ピギーバック

　ピギーバックという言葉を聞いてことがあるでしょうか？いろいろな分野でいろいろ使われ方をしている言葉のようですが、情報セキュリティの世界では、不正に入退出管理をすり抜けるための用語として使われます。

　簡単にいうなら、伴連れとでも言えばいいのでしょうか、正規の入退出の資格を持った人の同伴者のふりをして一緒に入ってしまうことをいいます。

　厳しい入退出管理をしている施設では、この伴連れを防止する装置が付いています。つまり、一人ずつしか入れないドアが設置してあるのです。ですから、誰かの後にくっついて入退出管理のチェックをすり抜けてはいることは不可能です。

　しかし、このドアですが、体重で人数を感知するようにできているものがあって私のように人の2倍近く体重がある人間だと1人なのに2人と認識されて通してもらえなくて閉口した施設がありました。

　単純に体重を量るだけでは、標準体重以上の人間は皆入出不可になるなど馬鹿な話で、この施設の出来の悪さにものすごく腹が立った記憶があります。

　この伴連れ、一般の人にも関係のある話題です。オートロック式のマンションなどで不審者が住人に紛れ込んで入って来ないためにも、見かけない顔の人には声をかけるなどのちょっとしたこころがけが必要だと感じています。

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