50歳からの海外移住生活

風とカモメの街に暮らして                               

明日から来なくていい!非情な仕打ちにUpset (-_-;)

2018-11-24 10:54:08 | 海外生活
夫は、Supply Teacher(非常勤講師)である。

この秋は、仕事に恵まれていると喜んでいたのも束の間。

月曜日の朝、エージェントから電話がかかってきて、「残念ながら、明日から、仕事に来なくて良いとのこと」との連絡があった。
この仕事は、CollegeのCarpentry(大工職人さんになるコース)
夫は、残念ながら、このコースを教える資格は持っていない。

でも、アンティーク家具の修理や製作、セカンドリースクールに於いて、テクノロジー(技術)のクラスを、教えてきた。

突然、クビになったのは、何もミスをしたからではない。その前の週に、資格を持つ人が入って来たからだと、夫は推測している。理由も何も言われなかったが、そういうことなんだそうだ。

夫は、勿論のこと、私も、ショックで、がっくり来てしまった。

来年は、この家のリモルゲージ(ローンの組み直し)で、多額のDeposit(頭金)も支払わなければならない。私も、なけなしの日本の貯金を、つぎ込んで、何とかこの家に住み続けるために、犠牲を払わなければならないというのに。将来の事を考えると、不安が次から次へと、頭をよぎる。

老後の資金など、貯められないではないか?!

私も最初の頃、何度も、ここで仕事を探したけど、難しいと思った。
この町に住んでる友人も、仕事探しに苦労している人の何と、多いこと。

しかも、若くて美しい人でも、ホテルのお掃除の仕事などをしていると聞いた。

私の知り合いの日本人女性は、日本にいる頃は、歯科技工士として活躍していたが、こちらでは、新たに
資格を取りなおさないといけないということで、同じ仕事には就けなかった。
今は彼女は、何とか、半年間、仕事を、探しに探した挙句、やっと、スーパーのレジの仕事に就いたようだ。


ロンドンにまで行けば日系企業があるから、何とか雇ってもらえる可能性もあるらしいが、この小さな町では、仕事といえば、Carer(介護職)以外は、何か特別な資格でも持っていない限り難しいのだ。

スーパーの仕事なんて、日本だと、いくらでもありそうだけど、こちらでは、いろいろな難関を乗り越えなければならないのだ。

まず、スーパーのレジの仕事も、今は、人にとって代わって、オートマチックのTill(レジ)になっていて、自分自身でスキャンして、支払いをする。そのTillには、必ず、一人くらい係員がいるが、いつも、何やら、上手く行かなくて、係員に来てもらわなければいけない。

人員削減のためとはいえ、やはり、人にレジを売ってもらって、買い物ができることが、人間味があっていいと思うのだ。
こんな風にして、全てが、機械化されて、人が減らされて、人がする仕事が亡くなるのかと思うとやりきれない。

会社に電話をしても、機械が応答する。人との会話がなく、すべてコンピュータで、何もかもやる未来になるのだろうか?
コンピュータが出来ない年寄りは、益々取り残される。

私が仕事が見つからなかった頃、こちらの友人が、「ピアノを教えたら?」と言ってくれた。
「ええ?!私なんかが?大丈夫かしら?」

でも、他に仕事もないし、やってみるしかないかと思い、最初は、日系2世の子供たちを教え始めて、それから、広告を出して教えるようになった。

確かに、収入は少ない。でも、何もやらないでいるよりは良い。と思った。
そして、今でも収入は少ないけど、そして、時には、教えるのが難しい生徒もいるけど、ここで、私に出来ることは、他に何もないので、やるしかないのだ。

日本でだったら、音大卒のとか、立派なピアノがないと、とか言われるのだろうけど、こちらでは、関係ないのだ。フリートライアルレッスンに来て気に入ってくれたら、レッスンに来てくれるし、勿論、すぐにやめてしまう人もいる。

ここで、有り難いことは、人と比べる必要がないということかもしれない。

先日、フリートライアルレッスンに来た日本人がいた。
若い日本人男性で、医者の仕事をしているという。同僚から聞いて来られた。

Diplomaの資格を取ってると聞いたから、私より上手なんだろうなと思った。
でも、むげに断る必要もないし、来ていただいた。
そして、彼は、おもむろに、うちのデジタルピアノで、曲を弾き始めた。

8年間弾いていないとは、信じられないくらいだった。
家にピアノがないというのも信じられなかった。
こういう人のことを、天才というんだろうなと、思った。

ショパンやリストの曲を何曲か、全て暗譜で、1時間くらい、ぶっ通しで彼は弾き続けた。
指がすごい速さで動き、見えないくらいだった。

ラカンパネラなどは、まるで、辻井伸行さんのピアノを聴いているようだった。
当然、私が教えられるレベルではないので、私の先生を紹介した。

「すごいですね!」と私が感心していると、謙虚な彼は、それでも、
「(自分のレベルなんて)たいしたものでは、ないですよ」と、言った。



先週、宿泊したSurryのホテルの庭。



寒くなってきて、暗くなってきた。ゴンキチは、夕方、2日に1回くらいの割合いで姿を見せる。






ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
« 久々のロンドン、足底筋膜炎... | トップ | クリスマスカード作成 »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

海外生活」カテゴリの最新記事