監督 水田伸生
脚本 宮藤官九郎
出演
阿部サダヲ(鬼塚公彦)堤真一(内藤貴一郎)
柴咲コウ(大沢富士子(駒富士))
小出早織(駒子)大倉孝二(大下)
生瀬勝久(先崎部長)山田孝之(修学旅行生)
須賀健太(カメラ小僧)Mr.オクレ(老社員)
北村一輝(医師)植木等(斉藤老人)
真矢みき(こまつ)吉行和子(さつき)
伊東四朗(鈴木大海)
2007年、日本
1月はとうとう劇場に行かずじまいです。笑
是非、見たいという作品がなかったせいもあるけど。
年末に見た映画の感想で~~す。かなり楽しい映画でしたよ。
今年初の劇場はアン・リー監督の『ラスト、コーション』になりそうです。
アン・リー監督と言えば、『ブロークバック・マウンテン』、ヒース・レジャー・・・28歳、まだまだこれからの人なのに、とても残念です。
あらすじ: お茶屋で遊んだことはなくとも、熱狂的な舞妓ファンの鬼塚公彦(阿部サダヲ)は、念願の京都支社への転勤が決まる。恋人の富士子(柴咲コウ)を捨てて京都入りした彼は、お茶屋へ直行するも、「一見さんお断り」の壁にぶつかってしまう。しかし、会社の社長がお茶屋の常連で、仕事で実績を出した公彦はついにお茶屋デビューを果たす。(シネマトゥデイ)
男の究極の夢。それは・・・
<<舞妓はんとの野球拳!!!>>
鬼塚公彦は高等学校の修学旅行で、京都を訪れ、舞妓さんたちの可愛らしさに心を奪われる。
京都で、思い切り舞妓さんとお座敷遊びがしたい。笑
念願叶って、13年後、京都へ転勤がきまる。
13年後の春どずエ~♪
関西人の私でも京都で、あまりにも美しい舞子さんを見かけると興奮する。
面白いところに目をつけたと思う。
一見さんお断り・・男性にはある意味、夢の世界かもしれない。
パッとしない恋人富士子(芝咲コウはそうは見えないが)とはあっさり別れた。ひとつことしか見えなくなってる男って怖いね。笑
宮藤官九郎の脚本ということで、舞子さんに憧れるひとりの男性の物語を、ありえない話しながらたたっとテンポよく面白く見せてくれる。
知らずに見たら、原作はコミックかなんて思いそう。
舞妓おたくの鬼塚“ぼん”がブログを書いているのも現代的で笑える。
仕事中にいいのか。笑
途中、堤真一との競い合いがについていけない感じはあったが。(くどい・・脚本がクドカンだけに・・笑)ミュージカル場面はよして、もっと舞妓さんの踊りを見せてくれてもよかったかなあ。
その後、お話は意外な展開で人情話とあいなります。
堤真一は、あのほのぼのさがやはりいい感じです。
小出早織は芝咲さんより舞妓姿が似合っている。笑
阿部サダオはカツゼツもあざやかに、脇役もかすむ凄まじい!!怪演。
阿部サダオなくしてこの映画は成立しないと言っても過言ではない?笑
主題歌も歌っている。
へ~、バンドのボーカリストなのね。
しかし、“大好き“文字”には笑ったなあ。
あら、やったらアカンやろ~。京都のお人が泣かはりますえ。
これだけ役者が揃ったら面白くない訳がない。
気色の悪い医者役、北村一輝はインパクトあります!笑
植木等さんの花街登場の図にはCGかと思ってしまった。
ここから、結末にふれています。
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芝咲さんは多彩な役がこなせますね。感心。
駒子がいながら富士子に未練たらたらの鬼塚に、
「駒子はんにはあんさんしかおへんのどす。行く前に前の恋人との縁をお切りやす」
この女心は切ない。
舞妓ふたりは正しい衣装の選択をした。
めでたし。めでたし。
阿部サダオの舞子姿の舞踊は堂にいってうなりそうになった。笑
遠目には(汗)誰よりもあでやかなのには舌を巻く。笑
時は流れ、ある御茶屋に入ると女将は駒富士である。
そこで、下足番をしている不敵に笑う男は・・こちらも、にやりとさせられる。
最後に。
植木等さん、笑いと元気をありがとうございました。
昭和のあの時代に、能天気な陽気さをふりまいてくれた人でした。
感謝。お疲れさまでございました。合掌
コメントをありがとうございます。
私もアレッ、あまり野球の上手い下手はわからないのですが、シャープな振りしているなあ。
何でも起用にこなす人なんだなと思いました。
起用どころか、野球少年だったのですね。驚きです!
小柄だけど、運動神経の塊みたいな感じですものね。^^
調べてみたら中学高校と野球部だそうで二度びっくり。
阿部サダヲ=野球、結びつきませんでした。
『舞妓 Haaaan!!! 』は面白かったですよ。^^
阿部サダヲさんの顔を見てるだけでも面白いです。笑
『マイ・ブルーベリー・ナイツ』・・
ウォン・カーウァイ監督作なんですね。
ジュード・ローはさしずめ、トニー・レオンの役どころですかね。
『恋する惑星』フランス映画版でしょうか。
切ない系の映画なのかな。
フランス映画ってところに惹かれます。
パイのお店のカウンターや、店のソファがどことなくカーウァイ監督映画で見覚えのあるような。笑
カレンダーはどんなでしょう?
今回はテーマは”時”ではなく、”距離”なんですね。
カーウァイ監督作ということにこだわらずに見たほうがよさそうですね。
これもおもしろそう。
ラスト、コーションのラストはLastじゃなくてLustなんですね。
まだ見てないのに原作を買いました。
マイ・ブルーベリー・ナイツの前売り券はカレンダー付き♪