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繁盛店の事例紹介!シューマイ専門店、丸太商店

2014年09月12日 | 事例の紹介
場所は品川区昭和通り沿いにあるシューマイ専門店。東急池上線の荏原中延駅と、東急大井町線の中延駅に5つの商店街が連なる。このシュウマイ専門店、創業38年の老舗という。
切り盛りするのは、ご主人の田代敏郎とその妻の「とよ子」さん、御年80歳79歳の大ベテランコンビだ。多い日で、一日1000個売り上げるというから、これは凄いの一言。

疑問1 そもそも『シューマイ』って何?
中国料理の「軽い食べ物」、つまり点心の一種。似た料理に餃子・春巻きなどがある。小麦粉でつくった極薄い皮のなかに,豚ひき肉・玉ねぎなどの微塵切り野菜・調味料をまぜあわせ包んで蒸した料理。一般的には辛し醤油で食べる。ほぼ中国全域で作られており、その表記「焼売」は中国南方の呼称、中国北方では「焼麦」と称している。文献などからみると、中国で今から200年前ころにできた料理のようだ。

疑問2 繁盛のヒミツとは
①ほかの店にない独自の商品であふれている。シューマイ3兄弟、五目シューマイ、ポークシューマイ、ウズラシューマイなど、他では食べられないところ。
②やはり近くに競合するような惣菜店は多い。通りをすこし歩くだけで、別の惣菜店がある。ということは、特色がなければ出来ないということでしょう。しかし、それが強みになっている。狭いところ攻めて、そこをしっかり売る!ということが、中小商店や起業家のねらいどころ。それがこの店では出来ている。
③人柄。親父さんや奥さんの気質が、店全体にあふれている。雰囲気がありますね。口癖が、「ぜったいに手抜きをしない!」ですから。また、ご主人の田代さんは商店会長もしていて、月1回(毎月第一土曜日)の夕市(16:00~18:00)には率先して他店の世話をしているという。他店って、競合する惣菜店ですよ。つまり、住み分けが、きちんと出来ていれば、競合点も敵ではないということ。当日は全店をみてまわり、売上げの心配までしています。この商店街、やはり他の商店街とおなじで普段は閑散としていますが、この日ばかりは商店街が客がもどってきます。

疑問3 どんな商品が揃っているんでしょう!
シューマイ6種類とチマキがあり、シューマイは1個30円~100円くらい。チマキがそれより少し高い。1000円札一枚で、だいたい10個11個くらい買える。蒸す前のモノと、蒸した後のモノを販売。選べるようになっている。シューマイ6種といっても取合せ商品や形状が異なるものがあるので、種類はさらにおおくなる。エビ、ミックス、ポーク、チーズ、うずらの他、外を餅米にしたりしている。角煮入りのチマキは、美味しいと評判のようだ。

【補足説明】
前回紹介『エクスマ』の藤村正宏氏も「狭いところを狙え」といいます。では、そのメリットを説明しましょう。
メリット1
消費者の好きをひきだし、嫌いを除いてやれる!
調理法や味付けは、無限にありますね。一口にシューマイといっても、そのレシピには行く通りもありますから、商品開発すればどんだけ出来るか!この飽食の時代、だれもが同じものを欲しがらない!ってことがあります。考えてみれば家族のなかだってそうでしょう。スーパーにいって、なになにシューマイなんて選べませんね。大型店でも、そんなに種類はおいていません。大量販売の店で、それではやっていけないからです。

メリット2
特色を打出しやすく、消費者の頭にはいりやすい。つまり、カスタマに認知されやすくなる。食べたくなれば、おのずと足がその店に向くというものです。

メリット3
チラシなどの広告宣伝でも、イメージを打ち出すだけでオッケー。メリット1とメリット2で、十分存在価値があるわけですから、能書きなど言わずともイケちゃいますね。また、宣伝もそんなに多くする必要はない。つまり低コストが可能ということ。口コミだけで広がっていきます。

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