グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

トンボも落ちてくる天気って、いったい。

2015-04-16 16:55:30 | Weblog
トンボも落ちてくる天気って、いったい。

3月下旬から低温と日照不足が続く宮崎県地方。15日には降雨はなかった
ものの未明から南西からの強風が吹き荒れ、県内はまる一日のあいだ春の嵐
のまっただ中にあるようなそんな状況が続きました。

このような春の強風が南九州で吹くということは、そうそう珍しいことでは
ないのですが、 いつもとちがうな とかんじたことがひとつ。
それは風の温度。南ががった方向からの風だというのに、冷たいのです。

そう、吹いていたのは冷たい南風でした。

そんな南風のもたらした夕刻の冷気のなか、ジャンバーを着込んで外にだし
ていたラベンダーの鉢を[寒風から守ろうと]取り込もうとしたときのこと
です。鳥などとはちがって、もっと軽いバタバタという乾いた羽音を、耳元
に感じたのは。

複数のなにものかが耳元をかすめて落ちてきたのです。
暗くなりかけた地面に落ちてバタついていたのは・・なんとトンボ。

ののののの 春なのにトンボ

気節はずれの強風と冷気によって、跳べなくなって地表に叩きつけられたに
ちがいない数匹のトンボたちでした。

 宮崎県の海岸部で・この時期にみられるトンボではないな
 かわいそうに。保護して温めてやろう


と努力したのですが、秒速15メートルをこえる風のなかで保護できたのは
この写真の1匹のみでした。それにしても春なのに寒さでトンボが落ちてく
る天気って・・・びっくり ですよね。

そのあとの夕食後、宮崎県内のニュースをみて、さらに びっくり。

上空に強い寒気が流れ込んだ影響で、局地的に雷を伴った雨が降っており、
 九州の山では雪の積もった所もあった。宮崎県五ヶ瀬町の向坂山では14
 日夕方から雪が降り始め、数センチの雪が積もった。


とのこと。これじゃあトンボたちもとんだ[飛んだ]災難だったなと改めて
思いましたよ。


◎ トンボたちだけではなく、農業の現場でもこの異常な気候に四苦
  八苦中です。1961年の統計開始以来、もっとも日照が不足し
  ているというニュースは こちら 。
  これだけ寒ければなめくじだってキャベツにはいって暖とるわなと
  これまた納得。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染