aiquitoのにっき

語学教師(スペイン語・日本語)&学位論文執筆準備中の
わたしの思い浮んだことをつらつらと綴っ
ています

質問って難しい

2006-11-17 20:26:38 | Weblog
今日、テレビを見ていたら、
来年のフランス大統領選で有力候補と言われている
話題のロワイヤル氏(4人の子持ちの美人キャリアウーマン)
が日本人の記者にインタビューを受けていた。

記者:あなたは勝ちますか?
ロワイヤル:私が勝つかって?そんなこと開票してみないと
     分からないじゃないの。少なくともここ(フランス)
     ではね。日本ではそうじゃないのかもしれないけど。

この字幕を見て、あー、やっぱりフランス人って皮肉っぽい
受け答えをするんだと思った視聴者は多いはず。
私は、ていうか、この記者の質問はないやろーって思った。

テレビでフランスとかスペインの芸能人とかが
日本でインタビューを受けてて、あー、あんな質問されて
困ってる、フランス人だったら、ああいう聞き方しないだろうな、
と思うことがよくある。

自分の周りの外国人が日本人に質問を受けて
困ってたり(しかもすぐに答えられなかったら、日本語が
分かってないと思われる)、自分がフランス人や
スペイン人から受けた質問が、文字通りの意味は分かるけど
どうやって答えたらいいか分からーんって思うことが
時々ある。
こういうとき思うのが、質問の受け答えってその文化の
慣習とすごく関係してるんだなってこと。
それに、質問って、質問する方がある程度
答えを準備してるんだと思う。

このインタビューみたいに、異文化コミュニケーションの
「ずれ」みたいなのを見つけるのが、私は好きだ。

外国人に対するBlocage(拒絶反応)

2006-11-13 15:23:13 | Weblog
うちの夫(フランス人)がこないだ路面電車に乗っていたとき
向かいに座っている女性がこっちに向かって
身振り手振りで何か合図をしていた。
ふと足元を見ると、彼の鞄が座席からずり落ちていたので
彼女はそれを伝えたかったらしい。
一言「鞄が落ちてますよ」と言ってくれればすむことなのに
(十分声が届く距離なのに)
彼女は必死になってジェスチャーで伝えようとしていたらしい。
まあ、彼女はあくまで親切心で教えてくれたのだということは
考慮に入れなければならない。
彼は日本に来てから、コミュニケーションを一切シャットアウトされることが
時にあるという。(こういうネタはうちでしょっちゅう挙がる)
英語で話しかけられるのならまだしも(英語で話しかけられるのも
彼は気に入らないのだが、)顔を見て外国人と分かるとあからさまに
コミュニケーションを避けようとする人や、ものすごくぞんざいな
話し方をする人もいる。
彼は日本語で話してるのに、相手の日本人はずっと片言の英語
なんてこともよくある。(これは一体どういう心理状態なんだろう)
普通に日本語で話してくれればいいのに、「どうしようー、私英語話せないーっ」
って、パニック状態になってしまったり、
日本語で話しても、自分の日本語が分かってくれなかったら、
なんかめんどくさくなりそうとか思ってしまうんだろう。
これは夫の話ではないが、外国人(特に欧米人)が日本語で道を聞こうと思って
話しかけたら、「ソーリー、ノー イングリッシュ」とか言って
逃げられたという話は、よく聞く。
別に日本にいるんだから、日本語で話せばいいんだし、
日本にも日本語で生活をしている外国人がたくさんいるって
ことをもっと知って欲しいなあ。
そういうとき、私はちょっと意地悪になって、逆に
相手にショックを与えたいと思う。





日曜日のお昼の愉しみ

2006-11-12 22:02:10 | Weblog
昼間からのんびりお酒を飲むのは
ほんと幸せな気分になる。
今日は、友達のお父様から譲り受けた
赤紫色の液体でのどを潤しながらだらだらとお昼ご飯を
食べるという至福のひとときを過ごした。
娯楽の少ないこの町での楽しみは
これにつきるわ。

そして、ひと粒のひかり…

2006-11-09 22:10:44 | Weblog
TSUTAYAでDVD宅配サービスを始めて以来、
月に8枚のDVDを消費しないといけない。
(別に消費できなくても元がとれないだけの話だが)
今のところ、最も衝撃的だった映画はコロンビア映画の
「そして、ひと粒のひかり・・・」 http://www.soshite-1tsubu.jp/

私のスペイン語を教えている学生がこれをテーマに
卒論を書いているらしいが何を書くのだろう・・・
中南米の映画なんてめったに見られないからと
思って借りたら、重い気分になった。
コロンビアの片田舎に住む若い女の子が、お金欲しさから
胃に麻薬を入れて米国まで運ぶんだけど、
結構リアルな撮り方がされていた。
満足のいく映画だった。(えらそう?)

文体とキャラ

2006-11-07 21:22:31 | Weblog
ブログを書くとなると、どんな文体で
書こうかと考えてしまう。
そもそもニュートラルな文体ってないと思うし、
「デアル」とか、何か苦手だしな、論文みたいで。
直接本人を知ってる人のブログとかを初めて読んだとき、
「へー、この人、こういう書き方するんだ」って
本人のイメージと文体からのイメージのギャップ(悪い意味ではなくて)
を感じることがよくある。
文体一つでキャラを作り出せるもんなー。
ちょっと背伸びした研究者の卵きどりでいくか、
関西のねーちゃん(素のわたしは関西弁やねん)にするか、
まあ、その時の気分にまかせよう。興奮したら、関西弁が出るであろう。
でも、人はキャラに合わせて話しているって、この前も学会である先生が
言ってたけど、話し方がキャラを作ってしまうっていうのもあるよなあ。
文体もそうだし、方言や言語でもキャラは変わってしまう。
自分は、標準語を話してるときと関西弁を話してるときと
明らかにキャラが違うと思うし、ましてや、外国語を話すときは
フランス語キャラやスペイン語キャラになってるもんなあ。



とりあえず始めてみよう

2006-11-06 20:53:17 | Weblog
最近、何かしながら頭の中でぼーっと考えていたことを
しばらくたって、思い出そうとしたら、
もう思い出せなくなってしまうことが
よくある。
(最近、ますます作動記憶容量は少なくなってきた気がする・・・)
なんかいいアイデアが思いついてた気がするのに
とか、次に友達に会ったときに話題提供できるのにって
思うことが、思い出せないと、なんか気持ち悪い。
だから、ブログを書こうと思った。
ふと思ったことを書き留めておくために。
思考はやっぱり、言葉にすることによって整理されるもんね。

このブログで話題に挙がりそうなことは、
「外国語習得」「異文化コミュニケーション」「本の話」
そして何より、「食べ物(しかもマニアックかも)」だろうか。

しかし、筆不精で日記もほとんど書いたことのないわたし、
続けられるだろうか。