A:麗人
作詞:阿久悠/作曲:沢田研二/編曲:後藤次利
B:月曜日までお元気で
作詞:三浦徳子/作曲:加瀬邦彦/編曲:後藤次利
(1982年1月10日発売)
古今東西、和洋折衷、摩訶不思議なジャケ写が目を引くこの曲。本日は「麗人」でございます。
セールスは22.0万枚(オリコン調べ)とまあまあ。
タイガース同窓会と同時期で、ベストテン番組に出まくっていた頃です。
【サウンド】
Aメロ+Bメロ+A'メロ+サビ、でしょうか。
アレンジで独特の雰囲気が出ていますが、曲自体はわりとスタンダードな歌謡曲的メロディー。
前作のストリッパーのロックから少しゆり戻された感じがあります。
歌ってみるとわかりますが、ストリッパーの何倍も歌いやすいと思います。
(※麗人がビッグ・エコーにあるかは知りません)
なんかデジタルだと思ったら編曲が「TOKIO」と同じ後藤次利さんなんですね。
歌謡曲をロックとテクノで彩った、独特の世界観です。
イントロからAメロはベースのドドドドにキーボードの旋律が基本のシンプル系。
Bメロに入る前のピアノの下降音階がちょっとびっくりしますね。
A'メロの、拍を拾うように、装飾音符付きで切り込むギターがクールです。
サビの頭にはカスタネット(?)のタタタタンッという音が入り、サビのメロディー自体もタンゴ風。
そしてあれもタブーこれもタブーのところでレーシングカーが走り去った時のような
効果音が入ります。
ちなみに収録音源とライブ等で違う箇所がありますよね。
ひとつはBメロのテンポ。
CDきいてると、さほどテンポを落とさずにそのまま走り抜ける感じですが、テレビやライブでは
Bメロでかなりリタルダンドしています。
そして あ~なたの腕から奪っちゃいけないぃ~♪のところで一気にインテンポに戻して
います。
こちらの変則バージョンのほうがドラマティックで私は好きです。
じゅりが手をひらひらさせるパフォも美しくて(何であんなに手が美しいんでしょうね)
見とれてしまいます。
もうひとつはラストの「ああ」。
ライブでは最後、たった一つ あ~いするだけ~♪のあとにセクシーな「ああ」が入るのですが
CDには入っていません。どうしてよ~~納得いきません!ソレが肝心なのに~。
空白のあとに入るスネアの「タタタ」に、何度聴いてもガックリしてしまうアテクシなのでした。
【詞】
阿久さんのじゅり曲の詞の中で1、2を争うお気に入りの詞です。
三十路女の恋愛の極意が詰まったこの詞をぜひ友人たちに聴かせたいです。
(先日飲んだ友人たち、みな恋愛に悩みがあるようで・・・)
・・・・まあ実際は、言えませんけど。じゅりーが~とか。
まあ、それはおいといて、ポイントは「タブー」という言葉ですね。
結婚という言葉
小さなジェラシーと束縛
ありふれた幸せの未来図
永遠の約束
ささやかなやすらぎ
これは全部タブーなんです。・・・つらいですよねこういう恋愛。そして
音楽が聴こえない抱擁ならば
華やかな幕切れにしたほうがいい
この詞にグッとこない人が果たしているでしょうか。
その人と抱擁を交わしたときに、心が幸せですか。音楽が聴こえますか。
いくら愛していても、心躍るメロディーより、不安が気持ちを支配してしまって、
諦念にとらわれてしまったら、もうその恋愛は終わりを迎えているのです。
そんな阿久さんのメッセージが聴こえてきます。(え、アテクシだけ?)
【ビジュアル】
チャイナ風オリエンタル衣装に三つ編みの付け毛、わりと女性的なメイクでエキゾチックな
装いです。
まあ、好き嫌いがはっきり分かれそうなビジュアルではあります。
そして予想つくと思いますが、アテクシは・・・大好きです。
誰ですか、きれいなオカマとか言ってるのは!
しかしあくまで女性に見せようとしているのではなく、「男の女装」として見せている感じ。
だって、じゅりならその気になればもっと女性的に見せられるじゃないですか。
男装の麗人ならぬ「女装の麗人」。
性差を超えた、倒錯した妖艶さ に思わず見とれてしまいます。
そして、なんとなくオスカル風・・・と思うのはアテクシだけでしょうか。
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今日のipodシャッフル1曲目:夢を語る相手がいれば
作詞:阿久悠/作曲:沢田研二/編曲:後藤次利
B:月曜日までお元気で
作詞:三浦徳子/作曲:加瀬邦彦/編曲:後藤次利
(1982年1月10日発売)
古今東西、和洋折衷、摩訶不思議なジャケ写が目を引くこの曲。本日は「麗人」でございます。
セールスは22.0万枚(オリコン調べ)とまあまあ。
タイガース同窓会と同時期で、ベストテン番組に出まくっていた頃です。
【サウンド】
Aメロ+Bメロ+A'メロ+サビ、でしょうか。
アレンジで独特の雰囲気が出ていますが、曲自体はわりとスタンダードな歌謡曲的メロディー。
前作のストリッパーのロックから少しゆり戻された感じがあります。
歌ってみるとわかりますが、ストリッパーの何倍も歌いやすいと思います。
(※麗人がビッグ・エコーにあるかは知りません)
なんかデジタルだと思ったら編曲が「TOKIO」と同じ後藤次利さんなんですね。
歌謡曲をロックとテクノで彩った、独特の世界観です。
イントロからAメロはベースのドドドドにキーボードの旋律が基本のシンプル系。
Bメロに入る前のピアノの下降音階がちょっとびっくりしますね。
A'メロの、拍を拾うように、装飾音符付きで切り込むギターがクールです。
サビの頭にはカスタネット(?)のタタタタンッという音が入り、サビのメロディー自体もタンゴ風。
そしてあれもタブーこれもタブーのところでレーシングカーが走り去った時のような
効果音が入ります。
ちなみに収録音源とライブ等で違う箇所がありますよね。
ひとつはBメロのテンポ。
CDきいてると、さほどテンポを落とさずにそのまま走り抜ける感じですが、テレビやライブでは
Bメロでかなりリタルダンドしています。
そして あ~なたの腕から奪っちゃいけないぃ~♪のところで一気にインテンポに戻して
います。
こちらの変則バージョンのほうがドラマティックで私は好きです。
じゅりが手をひらひらさせるパフォも美しくて(何であんなに手が美しいんでしょうね)
見とれてしまいます。
もうひとつはラストの「ああ」。
ライブでは最後、たった一つ あ~いするだけ~♪のあとにセクシーな「ああ」が入るのですが
CDには入っていません。どうしてよ~~納得いきません!ソレが肝心なのに~。
空白のあとに入るスネアの「タタタ」に、何度聴いてもガックリしてしまうアテクシなのでした。
【詞】
阿久さんのじゅり曲の詞の中で1、2を争うお気に入りの詞です。
三十路女の恋愛の極意が詰まったこの詞をぜひ友人たちに聴かせたいです。
(先日飲んだ友人たち、みな恋愛に悩みがあるようで・・・)
・・・・まあ実際は、言えませんけど。じゅりーが~とか。
まあ、それはおいといて、ポイントは「タブー」という言葉ですね。
結婚という言葉
小さなジェラシーと束縛
ありふれた幸せの未来図
永遠の約束
ささやかなやすらぎ
これは全部タブーなんです。・・・つらいですよねこういう恋愛。そして
音楽が聴こえない抱擁ならば
華やかな幕切れにしたほうがいい
この詞にグッとこない人が果たしているでしょうか。
その人と抱擁を交わしたときに、心が幸せですか。音楽が聴こえますか。
いくら愛していても、心躍るメロディーより、不安が気持ちを支配してしまって、
諦念にとらわれてしまったら、もうその恋愛は終わりを迎えているのです。
そんな阿久さんのメッセージが聴こえてきます。(え、アテクシだけ?)
【ビジュアル】
チャイナ風オリエンタル衣装に三つ編みの付け毛、わりと女性的なメイクでエキゾチックな
装いです。
まあ、好き嫌いがはっきり分かれそうなビジュアルではあります。
そして予想つくと思いますが、アテクシは・・・大好きです。
誰ですか、きれいなオカマとか言ってるのは!
しかしあくまで女性に見せようとしているのではなく、「男の女装」として見せている感じ。
だって、じゅりならその気になればもっと女性的に見せられるじゃないですか。
男装の麗人ならぬ「女装の麗人」。
性差を超えた、倒錯した妖艶さ に思わず見とれてしまいます。
そして、なんとなくオスカル風・・・と思うのはアテクシだけでしょうか。
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今日のipodシャッフル1曲目:夢を語る相手がいれば