ひもつき補助金廃止 民主党が政策集公表 （北海道新聞）

ひもつき補助金廃止　民主党が政策集公表 （07/23 14:01）
　民主党は２３日、衆院選マニフェスト（政権公約）の基になる政策集を公表した。鳩山由紀夫代表が提唱する「地域主権」の具体策として、国が使途を定める「ひもつき補助金」を廃止し、地方が自由に使える「一括交付金」に改める法案を提出するほか、国の法律や省令を地方が変更できる「上書き権」を明記。アフリカ・ソマリア沖の海賊対策では海上自衛隊派遣を容認する。

　重点項目を抽出し、月内にマニフェストとして発表する。

　道内関連では、昨年６月に国会で採択された「アイヌ民族を先住民族とすることを求める決議」を踏まえ、アイヌ民族の権利を確立する総合的施策を進展させるとした。

　党の最重要政策と位置付ける分権改革では、国の直轄事業にもかかわらず、地方が一定割合を負担する地方負担金制度を廃止。国と地方の協議機関設置を法律で定めるほか、地域の意思決定に住民の声を取り入れる「住民投票法」も制定する。