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農業の現場の おはなしなどなど。

『ヨーロッパの大規模な食中毒』に関する続編

2011-06-02 16:50:32 | Weblog
『ヨーロッパの大規模な食中毒』に関する続編

『ヨーロッパ〔とくに独〕で大規模な食中毒が発生』が 前回 。

そして本日、6月02日になっても、

O104に感染し溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症して死
 亡した人はドイツで15人、スウェーデンで1人。感染者は15
 00人以上で、重症者は300人を超えた。特にハンブルクや
 シュレスウィヒ・ホルシュタイン州などドイツ北部で患者が多い


とする こちらのニュース や 

ドイツを発生源に先月から、腸管出血性大腸菌O104の感染
 が欧州9カ国と米国に広がり、1日までに16人が死亡、150
 0人以上が感染した。400人は重症という。ドイツは当初、ス
 ペイン産キュウリが原因と発表したが、誤りとわかり、野菜の輸
 入拒否など風評被害にあったスペインが抗議した。発生源が不明
 なことで不安が広がり、野菜の流通が一部で止まるなど欧州全体
 で混乱が広がっている。


とした こちらのニュース が 報道されています。

そのようなたくさんの報道からみた今回の食中毒の要点ですが

  本年5月に、旅行も含めて 北ドイツに滞在した方
  ドイツ国内の重症患者の多くが成人女性 
  生の野菜が、感染経路となった可能性が高い

ということは、はっきりしているとかんがえられます。
そこで 現地での邦人の方に対する安全対策 です。

  果物や野菜を取り扱う際には野菜をよく洗う
  食事前の入念な手洗い

という、いわば当たり前の安全管理の励行が、なによりの自己防
衛策となる
のは言うまでもありません。

そしてもうひとつ。

今後の日本国内での 2次感染 を防ぐために・・・

 ● 5月にドイツに滞在歴があり、
 ● 帰国後2週間以内に下痢を起こした方

あなたは、ただちに医療機関にかかる必要 があります。

以上、「ヨーロッパ〔とくに独〕で大規模な食中毒が発生」した件
についての続編でした。

注〕 農業や市場そして調理に携わる一部の関係者の衛生観念
   の誤解〔有機であれば、とにかく安全といったたぐいの
   が、食中毒の大発生を招いているような気がしてなりま
   せん。残念なことで、あります。こんな ページ も、ご参考に。


▼ 「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜