グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

『本当は危ない有機野菜』・・・感染源は地元産のモヤシ類

2011-06-12 03:49:12 | Weblog
『本当は危ない有機野菜』・・・感染源は地元産のモヤシ類

「ヨーロッパで感染が拡大している腸管出血性大腸菌О104について、
 ドイツの保健当局が感染源は地元産のモヤシ類であると断定した」

と伝えられました。その根拠となったのが、腸管出血性大腸菌と動物性
たい肥との関連
についてであったようです。ニュースは こちら 。

その腸管出血性大腸菌とたい肥との関係については、前回分を参照して
いただくとして〔こちら〕、今回は 感染源が“動物性たい肥”に関係
していたのではないかとした報道を、時系列で
まとめてみました。

よろしかったらご参考に。


■ CNNニュース / 大腸菌感染で死者、生野菜が原因か〔5.31〕

■ ジャーニー・オンライン / 大腸菌O104、英国にも上陸 〔6.03〕

■ サンケイニュース / なぜモヤシから?動物の堆肥で拡大か〔6.06〕

■ ロイター / 被害で有機農法に疑問符、バクテリアに「理想の環境」〔6.06〕

■ ロイター / 生産農家のサンプルから菌は検出されず〔6.07〕

■ テレビ朝日 / やっぱり「モヤシ」〔6.11〕


付け加えまして

■ 『新型インフルエンザ・ウォッチング日記』 

以上となります。


▼ 「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜





腸管出血性大腸菌による食中毒被害拡大について。

2011-06-08 18:00:11 | Weblog


O104 なぜモヤシから? 動物の堆肥で拡大か』という、欧州
の食中毒事件についての新聞記事について質問いただきました。 

 記事は、こちら 。

そこで、その回答のひとつとして、これまでに掲載したブログの中
から次のような回を再掲載してみた次第です。0157に関しての
記事ではありますが、O104と同じ仲間の大腸菌ということで、
ご参考までによろしかったら。

  ↓


腸管出血性大腸菌による食中毒被害を防ぐには 』

0157による食中毒を防ぐには、0-157のあるところに必ず糞
便ありき
という事実、そして動物が保菌してい確率が高いという2つ
の事実を、日本国民が知ることです。

これにつきるとおもいます。 

そうすれば、困難を極める二次感染の感染ルートの解明を実施するこ
ともなく、さらには進行していく0-157の二次感染をも防ぐこと
が、より可能になります。

たとえば農業の場面においては、牛⇔ふん⇔牛 のサイクルの中に、
0-157の生物としての生活圏があることを知る必要がある。

研究が進んでいる欧米で推定されている0-157の感染ルート
つぎのように。

  1. 牧草地・畜舎 → 水 → 河川

  2. 牧草地・畜舎 → 水 → 池・湖沼

  3. 牧草地・畜舎 → 浸透 → 地下水

と、このように考えられていますよ。

したがって、O157に代表される腸管出血性大腸菌が生息場所と
している牧草地・畜舎からの汚水の流失を止め、汚水が浸透しない
ように、畜ふん置き場や畜舎の床をコンクリートで固めます。
さらに、定期的に酢酸などでこれらの施設を消毒すれば、0157
の増殖をかなりの確率で食い止めることになるでしょう。

疫病対策は、予防からです。

そしてもちろん、家畜ふんを多様する農業についても、注意が必要
です。生ふん尿や未熟なきゅう肥を多使用する〔繁殖を助長します〕
のではなく、散布する場所の選定や使用する種類と量に留意し、そ
して充分に発酵させた有機を使用すべきである
ことは、いうまでも
ありません。

 ● たい肥についての参考の回は こちら 。


▼ 「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜


腸管出血性大腸菌による食中毒被害拡大について。


『松木けんこう議員に捧げる歌』の回のドノヴァンは。

2011-06-04 19:32:40 | Weblog
『松木けんこう議員に捧げる歌』の回のドノヴァンは。

松木けんこう議員に捧げる歌』 の回〔こちら 〕で、取り上げた
 スティビー・ワンダーを彷彿とさせる サウンドの、

 「move by yourself」。 クリップは こちら 。

この唄を歌っているのが、 ドノヴァン・フランケンレーター です。
CDジャケット は こちら 。で、


 アルバム.jpg

そして この ドノヴァン。

シンガーであって プロサーファーなんですね。で、若いころのプロ
サーファー時代の映像が こちら 。

 デカイサーファー.jpg

現在のソフトなシンガーなかんじとちがって、はっきりいって“凶暴
そう。名のあるヒールレスラーかと思いましたよ/笑。

 ばりばりのローカルで、態度の悪いビジター見た日には ●×▼

みたいな、そんなかんじ ばしばしです。


 フリーアンドイージー.jpg

2003年の 『フリー&イージー』誌からの話題でございました。


 ▼ ドノヴァン氏には、ペテン師野郎も 〆てほしいな、と。

夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染




『本当は危ない有機野菜』・・ ヨーロッパでの食中毒に関して

2011-06-04 16:37:27 | Weblog
『本当は危ない有機野菜』・・ ヨーロッパでの食中毒に関して

米国での患者発生に続いて英国でも感染者が出た、今回のドイツか
らはじまった大規模食中毒についてのニュースです。

海を越えた英国、さらには米国で発生したということは、ここ日本で
も二次感染発生の恐れがでてきたということ
にほかなりません。

そのような状況において、食中毒の原因やこれからの対策を含んだニ
ュースがありましたので、ご紹介です。
現地の情報をもとにコンパクトにまとまった良い記事だと思います。

こちら となります。

そして、当ブログでも、従来の食中毒事件と絡めて、今回の食中毒
を以下のようにお知らせ
してきました。こちらも、よろしかったら。

 ■ 食中毒原因菌は新種である可能性 こちら 
 ■ 日本への侵入をふせぐために こちら
 ■ 抗生物質耐性菌かも? こちら 
 ■ 感染源特定はむずかしいけれど こちら 


▼ 衛生の基本は、 洗う ことからはじまります。

夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜




欧州の食中毒原因菌は新種である可能性

2011-06-03 11:00:05 | Weblog
欧州の食中毒原因菌は新種である可能性

ドイツを中心に欧州で感染が広がっている 腸管出血性大腸菌
「O104」について、世界保健機関(WHO)は、

この大腸菌がこれまで
 見つかっていない新種である可能性が高い


という見解を明らかにしたとのことです〔ジュネーブ共同〕。

感染性も毒性も高いとされるこの菌による被害は、2日時点で
ドイツを中心に死者18人となり、拡大し続けている模様。

世界的に最大規模の感染となる可能性も否定できないために、
WHOと欧州連合(EU)は共同で感染源特定や治療態勢確立
などを急いでいるとのことです。

当ブログにおいての腸管出血性大腸菌関連記事は こちら 。

 ■ 抗生物質耐性菌かも? こちら 
 ■ 日本への侵入をふせぐために こちら
 ■ 感染源特定はむずかしいけれど こちら 


▼ O157も、米国で83年に確認された新しい菌。日本では96年に
  岡山、ついで堺市で発生しました。日本での 発生当初は、原因不
  明の、謎の菌だといわれていたんですよ。したがって、“清潔にし
  すぎたから発生する”などという風説は、まちがい
です。今回の舞台
  も、途上国ではなくヨーロッパです。

夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜