来夏の参院選を考えれば
投票率の高い高齢者にばらまく方が効果的か
砂漠に水をまくようなものか
1100万人もの高齢者に一律3万円もの給付金
子育て給付金は中学生以下の子供約1600万人が対象
子育て給付金をカットして(その財源を)高齢者に回していると誤解される
財政への配慮なきバラマキとみられる
3万円給付は若い人への支援が消し飛んでしまうほどのメッセージだ
そもそも「少子高齢化」社会は戦後自民党政治の
無能無策無責任政治の結果であって自然現象ではない!
高齢者優遇、若者切り捨て…「1億総活躍」の趣旨に反しないか
2015.12.18 06:05更新
http://www.sankei.com/politics/news/151217/plt1512170078-n1.html
「少子高齢化に歯止めをかけ、50年後も人口1億人を維持する。その国家としての意志を明確にしたい」-。
安倍晋三首相は9月24日に「1億総活躍社会」の趣旨を熱っぽく説明した。しかし1100万人もの高齢者に一律3万円もの給付金を配り、子供1人あたり3千円の子育て給付金を打ち切る今回の構図は、首相の方針と違うメッセージを子育て世帯に与えないか。
政府は、景気浮揚策としても高齢者に3万円を配る効果はあると説明する。ただ、今回の高齢者への現金配布に対しては「砂漠に水をまくようなもの」(自民党閣僚経験者)と身内からも批判の声がある。
政府も子育て対策に手を抜いているとは言わない。来年度からひとり親世帯に支給する「児童扶養手当」の増額や、保育の受け皿を5年間で50万人増やす方針を打ち出している。
ただ、児童扶養手当の増額対象は子供が2人以上いる親(約42万人)なのに対し、廃止される子育て給付金は中学生以下の子供約1600万人が対象。多くの子育て世帯では家計への直接支援は減ることになる。児童扶養手当の増額にかかる予算は国費だけで約105億円とみられるが、高齢者給付金の3600億円超と比べても予算規模は大きく異なる。
ある自民党幹部は「来夏の参院選を考えれば、投票率の高い高齢者にばらまく方が効果的」と話す。こうした選挙至上主義が背景にあるなら「1億総活躍」は空疎な張りぼてになる懸念がある。(水内茂幸)(引用ここまで)
首相の指示で組んだ予算だ。了承してほしい
偽装・偽造・やらせの「自由民主」党浮き彫り!
高齢者3万円給付金を自民了承 進次郎氏「高齢者優遇」などと反発
2015.12.17 23:47更新
http://www.sankei.com/politics/news/151217/plt1512170075-n2.html
自民党は17日、厚生労働部会などの合同会議を開き、低所得の年金受給者への3万円給付を含む平成27年度補正予算案を了承した。ただ、小泉進次郎農林部会長ら出席者から「高齢者を優遇しすぎではないか」「選挙目当てのバラマキだ」との批判が続出。来年度から「子育て世帯臨時特例給付金」(子育て給付金)が打ち切られることにも「若者切り捨てだ」と反発を強めた。
会議では稲田朋美政調会長や加藤勝信1億総活躍担当相が出席する中、小泉氏は3万円給付にかかる予算額が3600億円を超えることに触れ「本当に、整合性の取れた政策なのか」などと批判。他の議員も来年夏の参院選への影響を懸念し「子育て給付金をカットして(その財源を)高齢者に回していると誤解される」「財政への配慮なきバラマキとみられる」と反発した。
加藤氏は会議で「給付金で消費を喚起し強い経済を実現したい」と理解を求め、稲田氏が「首相の指示で組んだ予算だ。了承してほしい」と引き取った。それでも小泉氏は会議後、記者団に「3万円給付は若い人への支援が消し飛んでしまうほどのメッセージだ」と批判を続けた。
3万円給付は安倍晋三首相の看板政策「1億総活躍社会の実現」の緊急対策に盛り込まれ「官邸が発案した」(政府関係者)政策だ。軽減税率をめぐる協議が官邸主導でまとめられたことに対し、自民党内に不満がくすぶっていることから「反発は官邸に対する意趣返しだ」(党幹部)との見方もある。
来年度から打ち切られる子育て給付金は、消費税率8%引き上げの激変緩和策として26年度から始めた。27年度は高所得世帯を除き、中学生以下1人あたり3千円を支給。公明党は支給継続を求めたが、政府は軽減税率で1兆円の財源が必要になったとして打ち切る方針を決めた。(引用ここまで)