私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

10/1でアトリやマヒワ、イワヒバリを探しに蔵王に行ったが、彗星教えてもらって見たが、鳥はだめだった。また、行かねば。

2006年12月29日(金)蕪栗沼,白鳥地区,周辺田圃

2007年01月07日 | 蕪栗沼・白鳥地区
■2006/12/29(金)9:00-12:30【天気】晴れ
【場所】白鳥地区,蕪栗沼,蕪栗沼周辺田圃
【種名】ダイサギ,アオサギ,マガン,亜種ヒシクイ,亜種オオヒシクイ,ハクガン成鳥1,オオハクチョウ,コハクチョウ,マガモ,カルガモ,コガモ,ヒドリガモ,ハシビロガモ,オナガガモ,トビ,ノスリ,チュウヒ,ハイイロチュウヒ♀,チョウゲンボウ,コチョウゲンボウ♂♀,タゲリ,オオバン,キジバト,ヒバリ,ハクセキレイ,ヒヨドリ,モズ,ツグミ,ホオジロ,カシラダカ,カワラヒワ,ベニマシコ,シメ,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(16科37種)
【備考】今日からやっと短い年末年始の「業務停止日」に入ったので,気分良く蕪栗沼に向かった。農道脇に例によってマガンがいたのでそれをまず観察した。草を引き抜いて地中の根を引っぱり出し,それを食べている。道路反対側の群れのところにこの間のコチョウゲンボウ♂と新たに♀が現れ,マガンを挑発していたがマガンの群れはあまり関係ないという感じだった。猛禽とはいえ,マガンに比べるとかなり小さいので致し方ないのか。この前のように小鳥を狙うべきだろう。スズメなどは周りにかなりいたようだし。ということで,例年この辺はコチョウゲンボウが出現する場所ということになるようだ。オジロワシは結論から言えば今日も1日見られなかったが,午前中ハクガンが西側田圃の道路近くにいた。西側田圃の泥田がどうもお気に入りのようだ。今日はオオヒシクイと行動を共にしていた。タゲリが何度か大群で田圃の上空を群れで行ったり来たりしていた。
【写真】
  
■農道脇のマガン。前回見たおでこマガンもいる。羽ばたいて羽繕いをしている。直立するとペンギンのようだ。
  
■何と鳴いたか忘れてしまったが,鳴いた瞬間。アイリングが比較的目立つマガン。
  
  
■マガンの個体差,オオヒシクイ,ハクガン成鳥
 
■西側田圃のハクガン,マガン,ヒシクイ/タゲリの群れ


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2006年12月24日(日)蕪栗沼,白鳥地区,周辺田圃

2007年01月07日 | 蕪栗沼・白鳥地区
■2006/12/24(日)10:50-16:50【天気】曇り
【場所】白鳥地区,蕪栗沼,蕪栗沼周辺田圃
【種名】ダイサギ,アオサギ,マガン,亜種ヒシクイ,亜種オオヒシクイ,ハクガン成鳥1,オオハクチョウ,コハクチョウ,マガモ,カルガモ,コガモ,ヒドリガモ,オナガガモ,トビ,ノスリ,オオタカ若鳥,チュウヒ,ハイイロチュウヒ♀,ハヤブサ成鳥,チョウゲンボウ,コチョウゲンボウ♂,オオバン,キジバト,ヒバリ,ハクセキレイ,ヒヨドリ,モズ,ツグミ,ホオジロ,カシラダカ,カワラヒワ,ベニマシコ,シメ,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(16科37種)
【備考】最近天気が悪く,すっかり晴れた青い空を見たことがなかったが,今日もやはり曇りだ。長者原ETC出口から農道を通って蕪栗沼に向かった。途中,コチョウゲンボウの♂が電線に止まって足に獲物の小鳥をしっかり掴んでいるのを見つけた。光線が全然だめだったので,一応証拠写真程度と言うことで撮影しておいた。それから少し行くと例によって農道脇にマガンの群れが採餌している。ただ天気が悪いので,撮影してもうまくピントが合わないとは思ったが,一応撮影しておいた。ここはマガンが近いので,特に頭部の個体差がよくわかる。嘴の基部の白い部分がかなり大きいものや,アイリングのあるマガン,おでこがカリガネなみのマガンとか,嘴の先端部の色の違いとか,いろいろある。蕪栗沼西側の田圃から見ていくといつも通り,オオヒシクイの群れが採餌していた。オオヒシクイも年齢によるのか,嘴が比較的短いものや,嘴の黄色い部分が多いものなど個体差がある。泥田の中で,稲の切り株を引っこ抜いて,柔らかい根の部分を食べている。白鳥地区から南側の土手を通って南側の駐車場に行く途中で,Yさんにお会いした。けっこう車がぎりぎりだったが,挨拶もそこそこにすれ違った。今日の目的はオジロワシだったのだが,Yさんも見ていないという。沼を一周して途中ぬまっこクラブのTさんといろいろお話しした。Tさんは大学野鳥の会の後輩だ。雁を保護する会のKさんは先輩だが,蒲生を守る会や雁を保護する会にサークル時代に入っていた会員もたくさんいて,社会人になってからも何らかの形で関わっている人たちもかなりいるようだ。蕪栗沼の対岸にはオオヒシクイの群れがいて採餌したり休眠していた。いったん実家に行って,午後からまた沼に戻ると,もう3時過ぎで暗くなりかけていたが,ちょうどハクガンを含む群れが,車を停めていた近くの田圃に降りてきたので,ラッキーと思い,多少場所を移動しながら,結局4時30分過ぎまで車から薄暮のハクガンをいつまでも見ていた。今日はワシタカ類はけっこう出たが,オジロワシが出なかったのが残念だった。ハイイロチュウヒ♀は東部の田圃で藁がかなり残っているところで見た。
【写真】
  
■ハクガンとマガンの群れ
  
■マガンとオオヒシクイ
  
■オオハクチョウの飛翔/泥田での採餌,背景は箟岳山(ののだけやま)/白鳥地区で休眠するオオハクチョウ
  
■東側田圃で採餌するマガンの群れ。背景は加護坊山,鳴子花渕山。かつての大回転や滑降のコースに雪が積もっている。この花渕の壁は仕事上(県中総体スキー大会アルペン競技の付き添いで)何度も降りたが,それは怖いコースだった。選手たちは全く平気もいいところだったが。
 
■薄暮のハクガン,塒入りまでずっと暗くなっても採餌を続けていた。(ISO1600で撮影400mm,100mm)


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