あいらのひみつ箱

2006年の年明けとともにジュリーに堕ちました。日の浅いファンが 勝手な思いを書き連ねるゆるいブログです。

Jewel Julie 追憶②

2009-06-23 17:06:10 | アルバムレビュー
※①の続きです。
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じゅりの顔は似てるけど・・・背景が謎だわ。その後光は観音様?


ジャケ裏写真の顔部分アップ。メイクのせい??怖いよぉ~
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6.ジュリアン
「ジュ~リアン あなたの笑顔は 日ご~とにそっと~♪」・・・えっ、違う?
だって「ジュリアン」と言えばプリプリでしょ・・・・反射的にこっちしか浮かびませんわ!
あ、ド頭からボケはいらない?そりゃ失礼しました。
えー、こちらの「ジュリアン」はマイナーコードで基本静かな曲ですが、ダガッタ ダガッタ ダガッタ♪
と符点のリズムで音が上がっていくあたりの演出がスパイスになってます。
まあ、ドラマの効果音みたい、とも言えます・・
ところで、ひとつ疑問があるんですが・・・ジュリアンって、男性の名前でいいんすよね?
(ジュリーとかジュリアなら女性だけど。)
歌詞は愛する女性に向けた歌みたいな感じなんですが・・・・
あと、「あのこと」ってずっと「あの娘と」だと思ってた・・・「あのこと」のことは「事」の意味なのね~
で、よけい頭がこんがらがっちゃうんですが。なんとも謎の多い曲です。

7.衣装
マイナーコードで始まるけど終わってみたらアラ不思議、メジャーになっている!
短い曲だからといって侮れません。注意して聴いてみると9小節目から10小節目のところで転調
してるんですね。
怪しげな、不穏な感じさえするオルガンの前奏のあと、歌が入ると思わぬ方向にメロディーが進行
していきます。
そして、この詞もまたまた意味深ですわ。
ジュリアンの後日談のようでもあり、この曲順もなかなか考えられているなと。

8.ヘイ・デイヴ
ああ~カッコイイ!このギター。ド頭だけじゃなくて、途中で入る何気ないラフな音に惹かれます。
井上さんVer.を生で聴いてみたかった。
奇跡元年ライブでデイブさんへの哀悼の意をこめて歌われ、話題になりましたね。
ブルースっぽい井上節のイントロでググッと。サリーの優しさがにじみ出てるような歌詞でホロリと。
思わずこっちまで一杯飲みたくなる1曲です。
じゅりの歌、♪おまえの 持ってるぅ♪の「る」の上がりきってない気持ちフラットな甘声がたまんないです。
ラスト12発のドラム、音色のあるドラムっていいますか、痺れます。必聴!

9.悲しい戦い
コレですよー!大好きな曲。やっぱり1曲はこういうファンキーで重めのサウンドが無いとね。
じゅりは不良っぽくラ行が巻き舌になってます。
後半のコーラスとの掛け合い→ギターソロの流れ最高。バンドだぜ!って感じ。
井上バンドは余計な打ち込みとか無いからいいですね。
あと、スゴイ見せ場があるわけじゃないんですが、不思議とベースが耳に残ります。
しかし、これもサリーの作詞とは意外です。こんな中島みゆきの「宙船(そらふね)」みたいな詞も
書くんですね~。(って、こっちが先か)

10.バイ・バイ・バイ
これも速水さんだったのね!そうとは知らず、けっこうお気に入りでよく聴いてました~。
軽快なサウンドでちょっとフォークっぽい印象も受けますね。
個人的に、速水さんは曲より詞がいいと思う。
あと地味ですが、伴奏で一番音が動いてるのがベース。硬めにクールに弾いてます。

11.追憶
シングルなんで割愛。過去レビュー記事は→こちら
半年前の記事ですが、我ながら、がんばって書いてた?(・・・というか最近がふざけすぎなんだな。
しかし、東海林センセイのアレンジはレビュー魂をそそるかと。)

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【感想】
前作の「ある青春」はバラードメインのフルオケサウンドでしたが、本作はどちらかというと3枚目の
「今僕は倖せです」に近い感じ。主な編曲が大野さんだからでしょうか。
とは言っても、じゅりセルフプロデュースの「今僕は~」は、正直、曲の出来にばらつきがあるのに比べ、
コチラはグッとクオリティーが高くなってます!
歌詞カードの冊子に「チーフ・アレンジャー大野克夫」とクレジットされてますし、編曲はすべて
大野さんなので、このクオリティーの源は「大野サウンド」なのでしょう。
(大野作品に造詣が深くないのではっきりとは言えないけど~)
このバンドのキモである井上さんのギターの魅力をきっちり引き出す、「うるさすぎない」音作り
素晴らしいですよね。(と、同意を強要)
個人的に好きな曲は「書きかけのメロディー」「悲しい戦い」。歌唱に重点を置くと「四月の雪」ってことで。
しかし、この時期の井上バンドはステキです。クリエイターとしても、岸部、速水の作詞陣に大野、井上、
沢田の作曲陣(分け方に思いっきり異論があるでしょうが、アテクシの独断ですんで。)のバランスも良く、
しかも皆、若くてカッコイイ!(←そこか!
外部の作家陣を入れず井上バンドのメンバーだけで作り上げた音楽の結晶
まさにJewelな一枚です