特定非営利活動法人 被災者応援 愛知ボランティアセンター 公式ブログ

2011年3月17日設立。孤児遺児応援活動、現地ボランティア活動等、現在進行形で被災者応援活動を行っています。

【活動報告】第3回 長野市ボランティア活動報告 その2~りんご農園応援活動part2~

2019年11月11日 13時18分42秒 | 【令和元年(2019年)台風19号】長野市ボランティア

代表の久田です。

中村農園到着後、代表の中村太士さんから、たくさんの熱いお話を聞きました。
その中で、被災後の中村さんを支えていることを紹介します。
中村さんは中村農園の3代目ですが、工業高校を卒業後、金融関係や司法書士関係の仕事をされていたそうです。
就農したのは、おじいさんが亡くなった4年前。

実は就農当時、自分だけ儲かれば良いとの考えで営農していました。
毎日どうすれば稼げるか、規模を増やせば、もっと稼げるか。
人を使っても、金と力で押さえつけていた毎日。
だから僕には仲間なんていませんでした。

でも、転機は訪れます。
当時の農協青年部部長から、宴会の席でここに座れといわれました。そして、
「お前1人が儲かってリンゴ産地維持出来るのか?
お前はリンゴ産地があるから商売出来てるんじゃないのか?
そのリンゴ産地を作ったのは誰だ?
お前の親か?
ちげーだろ、お前の祖父や曽祖父がみんなで力を合わせて作ったんじゃないのか?
お前はリンゴ産地に生かされていて、リンゴ産地がなかったらって考えたことないのか?
お前の役目はそれを後世に伝えるため、仲間と共にリンゴ産地を盛り上げなきゃならないんじないのか?

僕は号泣しました。
そして、その言葉が僕を変えました。

農協青年部の活動にも積極的に行くようになりました。
結果、慕ってくれる仲間も出来ました。
僕を嫌っていた先輩方からお酒を誘われるようになりました。

本当に農業って楽しいって思いました。

でも、それはたった一日、10月12日に崩れました。

でも、僕には青年会議所の仲間や友人、皆が集まってくれて、
他の人たちより2週間も早く自宅、倉庫、店舗の清掃を終えることが出来ました。

でも、僕の農園だけが元に戻っても、リンゴ産地は維持出来ません。
皆が農園に立って議論をする事がスタートラインです。

でも、仲間はまだ自宅の清掃、倉庫の清掃、農園のことを考えられる余力はありません。
だったら、恩返しじゃないけど、今度は僕が仲間を助ける。

それで議論の席に座って欲しい。
そんな気持ちで毎日仲間の家に行っています。
僕ら若手全員立てれば、こんな困難簡単に乗り越えられると信じて・・・

     

青いジャンバーを着た中村さんの熱い想いを高校生は正面から受け止めました。

13人4班で活動。
活動場所は、リンゴ園ではなく、プルーン農園。
若い木は、幹から2mの泥をすべて取り除きます。
大きな木は、伸びた枝の先から1mの泥を取り除きます。
泥の厚さや質は、同じ農園でも少しずつ違っています。

    

    

   

  

ひたすら泥との闘い。
泥かきをしながら、中村さんが大切なことを教えてくれます。
ミミズは土を食べて、浄化するから、農園には大切なんだ。
そのミミズも泥がたまって、息ができなくなって、土の中から出ようとするんだけど、
泥からは抜け出せない。ミミズも助けてやってほしい!


バスの中であいさつをしていただいた、市会議員の青木さん、元衆議院議員の若林さんのフェイスブック投稿を引用します。

〇若林さん
赤沼地区にて。
JC後輩でもある中村君。専業でリンゴやプルーンを作っています

今日は地元A市議と一緒に、朝6時半、愛知県から来た高校生ボランティアを迎えました

中村君のプルーン畑で泥撤去。

愛知ボタンティアセンターの皆さん、三週連続で長野入り。有難い事です

中村君からの提案は、参加してくれた皆さんへ、来年プルーンを送るよ。
そして、出来たら、落ち着いたら、桃の木でも植樹してくれ。
ず~っと、リンゴ産地の我々と繋がっていて欲しい。

彼の被災経験の話の中で、
自分一人だけ立ち直っても意味がない。
仲間が一緒に立ち上がり産地を守っていかなくちゃ、
とても胸を熱くする話でした。

被災して、苦しい思いを外に出さず
笑顔で語る姿に固い信念を観ました。

頑張れ!!太士
One Nagano!!

〇青木さん
今朝は愛知県の14校から高校生43人、大学生2人、引率の先生を含めて総勢55人のボランティアの皆さんに、
長野市赤沼地区のプルーン畑の泥出し応援に来て頂きました!
地元若手農家さんが高校生にアップルラインに広がる農地の復興にかける思いを語って頂いた後、作業にかかりました。
所要の為、一緒に活動出来ませんでしたが、高校生の真剣で輝く瞳が印象的でした。
高校生に応援して頂いた畑のプルーンの木に、来年見事に実をつけたら、
園主から、高校生にプルーンをプレゼントして下さるとの事。楽しみですね!


そして若林さん、青木さん、中村さんはフェイスブックで以下のようなやりとりをされていました。

〇中村さん 
青木先生、素敵なめぐり逢いの機会を作って頂き、誠にありがとうございました。
また、若林先輩も多忙の中いらっしゃっていただき、重ね御礼申し上げます。
高校生の素直な心、自然な笑顔に癒され、とても楽しい時間を過ごせました。
高校生には常に疑問を投げかけ、物事を掘り下げる重要性を伝えました。
また来るよ!
そんな生徒さんたちの言葉で、明日も今日より元気に頑張れそうです。
みんな、本当にありがとう。
君たちのこと、ずっと忘れないよ。
だから君たちも、アップルラインの事覚えていてね。

〇青木さん
正直、中村さんの話に、泣きそうになりました!
高校生が真剣に中村さんの言葉に耳を傾けている姿に、明日への希望を感じました。

〇若林さん
中村君の話も良かったよ。いろいろと困難な事も多いと思いますが、是非、頑張ってください。

〇中村さん
青木先生、彼らが僕の長話を真摯に話を聞く姿、学校では見ないと先生方が仰っていました。
今回彼らが体感した復興支援、きっとたくさん学べたでしょうね。
問題を掘り下げ、精査し、検証する。
これは社会に出れば至極当たり前の事です。
僕の姿を見て、少しでも考え方が変われば、若者の未来はきっと明るく、日本も明るくなるでしょう。1

〇青木さん
中村さん まさに言霊だと思います!心の底からの言葉は、説得力があります!

 

参加した高校生からはすてきな感想をたくさんいただいています。その一部を紹介します。

〇本当に本当にお疲れ様でした。
今回のボランティアに参加するまでは、台風19号ので被害を受けた被災地に向けて、
愛知でも募金活動や先発で行ったボランティアの報告会などをしてきていたので、なんとなく被害について知った気でいました。

それでも、現地に実際に足を運び自分の目で見ることで、やっぱりテレビ等では分からなかったことがたくさんありました。
作業に取り掛かる前に中村さんのお話を聞き、
その中で「来年もまた美味しいりんごを届けてね」と、お客さんからのこの一言で頑張ってきたものが、
たった一日の災害でマイナスからのスタートになってしまったこと、
アップルラインの復興や後継に全力を注いでいる人達の存在、
そして何より「今日はみなさんに畑を綺麗にしてもらうために来てもらったのではなく、
これからも見守り続けてもらうためです」という中村さんからの言葉が印象に残っています。
この言葉から、これからも繋がり続けていたいと強く思いました。

泥が視界一面に広がる中での泥の撤去作業は、本当にできるのか?と思っていましたが、
みんなと一緒だったから最後までやり抜くことが出来ました。
積み上げられた泥をこれからどうするのかと中村さんに質問したところ
「掘った土に微生物をいれて、もう一度元のところに戻そう」という話をされていて、
ポジティブに変換して、中村さん自身も前を向いて進んでいるんだと感じました。

愛知に帰った後も愛知でできる募金活動や、この活動の報告会などを通してたくさんの人に伝えていきたいと思いました。

全長10kmものアップルラインを復興させるにはまだまだ時間がかかると思いますが、
たくさんの人が集えばできることがたくさんあるということを改めて教えてもらえたので、
また必ず長野へ行きたいと思います!
本当にありがとうございました!!


〇これまでイベント等のボランティアはした事がありましたが、災害のボランティアはした事がありませんでした。
学校で募集がかけられた時に自分にも災害にあってしまった方々に何か出来ることはないかと思って参加させて頂きました。

長野市に着き、バスから降りて畑に向かう道中で泥まみれになってしまったりんごの木や腐って道端に転がっているりんごを見て、
災害の深刻さを改めて実感しました。

畑に着き、中村さんのお話しを聞き、泥があると木や土の中の生物たちが息が出来ないということを初めて知ったり、
自分だけがではなく周りも一緒に復興しなければ意味が無いという中村さんの気持ちを知り、
少しでも作業が進めれるように頑張ろう!と思いました。

作業に入ると、想像していないくらいの大変さで1つの小さい木を救うのに10人くらいで30分くらいかかりました。
泥がとても重く、5~10cmくらいの深さまであり、1回スコップで掘ってもほんの少しだけしか進みませんでした。
しかし、途中で挫けそうになっても周りの子達と励ましあって頑張る事が出来ました。
今回、このボランティアに参加して本当によかったと思います。
復興の手助けに少しでもなれたらいいなと思って参加した事で、たくさんの経験たくさんの友達と達成感を得る事が出来ました。
これからもこのボランティアで経験したことを活かしていきたいと思います!

最初はバスで長い時間知らない人と一緒にいることに不安がありました。
しかし、みんなで作業している中でお話ししたりしてたくさんの友達が出来てとても嬉しかったです!
ありがとうございました!

〇このボランティアには国語の先生の紹介で参加しました。
初め話を聞いた時、少しでも災害地の方々の力に慣れればと思い参加しようと思いました。
また私は人の笑顔を見ることが好きなのでこの機会にたくさんの喜ぶ顔がみたいと思い参加しました。

作業をやっていて農園の方が君たちが来てくれたおかげて木が行できるようになったよ、
1日遅くて明日だったらもう死んじゃってたかもしれない、今日来てくれてほんとに嬉しいよ、ありがとうね、
と言われた本当に私は嬉しかったです。
BeforeとAfterの写真を比べるとかなり違ったので頑張った達成感があってとても嬉しかったです。
他の高校の人たちも積極的に話しかけてくれて安心しました。
金曜日の夜ということで、どたばたしていて、とても心配でしたが、先生方が支えてくれたので安心でした。
長いバスで疲れてしまいましたが、農園の方の笑顔を見てとても元気がでました。
作業中に声をかけてもらった時もすごく心強かったです。

今回ボランティアに参加して応援されて自分がどれだけ元気がでるかよくわかったので、
私も応援された分被災者の方々にも少しでも応援したいと思いました。
被災地の方の話を直接聞くことでテレビで見るよりも怖さを知りました。
だからこそ、ボランティアに参加した私たちがもっと色んな人にその事を伝えていきたいと思いました。
そうすることで被災地の方々に少しでも多くの応援が届くと思いました。
災害は自分たちが困ったときに来てもらうのではなく、普段から困ったところがあれば助けにいく、
そうすることで自分たちが困った時にも来てくれる、助け合いだと思いました。

〇自分は去年西日本を襲った豪雨の災害復興ボランティアに参加しました。
中村さんがおっしゃられていた、『たった一日で全てが壊れた。』その言葉と同じことを、昨年被災された方々から聞きました。

その言葉を2回も聞いた事によって、『今あることは当たり前じゃい。逆に幸せなんだ。』と、思いました。
災害の怖さを知っている被災者からの、言葉、メッセージを、その場で聞くことによって、自分の気持ちが変わりました。
ボランティア活動は、どうしても交通費がかかったりしてしまいますが、
被災地に行くことが1番いい経験になると思います。お金以上の、宝物がいっぱい作れます。
ボランティアは、色んな人がいます。なので、人と人が繋がれる、すっごいいい機会だと、思えます。

自分も初めて行った時、今回行った時に、『友達出来るのかな?大丈夫かな?』って、すっごい不安でした。
でも、そう思っていても、被災者の方々から声をかけていただいたり、
ボランティアに参加されている方から、声をかけていただいたりと、その場でしか体験出来ない人の優しさや、強さが体験できます。
どこでもそうですけど、被害が出ないのが1番です。
でも、災害はどうしても起きると思います。だからこそ、人と人との関わりが1番大切だと思います。
自分が被災した時に助けてくれるのは、知らない人です。その時にあなたは、声をかけることが出来ますか?

そうゆう事を体験出来る場所がボランティア活動だと思います。
今回行った時中村農園さんは、りんごの木を助けることがメインでした!
土砂に埋まったりんごの木をみんなで一生懸命掘って、また、美味しいりんごを食べたい。その一心で頑張りました。

中村さんも、人手が足りない中で、『本当に助かりました。』とおっしゃられており、本当に嬉しかったです。
やりがいをその時一番感じることが出来ました!!

力がない人には無理なんじゃない?って思う方がいらっしゃると思うんですが、大丈夫です!
力仕事以外にも、まだまだやることはあります。なので、1人でも多くのボランティアさんが必要です。

中村さんが
『被災された方は、明日への未来を失っています。
明日への未来を作るのも、ボランティア活動してくれてる、皆さんです。
ボランティア活動をしている皆さんは、被災者を笑顔にする、希望の光です。』と、
おっしゃられていた時に、もっとたくさんのボランティアさんが増えれば、
もっともっと被災者の方の笑顔を見られる、助けられる、と思いました。

テレビでは感じられないもの、テレビでは報道されないが、すっごい被害が出ているところは山ほどあります。
繰り返しには、なりますが、本当にボランティアさんの人手が足りないのが、現状です。

ボランティア活動は、一生懸命やることに意味があり、その場でしか体験できないことが、沢山あります。

なので、1度被災地の長野や、千葉、茨城、東京、埼玉の、復興ボランティアに行ってみてください。
自分もまた、機会があれば絶対行きたいと思っています。
被災者の方々が笑顔になる時、その時が一番嬉しくて、一番泣ける場所だと思います。なので、絶対行きたいと思います。


〇今回初めての被災地支援ボランティアに参加させていただいたのですが、
初めは右も左も分からない中に放り込まれて何から手をつければいいかわからないなどと言ったことを連想して、
とても不安な気持ちでいっぱいでした。

実際に行ってみると、土は約15センチぐらいの水気混じりの土があたり一面を占めていました。
でも、ゴミはおちておらず、とてもやりやすい環境の中ボランティア活動の方を出来たことを
不幸中の幸いと言った言葉で表したいと思います。

中村さんの話を聞き、自分はとても涙が出るくらい深入りしてしまいました。
中村さんが言っていたように、「まず第一に、畑の復旧」この言葉を聞いた時、自分は涙腺が崩壊しました。
この意味は、自分の土地のアップルラインが治って直売してもそれでいいと思うのか?
もしもそれでお金を儲けたとしてもそれは意味がない!
この言葉を聞き自分は深く考えさせられました。

自分がだけ復旧して、販売を始めてもそれじゃあ、意味がない。
すべてがそろってやっとアップルラインになる、とおっしゃっていて、
自分のことよりもまずは周り、そして周りの人のことまで気にかけている中村さんがとても輝いていました。

みんなとこうして一緒のところで一緒に働く、笑顔があり、やっぱり、どことなく別れが寂しくなった。
またこういったボランティア活動は積極的に参加をし、そして、もっと多くの人に知ってもらえるように、
少しでもいいから他の人に伝えて、
「今、こうしている間にもたくさんの人が困難な生活になり、助けを求めてる人が沢山いるんだよ」と、伝えていきたいです。
こうして人と人との繋がりをもっともっと、おこしていきたいです!!

今回、参加していた人や、中村さん、看護師の方、先生方、そしてずっと運転をしていた、運転手さんにおおいに感謝を込めて、
このボランティアの感想とさせていただきます。

 

次週(11/23~24)の第5回長野応援ボランティアに、ぜひご参加ください。
(ここをクリックしてください)
現在のところ、最低催行人数に達していません!
皆さんの力が、今、必要です!

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