こんにちは
ヤマハのギターフェアに行ってきました。
いつもは地下のギター売り場の奥の狭いスタジオなんですが、今日は6階の広くてきれいな部屋でした。
スタジオでないので少し音が響いてしまいますが、先週目を付けておいた
これ
だけを弾いてきました。
他にも高級品がずらりとあったのですが、絶対に購入しないというかできない、完璧な冷やかしなのであれこれ触るのは気が引けて、お目当てのものだけに集中してきました。
作者はえ~と忘れてしまいました。(ラベルを見るとテオドロ・ペレスと言うのかな?)
全体像はこれ(あれ?横のままだなあ?)
ボディーが現代のギターより小振りで形も少し違うような、抱いてみた感じでは弦長が短いのかなと先週は思っていたが弦長は650mmでボディーが小さいのでそんな感じがしただけのようだ。
音は、小振りなボディーから少しオモチャっぽい古風な音がする。
オモチャっぽいというのは適切ではないかもしれないが、表現力に乏しくて困る。
いわゆる良く鳴るギターのような派手なギンギンした音ではなく、かといって古くなった弦のような鈍くこもった音という訳ではなく、古風ないい音だ。
ソムリエや音楽評論家のような表現力が無いのでこれ以上の表現は出来ないが、よく響く高級品(例えば先週ちょっと弾いてみた350万円のハウザーとか)よりもこんな感じの落ち着いた楽器が好きだ。
そうは言ってもこれも高い、240万円だったかな、フェア価格で安くなっていたかな?、買う気がないので値段はあまり覚えてない。
しばらく弾いていると弾く方も慣れてきてだんだん音が出てきて、少しずつ特徴が分かってきた。
高音弦は滑らかで2・3弦のハイポジションは枯れた音と言うか嫌みの無い音がする。
低音弦も落ち着いている、4弦がよく響く。
はっきりとしたウルフトーンがG#にあるので、3弦の1フレットと4弦の6フレットがよく響く、用心しないと暴れる。
その関係かな?、4弦の中ポジション以上が派手に響く傾向がある。
弦高は僕のより低く弾きやすいがフレットが高いので指を滑らすところで時々引っかかる。
塗装はつるつるピカピカではなく艶の押さえた年代物風だ。
細かいところを見ると結構、これ中古なの?と言った感じを受ける。
トーレスのレプリカと言うことで伝統的な作りで伝統的な音質の良い楽器だ。
僕のようなバッハひとすじ、バロック一筋の人間にはちょうどいい。
・・・
良い目の保養と耳の保養になった。
チエさんありがとう。
お礼にという訳でもないが、楽譜を購入した。
佐々木忠さんの「ギターのためのバッハ作品集」(またバッハですか?)
ゼンオンギターライブラリー バッハ 作品集 佐々木忠 編 (ゼンオン・ギター・ライブラリー) 価格:¥ 2,100(税込) 発売日:2005-02-21 |
BWV1023ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ
BWV1034フルートと通奏低音のためのソナタ第2番
BWV1035フルートと通奏低音のためのソナタ第3番
の4曲が入っている。
このうち、1013と1034と1035はフルートの演奏でよくCDを聞いている。
そのうちどれか1曲やって見よう。