あいらのひみつ箱

2006年の年明けとともにジュリーに堕ちました。日の浅いファンが 勝手な思いを書き連ねるゆるいブログです。

Jewel Julie 追憶①

2009-06-22 08:47:18 | アルバムレビュー


『JEWEL JULIE 追憶 』(1974年9月10日発売)

1.お前は魔法使い
作詞:沢田研二/作曲:沢田研二/編曲:大野克夫
2.書きかけのメロディー
作詞:沢田研二/作曲:大野克夫/編曲:大野克夫
3.親父のように
作詞:岸部修三/作曲:速水清司/編曲:大野克夫
4.ママとドキドキ
作詞:沢田研二/作曲:大野克夫/編曲:大野克夫
5.四月の雪
作詞:沢田研二/作曲:沢田研二/編曲:大野克夫
6.ジュリアン
作詞:速水清司/作曲:速水清司/編曲:大野克夫
7.衣装
作詞:岸部修三/作曲:大野克夫/編曲:大野克夫
8.ヘイ・デイヴ
作詞:岸部修三/作曲:井上堯之/編曲:大野克夫
9.悲しい戦い
作詞:岸部修三/作曲:大野克夫/編曲:大野克夫
10.バイ・バイ・バイ
作詞:速水清司/作曲:速水清司/編曲:大野克夫
11.追憶
作詞:安井かずみ/作曲:加瀬邦彦/編曲:東海林修
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世間では(といってもじゅりファンだけだけど~)Pleasure Pleasureツアー&ニュー「満タン」シングル
の話題で持ちきりのご様子。あちこちにコンレポや新譜レビュー記事がUPされていて、見ていると
寝不足になりがち~
そうなるとアマノジャクのアテクシとしては、違うことをやりたくなるわけですの。おほほほ。
まあ、しばらくの間ライブはおあずけだし、新譜はもっと聴きこまないとレビュー書けないし~
と言うわけで、大方の流れを無視して、アルバムレビュー(年代順)を進めます。
需要が無くても書き倒す!それが箱クオリティー!

・・・・・ということで、さて、5枚目のオリジナルアルバムとなる本作、いきなり恐縮ですが、
11曲目の追憶いらないんじゃ・・・・サウンド的に、すっごく浮いてますけど~~!
シングル曲を入れたほうが売り上げUPするからかしら?まあいいけど。
あと、このアルバムの中で「好きだな」と思っていた曲がすべて大野克夫さんの作曲だったので、ちょっと
ドキッっとしました~。
全く自覚無かったけど、なにげに大野サウンド、好きなのかしらアテクシ。
・・・・ってその話はまあ、置いといて、井上バンドで一から作った、文字通りバンドサウンドなんですねー。
速水さんもけっこう曲書いてるんですね。日頃歌詞カード見てないから気がつきませんでした。
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1.お前は魔法使い
じゅり本人作詞作曲作品の中でも、人気曲ですよね。
何てったって出だしのオルガンの音がいい!・・・とそれに続くギターのキュッキュ~ン♪もすごくいい!
曲編成はシンプルなんですけど、Aメロとサビでじゅりの声色が違うのでメリハリ効いてると思いません?
前半はやんちゃな男っぽい声でサビの部分でメロウな歌い方になるという・・・・コーラスのフゥー♪
もいいですわね~。
いい曲なんですけど・・・あの~その~歌詞が一部ちょっと好みじゃなくて。
「ほおずりしたくなる」とか、「ふるいつきたくなる」とか(←特にこっち)、若干オヤジくさい表現
が趣味じゃないんですよね。
ごめんよじゅり。メロディーは好きだから~

2.書きかけのメロディー
大好きな曲です。しみじみと心に沁みるメロディーが素敵。出だしの「ピアノとじゅりの声メイン」の
部分がとてもいいので、リードギターの入りはもうちょっと後でもいいかなと思っちゃうんですが、
その分2番で入るフォルテの刺すようなピアノの音が印象的。さらにギターのアルペジオがかぶせられて
ドラマティックな仕上がりになってます。
このギターがまた固めの音で渋いんですよね~
歌の聴きところは♪愛だけがすべてと♪のところでわずかに外しているような、かすれているような
声でしょうか。
曲の後半に行くにつれて震えたような声になり、でも熱くなりすぎないで静かに歌い上げるじゅりの声が
甘く優しい。
いつか、ライブで歌ってくれないかなあ。

3.親父のように
正直に言いますと、いわゆる「飛ばしソング」でして、3月に見に行った映画「炎の肖像」の中でこの曲の
ライブシーンが使われていたんですが、アルバム持ってるのになかなか曲名が出てこなかったのよね。
で、今回レビューにあたってよく聴いてみましたです。
うーん、サリーはいい詞書きますね。きっと心根が優しい人なんでしょう。
コーラスがボリュームありすぎに感じますが、ライブなんかではこのくらいでちょうどいいかもしれません。
メロディーもアレンジもインパクトが弱いかなあ・・・聴きどころは、うーん、ギターってことで。

4.ママとドキドキ
いかがわしさとキュートな魅力の絶妙な配合で乙女を煩悶させた(であろうと断定)イケナイ僕ちゃん
目線のイケてる一曲。ええ、好きです、もちろん。
妄想ソングですよね~じゅりの作詞と思うとますます萌えるでしょ。こんな義理の息子がいたら・・・・・・
あ、ハイハイ、止めます。真面目に書きます。
詞は前半視覚的で、聴いていると情景がすーっと浮かんでくるような感じかしら。
で、後半へいくと本当のママじゃない「ママ」を愛してしまった「僕」の心象風景が見えてくるといった、
考えられていないようで?その実けっこう秀逸な構成ではございませんか!
サウンド面では軽快なりズムが心地よいので、まさに♪気持ちよくて楽しくなる♪曲。
打ち込みなのかわかりませんがブラスの音も挿入されてます。曲を明るくしていますよね~。

5.四月の雪
この歌い方~~ハイトーンのAメロをとことんせつない声色で歌ったあと、さらにキーの高い
サビへ。声の若さが聴いていて一層切ない気持ちになるような感じです。
自分の甘い声の効用をよくご存知なのか、どうなのか・・・・考えてしまいたくなりますわ。
じゅりらしい繊細な曲だと思います。そっと肩に触れた♪のあたりの声がツボです。
ラストフェードアウトする前に一旦音が膨らみますが、そこでのドラミングがいいです。心憎い編曲!

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※②に続く。

(たまには朝UPしようかなっと。)