私の住んでいる地域の方言を紹介しますシリーズ、第19回。
◎ぼぶらもしくはぼーぶら
今日は日曜日。鉄ちゃんが武ちゃんの家で昼食をご馳走になっています。武ちゃんのお母さんが腕によりをかけた料理に舌鼓を打っています。
武 鉄ちゃん、そげんがつがつ食べんでもよかろうもん。料理はまーだいっぴゃあるせんね。ゆっくり食べんね。
鉄 そげん言うたっちゃ、こげんうまかっちゃんば、つい食べるとも早うなるったい。仕方んなか。
そこに武ちゃんのお母さんが次の料理を運んできました。湯気がホカホカ上がっています。
母 やっと、煮物のできたよ。一杯お食べな。鉄ちゃんはこれが好きやろ。
鉄 うわっ、ぼぶらん煮しめたい。おりゃ、こりが一番すいとーとるたい。そしてこげんがんわり、おばちゃんありがとさんです。
母 台所にはまだあるせん、がんわり食べてね。ご飯のお代わりいらんね、鉄ちゃん、武。
鉄 いります、がんわりよかですか。
お母さんはにこにこ笑顔で鉄ちゃんが差し出した茶碗を受け取り山盛りのご飯をよそった。
武 おりも。
武ちゃんも茶碗を差し出した。お母さんは嬉しそうにご飯をよそった。
鉄 ばって、ぼぶらは、なしてこげんうまかっちゃろ。甘かしね。
武 おりも好きばい。母ちゃんの腕でもよっちゃろばってね。
二人は、もぐもぐ口いっぱいに頬張り食事を続けた。お母さんはその様子を嬉しそうに笑顔で見つめていた。
ぼぶらとは、カボチャの事です。私の祖母は野菜を作るのが上手でぼぶらや玉ねぎやジャガイモなどたくさん作っていました。それを母が煮ものにしてくれて食べていました。懐かしい思い出です。