ハレ替え本舗だより

広島県福山市の(株)渡邊畳店の三代目です
主に仕事に関係したいろいろな出来事や思いを書いています。

茶室用の畳表

2009-10-26 07:38:34 | 日記
先日の展示会で茶室用に新しく開発された畳表が出品されていました。
通常の畳表を使って炉畳を作ると、1尺4寸の炉の部分が綺麗に畳表の目に乗らないで中途半端になっていましたが、この表だと、綺麗に目に乗るそうです。

また近いうちに使う機会があれば良いなと思います。

上敷き表

2009-10-25 07:21:01 | 日記

8年前に表替をした畳の縁をはがしていたら表の端の部分に糸がたくさんついていました。



そういえばその頃、畳表、ねぎ、しいたけにセーフガードが暫定的に措置されていてました。
中国からの輸入量が制限され、その枠以外に輸入しようと、畳表ではなくて、縁を付けて上敷きとして加工して、それを輸入していました。

畳に貼り付ける前にその縁を取っていた為、そのときの糸が残っていたんですね。

結局、セーフガードの本格的な発動はなされませんでした。


中継ぎ表

2009-10-24 08:45:43 | 日記
昨日は13枚の表替をしました。
7年位前に機械織りの中継ぎ表で表替をしたところです。
この中継ぎ表は新びんご中継表といい、藺草はこの地方で栽培されたものです。


7年くらい使用した中継ぎ表です。
表をつないでいる部分がよく見ると分かります。



裏側です。
中央あたりが表を継いである部分です。
通常は中継ぎ表は裏返しをしませんが、することもあります。

衝動買い

2009-10-23 06:52:58 | 日記

昨日は畳表と機械の展示会に広島市内まで出かけてきました。

以前からあったら良いなと思いながらも、そんなに使用頻度も高くない機械だったので購入していなかったのだけど、なぜか昨日は半分衝動買い様に買ってしまいました。

展示会に行く前に親しい友人と会って色々と話していくうちに、仕事に対して意欲が増したのが原因かなって思っています。


展示会

2009-10-22 07:43:30 | 日記

今日は今から広島での展示会に行ってきます。

今年の畳表や畳を縫う機械を見てきます。

畳表は農作物なので、天候によって出来、不出来があります。
出来るだけ、安くて品質の良い表を仕入れるのは当然の事ですが、いわゆる材料を吟味する目利きにはまだまだ自信がないのが本音です。

買ったそのときは良くても、3年、5年後の状態を見たらこんなはずではなかったという経験が良くあります。

出来るだけたくさんの経験を積んで目利きをつけるしかないですね。