グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

食中毒に関する政府広報があります。

2012-02-28 10:58:44 | Weblog
食中毒に関する政府広報があります。

前回よりの O157の記事関連として、2010年8月の回の再
録となります。ご参考までによろしかったら。

 ↓

『食中毒に関する政府広報がでました』

O157は、「家畜や動物のふん尿を介して生殖・増殖する微生物」
なのです。意外におもわれる方も多いはずですが、O157ってお
もに牛のふん便中の2-3割に、普通に検出されることのある菌な
んですよ。
したがって食中毒被害の多岐にわたる感染源としてあげられる食品
は、あくまで「従犯」。「主犯」である牛に代表される動物のふん
便中のO157をおさえこめば、予防できる食中毒となります。

と、いった感じで人畜共通感染症の危険性をお伝えしてきた「本当
は危ない有機野菜
」。その甲斐もあってか、今年になって発表さ
れた政府広報には・・・

腸管出血性大腸菌O-157は、主に牛の腸にいる細菌です。牛の糞
 尿などを介して牛肉やその他の食品・井戸水等に付着
します。
 O-157もカンピロバクターと同様、少量で感染します。菌が付い
 た食品を食べると、2日から7日くらいで、発熱や激しい腹痛、
 水溶性の下痢、血便、吐き気、嘔吐(おうと)などの症状が現れ
 ます。特に抵抗力の弱い子どもや高齢者は、重い症状になりやす
 く、合併症を起こして死亡する例もあります。


といった表現が普通につかわれるようになってきました。
正直いってうれしいです。

だって本の出版前後では、『清潔にしすぎたことが、O-157の発
生を助長している
』『O-157は生命力は弱いのですが、腸の中に
敵となる菌がいいから暴れだします。
』なんていう説が、どうどう
と世の中でまかり通っていたんですもの。
  
そんなわけで、食中毒に関する政府広報は、 こちら 。

いまや食中毒は高温の時期に限らず、1年をとおしておこるもの・・・
皆さま、お互いに注意をはらってまいりましょう。。


▼ 材料となる有機資材や発酵の程度など、いろいろな有機栽培
  がある
ことをお伝えしている本なんですよ  。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg 「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜