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五味五感 BLOG

日高敏隆先生

日高敏隆先生がお亡くなりになられたとニュースを見ました。

日高先生はやまねミュージアムでもお世話になった先生で、湊先生がとても尊敬をされていた先生でした。
私は、湊先生から日高先生の話を聞き、その存在を知ったのでした。
何度か清里にも来て頂いていたと思います。

ある時、飛行機に乗ったときに日高先生の昆虫の文章を初めて目にしたのでした。
「あっ、日高敏隆先生だ」と読んだのでした。
文書と共に宝飾品の写真か何かがデザインされていて、目を引いたのでした。

読んでみると、その文章が品が良くて、とても自然体で・・・。
あまりにステキだったので、その機内誌を持って帰って湊先生に見せたような覚えがあります。

日高先生の文章がもっと読みたいと思って本を買いました。
手元にあるのは『春の数えかた』
私の感覚ですが、自然科学の方の文章は本当に元気が出て豊かな気持ちになります。
星野道夫さんもその一人です。

自然は人間が生きていく上での当たり前のことに気づかせてくれるような気がするのです。
私もそんなセンスを身につけ、誰かに「自然界はこうなんだよ」って伝えたいです。それが私の生きがいです。(それを職業にしているのですが(笑))


似たようなことをあとがきで椎名誠さんが書いていらっしゃいました。
抜粋しますね。

・・・・・・・・・・・

それ以来、日高先生の名に親しみを抱き、これまでの日高先生のたずさわった殆どの訳書や著書を読んできた。そしてこの『春の数えかた』は動物への興味だけでなく、人間として生きることの喜びを確認できるすぐれた人生の思考の書という「かしこい美人」の本でもある、ということを確信したのである。

・・・・・・・・・・・

「かしこい美人の本」だって!
これは読まねば、でしょ。
日高先生の追悼の気持ちを込めて、もう一度、この本を読み直してみようと思います。
まだ読んだことがない方も一緒に追悼の気持ちで読んでみませんか?

日高敏隆先生のご冥福をお祈り申し上げます。

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コメント一覧

N爺
http://hndesign.seesaa.net/
また、また、こんにちは。
日高先生の事知りませんでした。
良い本を紹介して頂きました。至急、購読します。先生の他の著書も調べましたが、面白そうなのが一杯ありますね。「ネコはどうしてわがままか」とか「人間はどこまで動物か」など面白そうです。
椎名誠のコメント、懐かしいです。しばらく彼の本読んでいませんが、若い頃はBEPALの連載や彼の単行本などよく読みました。

N爺、犬猫から鳥も爬虫類も好きですが、昆虫も大好きです。中、高生の頃は理科部や生物部にいて蛇を飼育したり昆虫観察したりしていましたが、その後はデザインの道に入り、生物について論理的なことは解りませんが感覚的には生物と接する事は大好きですね。

生物は哺乳類(ペット)だけでなく昆虫でも、私は敬意を持って対等に接する事にしています。
そうすれば、虫だって爬虫類だって友好的に接してくれる様な気がします。
彼らに接する時は、いつも名前をつけて話しかけるようにします。写真を撮るときもそうする事でかれらの視線は必ず優しくなります。

我が家のイグアナ「イグ太」も(ペットですが)私が朝晩話かけると目を細めてボビング(イグアナの習性で首を立てに振るしぐさ。お互いのコミュニケーションとる行動)をして迎えてくれます...そして、私は心が和みます。

生物の行動、生物とのコミュニケーション大変興味深い事です。
是非、日高先生の本、読みたいと思います。

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