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枝野官房長官がアイヌ民族博物館を視察【白老】(苫小牧民報)

2011-02-22 00:00:00 | アイヌ民族関連
枝野官房長官がアイヌ民族博物館を視察【白老】

苫小牧民報 - 2011/02/21 15:16


伝統楽器ムックリの演奏を体験する枝野長官(中央)、右は鳩山前首相

 枝野幸男官房長官が20日、胆振管内白老町のアイヌ民族博物館を視察し、先住民族の歴史や文化に理解を深めた。官房長官は政府のアイヌ施策推進会議座長。飴谷長蔵町長らと懇談し、国が白老町で整備する「民族共生の象徴的空間」などアイヌ関連施策の早期推進の求めに、枝野長官は「アイヌ民族の歴史や伝統が周知されるよう、できる限り早く進めていきたい」と述べた。

 民族共生の象徴的空間の白老内定(2010年12月)から、初の現地訪問になる。枝野長官はアイヌ民族の宗教観や暮らしを伝える館内の展示や、ユネスコ無形遺産のアイヌ古式舞踊の公演、伝統工芸の作業風景を見学し、ポロト湖畔の伝統家屋「チセ」に足を運んで意見交換会に臨んだ。

 意見交換には、鳩山由紀夫前首相、三井辨雄国土交通副大臣、高橋はるみ知事、加藤忠道アイヌ協会理事長、アイヌ政策推進会議・民族共生の象徴となる空間作業部会の佐々木利和部会長、飴谷町長が参加した。加藤理事長は「菅首相は『国民の命を守るのが政治家の仕事』とおっしゃった。共生空間はアイヌ民族の国民理解を促進し、アイヌ民族自身の誇りを育むという人に関わる政策。長官の強いリーダーシップで1日でも早い整備をお願いしたい」と訴えた。飴谷町長は、アイヌ民族博物館を国立にするよう要望した。

 民族共生の象徴的空間は、大規模公園の整備やアイヌ民族の人骨を納める慰霊施設の建設などが検討されている。


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