グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

こんな花入れもいいな。

2021-01-07 10:37:14 | Weblog
こんな花入れもいいな。
レモンを切断・伐採したとき[こちら]に、その枝をなげいれて
みたいなと思った花器。そんな花器に関する回の再録です。
よろしかったら。

 ↓


鹿児島の、農具などを展示してある小さな資料館で焼き物をみ
ました。

白や黒の薩摩焼もいうまでもなく素晴らしい。しかし。お花を
一輪挿しにするとしたら きっと匂いたつように映えるにちが
いないこんな作者不詳の焼き物だったのです。 

ののの 花瓶2.jpg 花瓶1.jpg


いかがですか。こんなふうに、野あざみなどを投げ入れて鑑賞
する自分を 想像しましたよ。こんなイメージですね。↓ 


ののののののののののののののののののの 花瓶3.jpg

展示している資料館のとても小さな解説板を見ると、この焼き
物は 地元の苗代川焼き。

このような一輪挿しに最適な作品をつくった、その地元の名も
知れぬ作者に対して、共感とそして深い感銘をうけずにはおら
れませんでした。

とそのような感慨にひたっているとき、この花器が収納されて
いるガラスケースに もう一つ解説が、 自分が花器だと思っ
てしまったこの焼き物の由来が 書いてあるのがあるのに気づ
かされたのです。

その解説を一読した私は、まずは驚き・おもわず納得。

そこには、書いてあったのです。
この器は昔の尿瓶です、と。 

うーむ。・・・そうだったのかと唸って、ガラスなどがない時
代というか、あっても高価すぎる時代に、生活感にあふれた焼
き物を使ってそのフォルムを作るに至った地元の幾多の焼き物
師たちの合理性というか、そんなふうな研究心・探求心に感心
せずにはおられなかったです。

ということで、今回は かびんというよりは がびーん。名品
というよりは珍品だったという焼き物のおはなしでした。
 

晴れ 焼き物で作った尿瓶を花器に勘違いする話は、
  落語などでもありますよね。 そんな落語ば
  なしの中の、花器と勘違いする登場人物には
  激しく共感してしまいました/笑。
  会うことができたら肩たたいて握手しますよ、
  ぜったい。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染