科52種)
【メモ】今シーズンの南三陸コースは計4回行った。毎回大川小学校から長面浦は立ち寄っている。3月10日に行くか11日に行くか迷ったが,前日に行くことにした。それまで地盤沈下と冠水していた地域がやっと陸地となり,当日はテレビ局も来ており,大勢の人々が遺体の捜索をしていた。午後は風がすさまじく,対岸から見ると,ものすごい土埃が長面地区一帯に吹き荒れていた。サカツラガン情報もいただいたが,この日は結局見つけることができなかった。漁港・浜巡りは,長塩谷地区-白浜海岸-小室・大室漁港-相川漁港-長清水(ながしず)地区-波伝谷漁港-戸倉海岸の各ポイントを毎回観察している。
コクガンは大室,相川,長清水,戸倉で10数羽~80羽程度で,昨年より少なかった。カモメ類もまだ港が復興途上で餌も少ないことから,震災前と比較すると個体数がかなり少ない。そんな中でも波伝谷漁港は水揚げも少しずつあり,カモメ類が漁船や岸壁に群れる姿がやや見られるようになってきた。ただ,漁港北側に注ぐ河口の環境が大幅に悪化したことから,以前は相当数のカモメ類が干潮時に群れていた場所が,干潮になっても底が出てこないことから,ここに集まるカモメ類はかなり減少している。ここは過去2回カナダカモメを観察した場所だったが,以前の環境に戻るには相当の年数が必要だろう。タイミルセグロカモメは今シーズン2回戸倉海岸で見ることができた。最初の観察個体は片方の足を負傷していたが,今回観察した個体はそういう感じは全くない個体だったので,別個体かもしれない。シーズン白浜海岸は最近カモメ類の群れが見られるようになってきているが,以前は砂浜が広がり,かなりの個体数がいた長塩谷地区は海岸線が地盤沈下して砂浜が消失し,以前は見られなかったクロガモの大群が見られるようになった。アメリカヒドリは,相川で若い個体もしくはハイブリッドが,成鳥♂は白浜,大室漁港で観察することができた。
【写真】
  
■タイミルセグロカモメ成鳥冬羽,足を負傷していた。(戸倉)/ワシカモメ♂型第4回冬羽(大室)/コクガン成鳥,奥の1羽幼鳥(大室)
  
■コクガンの群れ(波伝谷)/クロガモの群れ(長塩谷)/コクガンの群れとアメリカヒドリ若鳥もしくはハイブリッド(相川)
  
■アメリカヒドリの若鳥,もしくはハイブリッド/イカルチドリ/オオセグロカモメ第1回冬羽♀型個体
  
■どちらもオオセグロカモメ第1回冬羽/アメリカヒドリ成鳥♂
  
■白浜海岸にいた♂個体(上記写真)が,大室漁港に移動/コクガンのファミリー。親2子3羽計5羽で行動していた。
  
■ワシカモメとオオセグロカモメの第1回冬羽/ウミネコ,カモメ,オオセグロカモメ/タイミルセグロカモメ成鳥冬羽
  
■争うコクガン/セグロカモメ成鳥冬羽/クロガモ


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