グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

残暑の蚊にもご用心。

2018-09-25 18:35:38 | Weblog
​​残暑の蚊にもご用心。
朝が過ごしやすい季節になってきましたが、こんな時期に気をつけねば
ならないのが 気温があがる午後から夕方にかけてのヤブ蚊の襲撃。ち
ょっと外にでただけで、ひじの裏側や耳の後ろとか、気のつきにくい部
位を刺されてしまいます。ちなみに昨日などは、刈り払い機使用中に、
あの振動をものともせずといったかんじで、手袋のやぶれていた個所さ
え刺されてしまうほど。きっと、季節が終わるという危機感が 彼女た
ちを産卵のための吸血活動にはしらせるのでしょうねー。そんな必死な
この時期のヤブ蚊をして、当地では “あばれ蚊”という古老も おられ
るのですが、まさに 言いえて妙 な 表現であるなと思います。
高温すぎて今年は蚊が少ない・・などという話もありましたが、熱帯産
のヤブ蚊はやっぱり多かったよな と思いつつ 2016年分ですが、よろ
しかったら ご参考に。

 ↓

『残暑の蚊にもご用心。』

朝や夕方の時間のガーデニングを楽しむためにも、はやく11月になっ
てくれないかなあ・・・」などとおもってしまうのが南九州のガーデ
ナーの願い。。

その理由は 蚊、ヤブ蚊 の攻撃なんです。

 庭の近くに 溝や水田がある。
 そんな場所がなくても、お墓や竹やぶがある。
 お墓や竹やぶがなくても、
 枯れ葉がある。
 空きカンや空きビン・プラスティック容器に
 古タイヤなどのゴミがある。

そんな環境がすこしでもあれば、ほぼまちがいなくやつらおそってきま
す。すこしでもいい、わずかな水が溜まるスペースさえあれば、彼らは
10月いっぱいまでは生存し繁殖することが可能なんです。

 なぜ蚊がいやなのか。

それは刺されると痒いし、そしてなんといっても日本脳炎などの従来か
らの日本の病気や、最近では特に熱帯性の伝染病に感染させれる危険性
があるからなんです。

 怖いのは デング熱 。

と書けば、日本では大発生していないのに、またまた大げさな・・とい
うあなた、それは認識不足です。デング熱に関してはですね・・・

 日本では、いまは大発生していない!

という表現が適切なんです。そう 「日本では、第二次世界大戦末期の
1942年から45年にかけて、長崎県、広島市、神戸市、大阪市等、
西日本を中心に数十万人規模でデング熱が発生していた」という史実が
あります。
ヒトによって戦地から持ち帰られたデング熱のウイルスが、日本に生息
するヤブ蚊/ヒトスジシマカ[空襲対策としての防火水槽の設置がこの
蚊の発生を助長したといわれています
]によって媒介され大流行した。

2016年のいまとなってはじつに意外な話ですが、聞いたら十分に納
得できる話であるなと思うのです。。

そう思わざるを得ない最近の実例/はなし も あります。

それはおなじくヤブ蚊が媒介する熱帯性の チクングニヤ熱 に関する
イタリアにおける 2007年06月の症例です。当時の新聞によれば

イタリア北部エミリア・ロマーニャ州の二つの村で、インド旅行から
の帰国者がチクングニヤ熱を発症。その後 3カ月間で住民の約6%
にあたる214人が感染し、うち高齢者の死亡も確認された。」と報道
されましたよ。

ちなみにこのイタリアのエミリア・ロマーニャ州。ここの緯度をしらべ
てみたのですが、なんと、北緯約44度付近。

この位置を日本の都市の位置と比較したたのですが、これが鹿児島より
も大阪よりも、いえいえ東京よりも、さらに ぐっとあがっで秋田より
も北にありまして、じつは 北海道網走市と同じくらいの位置だと知っ
て 二度びっくり。

ということで、 

 もう10月とはいっても、ヤブ蚊対策からいったらまだ10月

ガーデナーのみなさま、ヤブ蚊には 十二分に注意しようではありませ
んか[最新のニュースでは薬剤耐性マラリアも確認されたといいますし]。


晴れ それにしても、チクングニヤ熱。チクンっで、グンニャリ
  とは、できすぎの感ありあり。
   
51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染



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