グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

予想できないもの・・・それが台風被害。

2017-11-04 22:41:44 | Weblog
​​​予想できないもの・・・それが台風被害。

22日前後に南九州の沿岸部をかすめるように 南から北東に向かって
進行した台風22号。超大型といわれただけに、その台風被害を警戒し
ていたのですが、宮崎県にかぎってはそれほどおおきな被害というもの
はなかった。

そんな大騒ぎになった台風のあと、わずか1週間でやってきたのが台風
23号です。

この台風23号・・・やってくる前の予報をみると 

 ● 22号ほどの超大型ではない
 ● 進んでいくであろう方向は22号ほどは接近しないコース
 ● 雨も22号ほどではない

という予報であり、しかもそもそもやってくる時期が10月の終わりで
ほとんど11月といってもよい時期でもあるということで[おおかたの
宮崎人においては]実際に大きな被害がでるとは 正直いっておもって
いなかった台風であったのです。

ところがどっこい、
やってきてみれば 南九州沿岸部にとっては、
雨も そして風も強い台風 で あった!

予想とちがって じつは強かっというた台風の様子を伝えた
翌日の新聞の写真と記事が こちら↓ です。


      

“ 台風22号は29日、本県を風速25メートル以上の暴風域に巻き込
 み、九州の東の海上へ抜けた。県内は昼前にかけて南部平野部を中心
 に大雨や暴風で大荒れとなり、降り始めからの総雨量は宮崎市で500
 ミリ近くに達し、10月の平年雨量の倍以上となる記録的豪雨となった。
 主に南部平野部で土砂崩れや冠水などが発生。県危機管理局の まとめ
 (午後3時現在)では2人が重軽傷を負い、串間市で住宅以外の床上浸
 水2棟、住宅の床下浸水3棟を確認。ただ宮崎市などは被害状況を確認
 中で、さらに増える可能性がある。

というものです。そしてこの記事を営農面から補足して農業面の被害を列
挙すれば、県内のいたるところで ハウス施設への浸水や激しい風による
ビニールや施設そのものの破損、 露地作物への風雨被害が相次ぎました。
とくにめだったのが、キャベツやハクサイなどの葉もの野菜の被害、露地
作の ズッキーニやキュウリ作の被害といったところ。
さらに宮崎県が観光県の面もあるという立場からいえば、例年秋の風物詩
ともいえる各観光地の景観植物であるコスモスにもおおきな被害がでてい
るようです。

・・・台風の来襲には慣れており、おめおめ​油断することなく対策を講ず
る宮崎
​であったとしてもの 今回の台風被害。いくら対策を準備したとし
てもしすぎるということはないなと、あらためておもわされた台風であり
ました。


晴れ しかしです。  ピンチはまたチャンス・・ということで
  台風通過後からはじまった、​各作物へのケア作業​。やりよう
  ではずいぶん回復するから・・・と、 篤農家さんは作業に
  気合いがはいります。。
  
 51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg 「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜


 

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