顔回の一期一会

時の徒然なるままに

近き春

2013-05-12 10:58:13 | 雨模様

冷たい雨のなか、お茶室はお花見の趣向です。

お軸は、風月楽、お筆は一甫御老師です。

禅語が多いお軸の中で、解りやすい文語です。

お花は、芍薬の蕾、まだまだ花開きません。

それでも、お茶室の中は暖かく、少しホッコリしてきました。

花入れは、青磁です。

5月に入り、風呂の設えです。

吉野の山の桜を見立てて、吉野棚があります。

この季節の変わり目が、春を感じさせてくれる、心嬉しい一時です。

お水をあける建水と言うお道具で、吉野寿司桶と銘がついています。

お花見で、使用されるのをお道具に見立てているようです。

蓋置は建水と一緒に使用するもので、また桜の模様の細工がしてあります。

少しでも、お花見の気分を味わいましょう、というところかな???

お天気が、今一つはっきりしませんが、間違いなく春は、近く迄来ています。

お茶室は、お道具で春を感じ、言葉で語彙を磨きます。

楽しいお勉強の場でもあります。

 


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2 コメント

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Unknown (サンダーソニアM)
2013-05-13 05:48:46
やっと桜の蕾が膨らんできましたね。
これから楽しみですね。

お道具を拝見して若かりし頃を思い出しています。
二十歳の頃でしょうか、お友達に逢えるのも楽しみでした。

お抹茶を家で簡単に入れられる様にしたいと思っています。
その内に、ご指導宜しくお願いします。
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近き春 (顔回)
2013-05-13 09:30:56
サンダーさんお早うございます。
函館は春でしたか?
お茶室は、春一色です。
静かで、優雅な一時を持てる事に感謝しています。
昨日は、近くのお友達(マンションの人)を
招いて、お花見もどきのお食事会を開きました。
皆さん、お抹茶等初めてで、楽しい時を過ごしました。
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