39ギター

35年ぶりに弾き始めたクラシックギター
神経痛と戦いながら
どこまでバッハに迫れるか
蝶も花もアーチェリーもあるよ

ギター三昧の生活にしたいなぁ・・・

2010-04-27 09:23:11 | ギター

お早うございます。

雨の音で目が覚めたような、そんな雨が降っています。

最近はギターは結構調子が良くて、夕べも割と気持ちよく弾けました。

最近は、BWV998のプレリュードがマイブームで、名曲ですよね、何度弾いても飽きません。

わずか2ページで繰り返しもなく、たんたんと流れる3個セットの高音部と落ち着き払っていながら緊張感を盛り上げる低音部。

田部井辰雄さんのDVDを見ながら自分なりの曲想作りをしたいのですが、その前にある程度弾けるようになってないと話にならないので、最近は集中的に練習して、まあなんとか半分ぐらいは暗譜して時々引っ掛かりながらも最後まで弾けるようになってきました。

集中的にと言っても、一日に2回ほどで難しいところを追加練習して2回半と言ったところで、あとは他の曲もいろいろとやっています。

もう一つのマイブームは無伴奏チェロ組曲1番のプレリュード(佐々木忠編曲のイ長調)、どちらも6弦をDに下げるのでつづけてというか交互に練習しています。これも言わずとしれた名曲で、3ページ分の上下にゆらぎ変化をしながら繰り返し流れる旋律。

この楽譜を少し遠目で眺めると音符の流れが少しずつ変化しながら同じように繰り返され、その数小節ずつの固まりがまた少しずつ変化しているのがよく分かります。

この単調な音符の流れの中にどうしてあれだけの曲想が埋め込まれるのでしょうか、音楽の不思議とバッハの天才が融合した名曲です。

この曲の存在は、20歳前後の学生時代から知っていましたが、当時は練習曲のような単調な音符の動きが退屈でこの曲の良さが解らなかったのです。

が、不思議ですねぇ。

この感じ方の変化は何なんでしょう、結局音楽は作曲家が作りますが、最後はその曲を聴く人の感性で完結していると言うことでしょう。

どんな名曲も、聴く人の感性がそれを受け入れなければ単なる音ですが、ひとたび聴く側の感性に共振すればすばらしい音の世界がそこに生まれます。

沖合をタンカーが霧笛を鳴らしながら航行しています。あれはGかな?

さあ、仕事をしよう。木曜日からは7連休でギター三昧の生活にしたいなぁ・・・